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最終話 イチャつく暇もありゃしない
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「パンケーキまだー?」
客の一人がそんなことを言ったのでキレそうになったが、グッと我慢して愛想笑いを浮かべる。
「悪いねー。もう少しで焼けるから」
クッソ! 猫の手も借りたいとはこのことだな。
そんなことを思いならフライ返しでパンケーキをひっくり返した。
喫茶店を始めてそろそろ一年が経つ。
俺の店は、今や行列が出来るほどの人気店に成長した。
客の目当てはパンケーキだ。俺の作るパンケーキは、結構美味いらしい。
最初、出来立てアツアツのパンケーキはネルトニアにだけ出してたのだ。だけどあのやろう……俺のパンケーキは美味いってイリヤに言いやがった。じゃあ食べてみたいとイリヤが言ったので作ってやったところ、大絶賛された。
それからイリヤが魔法研究所の職員に俺のパンケーキを紹介し、さらにその職員が他のやつらにも宣伝したため、俺の店に客が押し寄せる結果となったのだ。
最初の頃は、毎日来る客たちにうんざりしていた。だって俺ってぐうたらだから。でも、俺のパンケーキを食うとみんなキラキラした表情をするので、段々嬉しくなってきてしまった。それで調子に乗って毎日店を開けていたら、このザマだ。
今じゃ休む暇もありゃしねー。ずっとパンケーキを焼いていて、もうクタクタだ。
でも……暇過ぎて死にそうになっていたあの頃に比べたら、今の方が充実してて楽しいかな? なんてな。
※※※※
十五時頃にパンケーキの材料が底をついたので、店を閉めることにした。
まだ外には数人の客が並んでいる。申し訳ない気持ちでいっぱいだが、今日の営業はおしまいだと告げ、帰ってもらった。
一人で片付けをしていると、入り口のベルがカランカランと鳴った。
見ると、そこにはニコニコ微笑んだネルトニアが立っていた。今日は二十代の姿だ。五十代の姿だと、腰が痛くて畑仕事が出来ないんだと。
ネルトニアは結局、魔法研究所には戻らなかった。
研究所で稼いだ使いきれないほどの金があるし、魔法の研究がしたければ実家でも出来るので、もうあくせく働きたくないそうだ。
『なにより、ここにいれば毎日フォルンさんに会えますからね』
そう言ってはにかんだように微笑むネルトニアを見て、コイツマジで可愛いな……と思った。
そんなことを思い出してニヤニヤ笑っていたら、ネルトニアが近づいて来た。
「フォルンさん。今日も大盛況でしたね」
「あぁ。有難いこった」
「そうですね。でも、残念だなぁ。俺もパンケーキ食べたかったな……」
しょんぼりうなだれるネルトニアに向かって、俺はニカリと笑った。
「お前には別のもん作ってやるよ。畑仕事して腹減ってんだろ?」
「わぁ、本当ですか? 嬉しいです!」
最近パンケーキはすぐ完売してしまうので、ネルトニアには別の食いもんを食わせているのだ。
今日はペペロンチーノでいいかな。
俺は戸棚から乾燥パスタを取り出す。たっぷりのお湯を沸かし、そこにパスタを投入する。グツグツと茹だった鍋を見ていたら、ネルトニアがキッチンに入ってきた。どうしたのかと思って眺めていたら、ネルトニアがそっと俺を抱き締めた。
「フォルンさん……。好きです」
俺は苦笑した。
「おいおい。料理中にベタベタすんなよ。あぶねーだろ」
と、言いつつまんざらでもなかったのでネルトニアに軽く寄りかかる。すると、ネルトニアは俺の後頭部に顔をうずめた。
「だって一秒でも早くフォルンさんに触れたかったから」
「はは。お前本当赤ちゃんみたいだよな」
俺の言葉に、ネルトニアもふふっと笑った。
二人でクスクスと笑い合っていたら、ネルトニアの手が伸びてきて、俺の胸に触れた。
そのまま優しく揉まれる。
「赤ちゃんはこんなことしませんよ?」
確かに、赤ちゃんはこんなエロい触り方はしねーな。ふふ……。ネルトニアめ、ヤリてーんだな?
俺はすぐにその気になった。どんなときでも求められたらその気になってしまう……それが俺だ。
体の向きを変えて、ネルトニアと向かい合う。
ネルトニアの首に腕を巻き付けると、ぐっと背伸びして唇を押し付けた。ネルトニアは待ってましたと言わんばかりにキスに応じる。
夢中で口内を舐め合っていたら、ネルトニアが唇を離した。俺を抱きかかえ、店に移動しようとする。
「待てよ。せめて、火を消せ」
「あ、そうでした」
鍋の火を止めたネルトニアは、もう一度がっついたようにキスをした。そのまま俺を横抱きにし、店の中まで歩いてゆく。
テーブルにそっと下ろされると、上からネルトニアがのしかかってきた。
今日のネルトニアは飢えているらしく、動きが荒々しい。愛撫もそこそこに、俺のスラックスを脱がしにかかる。俺の尻穴は期待にヒクヒクと蠢いた。
――その時だった。
「ネル様ー! 助けてください!」
突然入り口のドアが開き、イリヤが飛び込んできたのだ。
「……」
「……」
「……」
俺たち三人は目を見開き、ぽかーんと口を開けて見つめ合った。
「あれ? イリヤ? なんでネルトニアがここにいること知ってるんだ?」
俺の呑気な問いかけに、イリヤはしどろもどろになって答えた。
「あ……。ネル様のお父様に聞いて……」
それだけ言うと、徐々に顔が赤くなっていった。
「と言うか、店の中で何やってるんですかアンタたち!! さすがに不謹慎ですよ!?」
はは。確かに仕事場でセックスはちょっと不謹慎だったな。
俺はヘラヘラ笑って誤魔化したのだが、ネルトニアは真っ赤になって、『す、すまない!!!』と謝ったのだった。
※※※※
慌てて服の乱れを直すと、三人で椅子に座った。
ネルトニアは相当恥ずかしかったようで、イリヤと目を合わせないように必死にうつむいている。
そんなネルトニアに苦笑してから、俺はイリヤに顔を向けた。
「イリヤ。なにしに来たんだよ」
イリヤも頰を赤らめ気まずそうに俺たちから目を逸らしていたが、俺の言葉にハッとした。
「そうだ! ネル様ー、魔法研究所でトラブルが発生したんですよー! 今すぐ来てください!」
「おいおい。またそれかよ。コイツはもう退職してるんだぞ? いちいちネルトニアに頼るなよ」
そう……、こんなことはしょっちゅうなのだ。
ネルトニアはよほど優秀な人材だったらしい。
ネルトニアが魔法研究所を辞めたあとも、何かあるたびにイリヤなどの職員が、仕事について聞きにくるのだ。
ネルトニアは困ったようにぽりぽりと鼻をかいた。
「それは俺じゃなきゃ対処できないのか?」
「僕たちじゃお手上げなんですよ~!」
半泣きのイリヤを見て、本当に困っているのが察せられた。
……仕方ねーなぁ。
俺はネルトニアの方へ顔を向ける。
「ネルトニア。行ってやれよ」
俺の言葉に、ネルトニアはむーっと口を尖らせた。
「せっかくフォルンさんと甘い時間を過ごせると思っていたのに……」
「俺とはいつでも会えるだろう?」
「……でも」
俺は椅子から立ち上がり、ネルトニアの頭をわしゃわしゃ撫でてやった。
「帰ってきたらたっぷり甘やかしてやるから行ってこい」
ネルトニアはしばらく拗ねたような表情をしていたが、諦めたのかハァーとため息をついた。
「……分かりました。今日中に帰ってくるので、待っていてくれませんか?」
「いいぞ。晩飯二人分作っとく」
ネルトニアは嬉しそうな表情で、『はいっ』と返事をした。
「じゃあイリヤ。魔法研究所に向かうぞ」
「はい! ありがとうございます、フォルンさん!!」
二人は立ち上がると、急いで店を出て行った。
そんな二人を見送ったあと、俺はまた片付けを再開する。
皿を洗いながら一人で苦笑した。
ふふ……。デキル男を恋人にもつと大変だな。あっちこっち引っ張りだこだ。
でも、それがなんか誇らしい。ネルトニアはすげーだろってみんなに自慢したい気分だ。
青髪……いや、アーリヤは本当にバカなことをしたなと思う。
アーリヤは、あの後仕事を辞めたらしい。
魔法研究所の職員から大顰蹙を買ったのが原因だ。
それはそうだろう。アーリヤの浮気が原因で、ネルトニアは仕事を辞めてしまったのだ。ネルトニアは魔法研究所の財産だと言ってもいい。そんなやつを退職に追い込んだのだから、他の職員から相当恨まれて、居場所が無くなってしまったらしい。
ちょっと可哀想かなと思ったけど、魔法研究所で働いていたと言う実績があればどこでも雇ってくれるだろうし、まぁいいやと気にしないことにした。
それよりネルトニアだ。
晩飯はここで食べるって言っていたから、準備しなきゃな。なに作ろう? アイツ鍋とか好きなんだよなー。よし。そろそろ涼しくなってきたし、鍋にするか。
そんなことを考えながら、俺はネルトニアが帰ってくるのをウキウキとした気持ちで待ち続けたのだった。
客の一人がそんなことを言ったのでキレそうになったが、グッと我慢して愛想笑いを浮かべる。
「悪いねー。もう少しで焼けるから」
クッソ! 猫の手も借りたいとはこのことだな。
そんなことを思いならフライ返しでパンケーキをひっくり返した。
喫茶店を始めてそろそろ一年が経つ。
俺の店は、今や行列が出来るほどの人気店に成長した。
客の目当てはパンケーキだ。俺の作るパンケーキは、結構美味いらしい。
最初、出来立てアツアツのパンケーキはネルトニアにだけ出してたのだ。だけどあのやろう……俺のパンケーキは美味いってイリヤに言いやがった。じゃあ食べてみたいとイリヤが言ったので作ってやったところ、大絶賛された。
それからイリヤが魔法研究所の職員に俺のパンケーキを紹介し、さらにその職員が他のやつらにも宣伝したため、俺の店に客が押し寄せる結果となったのだ。
最初の頃は、毎日来る客たちにうんざりしていた。だって俺ってぐうたらだから。でも、俺のパンケーキを食うとみんなキラキラした表情をするので、段々嬉しくなってきてしまった。それで調子に乗って毎日店を開けていたら、このザマだ。
今じゃ休む暇もありゃしねー。ずっとパンケーキを焼いていて、もうクタクタだ。
でも……暇過ぎて死にそうになっていたあの頃に比べたら、今の方が充実してて楽しいかな? なんてな。
※※※※
十五時頃にパンケーキの材料が底をついたので、店を閉めることにした。
まだ外には数人の客が並んでいる。申し訳ない気持ちでいっぱいだが、今日の営業はおしまいだと告げ、帰ってもらった。
一人で片付けをしていると、入り口のベルがカランカランと鳴った。
見ると、そこにはニコニコ微笑んだネルトニアが立っていた。今日は二十代の姿だ。五十代の姿だと、腰が痛くて畑仕事が出来ないんだと。
ネルトニアは結局、魔法研究所には戻らなかった。
研究所で稼いだ使いきれないほどの金があるし、魔法の研究がしたければ実家でも出来るので、もうあくせく働きたくないそうだ。
『なにより、ここにいれば毎日フォルンさんに会えますからね』
そう言ってはにかんだように微笑むネルトニアを見て、コイツマジで可愛いな……と思った。
そんなことを思い出してニヤニヤ笑っていたら、ネルトニアが近づいて来た。
「フォルンさん。今日も大盛況でしたね」
「あぁ。有難いこった」
「そうですね。でも、残念だなぁ。俺もパンケーキ食べたかったな……」
しょんぼりうなだれるネルトニアに向かって、俺はニカリと笑った。
「お前には別のもん作ってやるよ。畑仕事して腹減ってんだろ?」
「わぁ、本当ですか? 嬉しいです!」
最近パンケーキはすぐ完売してしまうので、ネルトニアには別の食いもんを食わせているのだ。
今日はペペロンチーノでいいかな。
俺は戸棚から乾燥パスタを取り出す。たっぷりのお湯を沸かし、そこにパスタを投入する。グツグツと茹だった鍋を見ていたら、ネルトニアがキッチンに入ってきた。どうしたのかと思って眺めていたら、ネルトニアがそっと俺を抱き締めた。
「フォルンさん……。好きです」
俺は苦笑した。
「おいおい。料理中にベタベタすんなよ。あぶねーだろ」
と、言いつつまんざらでもなかったのでネルトニアに軽く寄りかかる。すると、ネルトニアは俺の後頭部に顔をうずめた。
「だって一秒でも早くフォルンさんに触れたかったから」
「はは。お前本当赤ちゃんみたいだよな」
俺の言葉に、ネルトニアもふふっと笑った。
二人でクスクスと笑い合っていたら、ネルトニアの手が伸びてきて、俺の胸に触れた。
そのまま優しく揉まれる。
「赤ちゃんはこんなことしませんよ?」
確かに、赤ちゃんはこんなエロい触り方はしねーな。ふふ……。ネルトニアめ、ヤリてーんだな?
俺はすぐにその気になった。どんなときでも求められたらその気になってしまう……それが俺だ。
体の向きを変えて、ネルトニアと向かい合う。
ネルトニアの首に腕を巻き付けると、ぐっと背伸びして唇を押し付けた。ネルトニアは待ってましたと言わんばかりにキスに応じる。
夢中で口内を舐め合っていたら、ネルトニアが唇を離した。俺を抱きかかえ、店に移動しようとする。
「待てよ。せめて、火を消せ」
「あ、そうでした」
鍋の火を止めたネルトニアは、もう一度がっついたようにキスをした。そのまま俺を横抱きにし、店の中まで歩いてゆく。
テーブルにそっと下ろされると、上からネルトニアがのしかかってきた。
今日のネルトニアは飢えているらしく、動きが荒々しい。愛撫もそこそこに、俺のスラックスを脱がしにかかる。俺の尻穴は期待にヒクヒクと蠢いた。
――その時だった。
「ネル様ー! 助けてください!」
突然入り口のドアが開き、イリヤが飛び込んできたのだ。
「……」
「……」
「……」
俺たち三人は目を見開き、ぽかーんと口を開けて見つめ合った。
「あれ? イリヤ? なんでネルトニアがここにいること知ってるんだ?」
俺の呑気な問いかけに、イリヤはしどろもどろになって答えた。
「あ……。ネル様のお父様に聞いて……」
それだけ言うと、徐々に顔が赤くなっていった。
「と言うか、店の中で何やってるんですかアンタたち!! さすがに不謹慎ですよ!?」
はは。確かに仕事場でセックスはちょっと不謹慎だったな。
俺はヘラヘラ笑って誤魔化したのだが、ネルトニアは真っ赤になって、『す、すまない!!!』と謝ったのだった。
※※※※
慌てて服の乱れを直すと、三人で椅子に座った。
ネルトニアは相当恥ずかしかったようで、イリヤと目を合わせないように必死にうつむいている。
そんなネルトニアに苦笑してから、俺はイリヤに顔を向けた。
「イリヤ。なにしに来たんだよ」
イリヤも頰を赤らめ気まずそうに俺たちから目を逸らしていたが、俺の言葉にハッとした。
「そうだ! ネル様ー、魔法研究所でトラブルが発生したんですよー! 今すぐ来てください!」
「おいおい。またそれかよ。コイツはもう退職してるんだぞ? いちいちネルトニアに頼るなよ」
そう……、こんなことはしょっちゅうなのだ。
ネルトニアはよほど優秀な人材だったらしい。
ネルトニアが魔法研究所を辞めたあとも、何かあるたびにイリヤなどの職員が、仕事について聞きにくるのだ。
ネルトニアは困ったようにぽりぽりと鼻をかいた。
「それは俺じゃなきゃ対処できないのか?」
「僕たちじゃお手上げなんですよ~!」
半泣きのイリヤを見て、本当に困っているのが察せられた。
……仕方ねーなぁ。
俺はネルトニアの方へ顔を向ける。
「ネルトニア。行ってやれよ」
俺の言葉に、ネルトニアはむーっと口を尖らせた。
「せっかくフォルンさんと甘い時間を過ごせると思っていたのに……」
「俺とはいつでも会えるだろう?」
「……でも」
俺は椅子から立ち上がり、ネルトニアの頭をわしゃわしゃ撫でてやった。
「帰ってきたらたっぷり甘やかしてやるから行ってこい」
ネルトニアはしばらく拗ねたような表情をしていたが、諦めたのかハァーとため息をついた。
「……分かりました。今日中に帰ってくるので、待っていてくれませんか?」
「いいぞ。晩飯二人分作っとく」
ネルトニアは嬉しそうな表情で、『はいっ』と返事をした。
「じゃあイリヤ。魔法研究所に向かうぞ」
「はい! ありがとうございます、フォルンさん!!」
二人は立ち上がると、急いで店を出て行った。
そんな二人を見送ったあと、俺はまた片付けを再開する。
皿を洗いながら一人で苦笑した。
ふふ……。デキル男を恋人にもつと大変だな。あっちこっち引っ張りだこだ。
でも、それがなんか誇らしい。ネルトニアはすげーだろってみんなに自慢したい気分だ。
青髪……いや、アーリヤは本当にバカなことをしたなと思う。
アーリヤは、あの後仕事を辞めたらしい。
魔法研究所の職員から大顰蹙を買ったのが原因だ。
それはそうだろう。アーリヤの浮気が原因で、ネルトニアは仕事を辞めてしまったのだ。ネルトニアは魔法研究所の財産だと言ってもいい。そんなやつを退職に追い込んだのだから、他の職員から相当恨まれて、居場所が無くなってしまったらしい。
ちょっと可哀想かなと思ったけど、魔法研究所で働いていたと言う実績があればどこでも雇ってくれるだろうし、まぁいいやと気にしないことにした。
それよりネルトニアだ。
晩飯はここで食べるって言っていたから、準備しなきゃな。なに作ろう? アイツ鍋とか好きなんだよなー。よし。そろそろ涼しくなってきたし、鍋にするか。
そんなことを考えながら、俺はネルトニアが帰ってくるのをウキウキとした気持ちで待ち続けたのだった。
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