17 / 34
2章覚醒と事件。
17話剥き出しの心。
しおりを挟む
「ガッ・・・!?」
俺の右腕から放たれた弾丸は皮剥ぎの剥き出しの皮膚を貫いた。
正確に言えば、本来皮膚があるべきところ、だ。
皮剥ぎの顔面は焼けただれたように皮膚が剥がれ落ち、その部分が黒くくすんでいた。
「てめえええええええええ!!あああああああああああああああああああああああ!!」
皮剥ぎは両手で顔を抑えてのたうちまくっている。
「まだ生きてるのか・・・!?」
「あぁ、クソ!!やりやがったな・・・!!俺の顔!!あああああああああああああああ!!・・・あ・・・」
ひとしきり打ち上げられた魚のようにのたうち回った後、皮剥ぎは動かなくなった。
「死んで・・・無いよな・・・?」
皮剥ぎは白目を剥いて気絶している。
ここまでやってまだ死なないのか・・・。
「あれ・・・?なんかこいつ見たことあるな・・・」
何だったかな?
「あ!!こいつ、掲示板の前で俺に話しかけてきたやつじゃん!!」
そう、俺が鑑定を受けたあの日、S級賞金首の掲示板に群がる人ごみに紛れていた、あいつだ。
俺はあの時S級賞金首本人に話しかけられていたのか・・・。
下手をすればあの場で死んでいたかもしれない。
俺の背筋を何か冷たいものが通った気がした。
その時。
「皮剥ぎが現れたのはこっちか!?」
ガチャガチャと音を立てて近づいてきたフルプレートの集団。
王国騎士団だ。
さすがにS級賞金首クラスともなれば団一つが動くのか。
それにしても到着が遅い気がするが。
「・・・ここでのびているのが皮剥ぎか?」
避難民たちに隊長と思しき男が声をかける。
声をかけられた避難民は若干そのプレッシャーに押されつつも頷く。
「っと言うことは、ここにはS級賞金首を撃破した者がいるということか!?」
「は、はい!!」
「どの御仁だ!?礼がしたい!!」
「あ、あの人です」
「あ、あの仮面の?」
やっべ、こっちに来た。
「貴殿が・・・その・・・皮剥ぎを・・・?」
「は、はい、そうですけど」
「にわかには信じられんが・・・いや、避難民たちの証言もある。それにその腕、ここで相当な戦いが繰り広げられたのは想像に難くない。王国騎士団を代表して、避難民たちを守ってくれたこと。礼を言おう」
「いや・・・あの・・・」
フルプレートの男に頭を下げられるのがこんなにも緊張するとは思わなかった。
こんな時、勇者なら何て言うだろう。
「いえ、頭を上げてください。当然の事をしたまでです」
くぅー!!言ってみたかったんだこう言う事!!
「し、しかし・・・我々は所詮国民の危機に間に合わなかったボンクラ・・・」
「そ、そうです・・・日頃から気を引き締めて鍛錬とか言っている割にこの始末・・・」
「国王様に合わせる顔がありません・・・」
「私なんて焦って剣を落としました・・・」
変な所で卑屈な騎士達だな。
「いえいえいえ、本当にやめてくださいよ!!」
フルプレートがお辞儀しまくっててガチャガチャうるさい!!
「で、では後程報酬を渡しに行きます」
「ありがたくいただきます」
「・・・団で」
「出来れば一人で来てほしいんですが・・・」
なんかありがた迷惑な奴らだな。
・・・悪い奴じゃなさそうなんだけど。
「では、回復魔法をこの方にかけて差し上げろ。怪我が酷い」
「・・・え?」
俺は自分の腕を見る。
さっきまでの変形した腕はかろうじて腕の形を留めているだけの肉塊になっていた。
ここで俺は情けないことにショックと出血による貧血で失神したのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「・・・ンダー」
「んぅ?」
「アンダー!!」
「おわっ!?」
「アンダーが起きたっすよー!!」
「へぁっ!?」
目が覚めたら目の前に完治したリフィルの顔があった。
脇腹の穴はふさがっているようだ。
良かった。痕は残っていないようだった。
「「「「アンダーッ!!」」」」
「うおぁっ!?」
「も、もう大丈夫なのか!?」
「ゲンさん!!」
「お前・・・その手ぇ・・・」
「うん?」
俺は自分の手を見る。
確かに少し痕が残ってしまっている。
まぁ、これぐらいなら大丈夫だろう。
「これぐらいなら大丈夫ですよ。それよりもゲンさん達に怪我が残らなくてよかったです」
「ッ・・・良くはねぇんだがな」
「まさか痛みが残っているんですか?」
「そうじゃねぇよ。お前が怪我すんのが良くねぇっつう話だよ」
「そうっすよ!!何っすかあの腕!!死にかけだったじゃないっすか!?」
「そうだそうだ。あんまり無茶してんじゃねぇぞ!!」
「いや、でも・・・」
「「あぁ!?」」
「すんません!!」
何で謝ってんだろ、俺。
「まぁそれで助かったのは事実だしあまり強くは言えねぇんだがな・・・」
「でもでも、もう無茶はしないでくださいっすね!!」
「はいはい」
周りを見渡せば見たことのあるような面々。
何でも屋の皆や今までに依頼に来た国民。
フルプレートの男たちに皮剥ぎ。
・・・皮剥ぎ!?
「な、何であいつがまだいるんだ!?」
「あぁ、今捕縛術式を入念に組んでいるらしいっす」
「へぇ・・・」
捕縛術式ねぇ・・・本来は一人で詠唱するものだが、相手が相手だけに複数人で重ね掛けしているらしい。
魔法で作られた檻の中で、空間に浮かんだ魔方陣から出た光の鎖に縛られている皮剥ぎが見える。
顔は下を向いていて見えない。
意識は・・・無いんだよな?
「おや?お目覚めになられましたか!!」
「おう、隊長」
「見ての通り、現在捕縛術式を組んでいる最中でして!!」
「おぉ・・・凄いな・・・これは・・・」
近くで見ればわかるが、だいぶレベルの高い術だ。
それをこんな数用意するとは・・・さすが王国騎士団、っと言った所か。
「もう移動するんですか?」
「はい!!今は最終段階ですな!!少々お待ちを!!」
「どこに移動させるんですか?」
「取り敢えずは、情けない話ですが、我が国では、このレベルの犯罪者を収監できる収容所がございませんので、少し先にある二コスタリアという国にある魔導収容所に収監します」
魔導王国、ニコスタリア。
魔導王国という名前だけあって、魔法の技術力で発展した国。
国王のほかにそれぞれの属性においてトップレベルの技術力を持つ魔導士達、8人と、それらを束ねる『大魔導』と呼ばれる人間が統治すると言う変わった国だ。
噂によればこの国の魔法技術の殆どは大魔導が発展させた物だと言う。
これから皮剥ぎを収監する収容所、『鎖の螺旋城』と呼ばれる収容所もこの大魔導が作り上げた物だと言われている。
「そんな遠い所まで・・・ご苦労様です」
「いえいえ、これも国の、果ては世界のためですからな!!」
「・・・あが」
「!?」
「アンダー殿!!離れて下さい!!」
「アンダアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ガシャンと大きな音を立てて皮剥ぎは両手を拘束されたまま檻に頭を打ち付ける。
ちょうど目の前に立っていた俺の顔の位置にその頭がある。
「拘束を強化しろ!!急げ!!」
「アンダー!!」
「な、何だよ!?」
「俺はなぁ・・・へへへへっ・・・お前の顔、覚えたぜぇ」
瞼が剥がれかけた瞳で皮剥ぎは俺を見つめる。
「か、仮面は着けているはずだが?」
「そうじゃねぇよ・・・俺は『強欲の罪』、皮剥ぎのカイだ。覚えておけ。また逢う事もあるだろう」
「答えになってねぇよ!!何なんだ!!それ!!」
何だ?強欲の罪?
何の話をしているんだ?こいつは。
「お前とはな・・・俺と同じ臭いがすんだよ・・・」
「な、何を・・・!?」
「さっさと連行しろ!!術を常に掛けながら移動するんだ!!」
「じゃあな!!また逢おうぜぇ!!」
「あ!!おい!!」
皮剥ぎは俺に何かを囁いてから騎士団に連行されて行ってしまった。
「アンダー?」
「あぁ、リフィル・・・」
「大丈夫っすか?まだ具合が悪いんじゃ・・・?」
「いや、そんなことないよ。ありがとう」
まぁ、今は気にしてもしょうがないだろう。
それよりも。
「よっしゃ!!アンダーも起きた事だし、宴にすっぞ!!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」
いつの間にか酒の準備をセッティングしていたロネースルと酒場のおっちゃんがグラスを片手にはしゃいでいた。
そうだ。俺はこの皆を救えたのだ。
俺自身もまだ生きている。
今はそれだけで良いじゃないか。
俺はリフィルの手を引いてその宴へと飛び込むのであった。
俺の右腕から放たれた弾丸は皮剥ぎの剥き出しの皮膚を貫いた。
正確に言えば、本来皮膚があるべきところ、だ。
皮剥ぎの顔面は焼けただれたように皮膚が剥がれ落ち、その部分が黒くくすんでいた。
「てめえええええええええ!!あああああああああああああああああああああああ!!」
皮剥ぎは両手で顔を抑えてのたうちまくっている。
「まだ生きてるのか・・・!?」
「あぁ、クソ!!やりやがったな・・・!!俺の顔!!あああああああああああああああ!!・・・あ・・・」
ひとしきり打ち上げられた魚のようにのたうち回った後、皮剥ぎは動かなくなった。
「死んで・・・無いよな・・・?」
皮剥ぎは白目を剥いて気絶している。
ここまでやってまだ死なないのか・・・。
「あれ・・・?なんかこいつ見たことあるな・・・」
何だったかな?
「あ!!こいつ、掲示板の前で俺に話しかけてきたやつじゃん!!」
そう、俺が鑑定を受けたあの日、S級賞金首の掲示板に群がる人ごみに紛れていた、あいつだ。
俺はあの時S級賞金首本人に話しかけられていたのか・・・。
下手をすればあの場で死んでいたかもしれない。
俺の背筋を何か冷たいものが通った気がした。
その時。
「皮剥ぎが現れたのはこっちか!?」
ガチャガチャと音を立てて近づいてきたフルプレートの集団。
王国騎士団だ。
さすがにS級賞金首クラスともなれば団一つが動くのか。
それにしても到着が遅い気がするが。
「・・・ここでのびているのが皮剥ぎか?」
避難民たちに隊長と思しき男が声をかける。
声をかけられた避難民は若干そのプレッシャーに押されつつも頷く。
「っと言うことは、ここにはS級賞金首を撃破した者がいるということか!?」
「は、はい!!」
「どの御仁だ!?礼がしたい!!」
「あ、あの人です」
「あ、あの仮面の?」
やっべ、こっちに来た。
「貴殿が・・・その・・・皮剥ぎを・・・?」
「は、はい、そうですけど」
「にわかには信じられんが・・・いや、避難民たちの証言もある。それにその腕、ここで相当な戦いが繰り広げられたのは想像に難くない。王国騎士団を代表して、避難民たちを守ってくれたこと。礼を言おう」
「いや・・・あの・・・」
フルプレートの男に頭を下げられるのがこんなにも緊張するとは思わなかった。
こんな時、勇者なら何て言うだろう。
「いえ、頭を上げてください。当然の事をしたまでです」
くぅー!!言ってみたかったんだこう言う事!!
「し、しかし・・・我々は所詮国民の危機に間に合わなかったボンクラ・・・」
「そ、そうです・・・日頃から気を引き締めて鍛錬とか言っている割にこの始末・・・」
「国王様に合わせる顔がありません・・・」
「私なんて焦って剣を落としました・・・」
変な所で卑屈な騎士達だな。
「いえいえいえ、本当にやめてくださいよ!!」
フルプレートがお辞儀しまくっててガチャガチャうるさい!!
「で、では後程報酬を渡しに行きます」
「ありがたくいただきます」
「・・・団で」
「出来れば一人で来てほしいんですが・・・」
なんかありがた迷惑な奴らだな。
・・・悪い奴じゃなさそうなんだけど。
「では、回復魔法をこの方にかけて差し上げろ。怪我が酷い」
「・・・え?」
俺は自分の腕を見る。
さっきまでの変形した腕はかろうじて腕の形を留めているだけの肉塊になっていた。
ここで俺は情けないことにショックと出血による貧血で失神したのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「・・・ンダー」
「んぅ?」
「アンダー!!」
「おわっ!?」
「アンダーが起きたっすよー!!」
「へぁっ!?」
目が覚めたら目の前に完治したリフィルの顔があった。
脇腹の穴はふさがっているようだ。
良かった。痕は残っていないようだった。
「「「「アンダーッ!!」」」」
「うおぁっ!?」
「も、もう大丈夫なのか!?」
「ゲンさん!!」
「お前・・・その手ぇ・・・」
「うん?」
俺は自分の手を見る。
確かに少し痕が残ってしまっている。
まぁ、これぐらいなら大丈夫だろう。
「これぐらいなら大丈夫ですよ。それよりもゲンさん達に怪我が残らなくてよかったです」
「ッ・・・良くはねぇんだがな」
「まさか痛みが残っているんですか?」
「そうじゃねぇよ。お前が怪我すんのが良くねぇっつう話だよ」
「そうっすよ!!何っすかあの腕!!死にかけだったじゃないっすか!?」
「そうだそうだ。あんまり無茶してんじゃねぇぞ!!」
「いや、でも・・・」
「「あぁ!?」」
「すんません!!」
何で謝ってんだろ、俺。
「まぁそれで助かったのは事実だしあまり強くは言えねぇんだがな・・・」
「でもでも、もう無茶はしないでくださいっすね!!」
「はいはい」
周りを見渡せば見たことのあるような面々。
何でも屋の皆や今までに依頼に来た国民。
フルプレートの男たちに皮剥ぎ。
・・・皮剥ぎ!?
「な、何であいつがまだいるんだ!?」
「あぁ、今捕縛術式を入念に組んでいるらしいっす」
「へぇ・・・」
捕縛術式ねぇ・・・本来は一人で詠唱するものだが、相手が相手だけに複数人で重ね掛けしているらしい。
魔法で作られた檻の中で、空間に浮かんだ魔方陣から出た光の鎖に縛られている皮剥ぎが見える。
顔は下を向いていて見えない。
意識は・・・無いんだよな?
「おや?お目覚めになられましたか!!」
「おう、隊長」
「見ての通り、現在捕縛術式を組んでいる最中でして!!」
「おぉ・・・凄いな・・・これは・・・」
近くで見ればわかるが、だいぶレベルの高い術だ。
それをこんな数用意するとは・・・さすが王国騎士団、っと言った所か。
「もう移動するんですか?」
「はい!!今は最終段階ですな!!少々お待ちを!!」
「どこに移動させるんですか?」
「取り敢えずは、情けない話ですが、我が国では、このレベルの犯罪者を収監できる収容所がございませんので、少し先にある二コスタリアという国にある魔導収容所に収監します」
魔導王国、ニコスタリア。
魔導王国という名前だけあって、魔法の技術力で発展した国。
国王のほかにそれぞれの属性においてトップレベルの技術力を持つ魔導士達、8人と、それらを束ねる『大魔導』と呼ばれる人間が統治すると言う変わった国だ。
噂によればこの国の魔法技術の殆どは大魔導が発展させた物だと言う。
これから皮剥ぎを収監する収容所、『鎖の螺旋城』と呼ばれる収容所もこの大魔導が作り上げた物だと言われている。
「そんな遠い所まで・・・ご苦労様です」
「いえいえ、これも国の、果ては世界のためですからな!!」
「・・・あが」
「!?」
「アンダー殿!!離れて下さい!!」
「アンダアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ガシャンと大きな音を立てて皮剥ぎは両手を拘束されたまま檻に頭を打ち付ける。
ちょうど目の前に立っていた俺の顔の位置にその頭がある。
「拘束を強化しろ!!急げ!!」
「アンダー!!」
「な、何だよ!?」
「俺はなぁ・・・へへへへっ・・・お前の顔、覚えたぜぇ」
瞼が剥がれかけた瞳で皮剥ぎは俺を見つめる。
「か、仮面は着けているはずだが?」
「そうじゃねぇよ・・・俺は『強欲の罪』、皮剥ぎのカイだ。覚えておけ。また逢う事もあるだろう」
「答えになってねぇよ!!何なんだ!!それ!!」
何だ?強欲の罪?
何の話をしているんだ?こいつは。
「お前とはな・・・俺と同じ臭いがすんだよ・・・」
「な、何を・・・!?」
「さっさと連行しろ!!術を常に掛けながら移動するんだ!!」
「じゃあな!!また逢おうぜぇ!!」
「あ!!おい!!」
皮剥ぎは俺に何かを囁いてから騎士団に連行されて行ってしまった。
「アンダー?」
「あぁ、リフィル・・・」
「大丈夫っすか?まだ具合が悪いんじゃ・・・?」
「いや、そんなことないよ。ありがとう」
まぁ、今は気にしてもしょうがないだろう。
それよりも。
「よっしゃ!!アンダーも起きた事だし、宴にすっぞ!!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」
いつの間にか酒の準備をセッティングしていたロネースルと酒場のおっちゃんがグラスを片手にはしゃいでいた。
そうだ。俺はこの皆を救えたのだ。
俺自身もまだ生きている。
今はそれだけで良いじゃないか。
俺はリフィルの手を引いてその宴へと飛び込むのであった。
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
転移ですか!? どうせなら、便利に楽させて! ~役立ち少女の異世界ライフ~
ままるり
ファンタジー
女子高生、美咲瑠璃(みさきるり)は、気がつくと泉の前にたたずんでいた。
あれ? 朝学校に行こうって玄関を出たはずなのに……。
現れた女神は言う。
「あなたは、異世界に飛んできました」
……え? 帰してください。私、勇者とか聖女とか興味ないですから……。
帰還の方法がないことを知り、女神に願う。
……分かりました。私はこの世界で生きていきます。
でも、戦いたくないからチカラとかいらない。
『どうせなら便利に楽させて!』
実はチートな自称普通の少女が、周りを幸せに、いや、巻き込みながら成長していく冒険ストーリー。
便利に生きるためなら自重しない。
令嬢の想いも、王女のわがままも、剣と魔法と、現代知識で無自覚に解決!!
「あなたのお役に立てましたか?」
「そうですわね。……でも、あなたやり過ぎですわ……」
※R15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
異世界へ全てを持っていく少年- 快適なモンスターハントのはずが、いつの間にか勇者に取り込まれそうな感じです。この先どうなるの?
初老の妄想
ファンタジー
17歳で死んだ俺は、神と名乗るものから「なんでも願いを一つかなえてやる」そして「望む世界に行かせてやる」と言われた。
俺の願いはシンプルだった『現世の全てを入れたストレージをくれ』、タダそれだけだ。
神は喜んで(?)俺の願いをかなえてくれた。
希望した世界は魔法があるモンスターだらけの異世界だ。
そう、俺の夢は銃でモンスターを狩ることだったから。
俺の旅は始まったところだが、この異世界には希望通り魔法とモンスターが溢れていた。
予定通り、バンバン撃ちまくっている・・・
だが、俺の希望とは違って勇者もいるらしい、それに魔竜というやつも・・・
いつの間にか、おれは魔竜退治と言うものに取り込まれているようだ。
神にそんな事を頼んだ覚えは無いが、勇者は要らないと言っていなかった俺のミスだろう。
それでも、一緒に居るちっこい美少女や、美人エルフとの旅は楽しくなって来ていた。
この先も何が起こるかはわからないのだが、楽しくやれそうな気もしている。
なんと言っても、おれはこの世の全てを持って来たのだからな。
きっと、楽しくなるだろう。
※異世界で物語が展開します。現世の常識は適用されません。
※残酷なシーンが普通に出てきます。
※魔法はありますが、主人公以外にスキル(?)は出てきません。
※ステータス画面とLvも出てきません。
※現代兵器なども妄想で書いていますのでスペックは想像です。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる