上 下
7 / 17

情事

しおりを挟む
ソフィアの元婚約者の暴言に俺はかなり腹を立てていた。

彼女の心の傷はどれだけ深いのだろう。



先日の寝ているソフィアを襲った罪悪感が拭えず、ここ最近、彼女を避けていた。

今まで通りしていたら、また彼女を襲うかもしれない。



嫁入り前の十六歳の少女だ。

いくら好意を持たれているとはいえ、彼女の同意無しなんて最低だ。

俺はなるべくソフィアと距離をおくことにした。







「神父様に嫌われたくないんです」

ソフィアが泣き出したときは、死ぬほど自分のしでかしたことを後悔した。

嫌うなんてありえない。

好き過ぎて頭がおかしくなりそうだ。

ソフィアを見るたび、抱きしめたい気持ちが高ぶる。





「手にキスしてごめんなさい」



いや、謝らないでくれっ!

むしろ、ご褒美だ。

俺にキスを沢山してくれ。





俺は気づくと、ソフィアに口づけをした。

彼女のぷるっとした唇にむしゃぶりつくと、うなじを撫で回し、首すじを舐めた。

ソフィアの匂いを一気に吸い込む。

甘美な匂いで理性が飛びそうだった。





「ソフィア、二人きりになりたい。俺の部屋に来て」

職員室だと、誰が来るかわからない。

孤児院から少し離れた職員用の寮があり、俺は彼女を連れて行った。





部屋につくなり、ソフィアのスカートを託しあげ、大事なところを舐める。



「し、神父様ぁ、そこは汚いですぅ。アッ、ンッ」

「ソフィアに汚いところなんてないよ。指入れるね。痛かったら言って」



俺は指をソフィアの濡れているところに少しづつ入れていく。

ソフィアは俺の指に絡みつき、腰をうねらせた。

ソフィアの足がガクガク震えていて、俺にしがみついた。

ソフィアが立っているのもやっとなので、俺は指を抜き、ソフィアをベッドに寝かせた。







俺自身も限界だった。

今すぐ、ソフィアの中に入りたい。

グチャグチャにかき混ぜて、ソフィアをドロドロにさせたかった。

元婚約者を忘れるくらい、身体に俺でいっぱいにしたい。





「ソフィア、痛くない?」

指が一本、二本と増やし、じっくりと慣らしていく。

ソフィアはコクコクと頷き、喘ぐのを堪えていた。



可愛らしい声を聞きたい。

ソフィアの喘ぎ声は、俺の頭の奥をジンジンとさせる。

俺の下半身が痛いくらいそそりたつと、俺はゆっくりとソフィアの中に入っていく。



「ああっ、ンンッ」

ソフィアは身体を強張らせ、俺にしがみつく。



「ソフィア、体の力抜いて。口開けて」

ソフィアは言われるまま口を開けると、俺は舌を絡ませ吸い込んだ。



「んーーっ、ンッンンッ」

俺は奥を突くと、ソフィアは腰を浮かせビクビクと身体を痙攣させた。

逃がせまいとし、腰を抱き寄せ、さらに腰を打ち付けた。



「ああッ、神父様ぁ、お、おかしくなりゅ」

「神父様じゃなくて、ミカエルって呼んで」

俺は次第に早く腰を動かす。



「アッ、アッ、ミぃ、ミカエル様ぁ。うきゅぅ」

ソフィアは達すると潮を吹いた。





俺ので喜んでくれてる。

さらに動きを速くし、腰を打ち付ける。



「ミ、ミカエル様ぁあ、いやぁ、こ、壊れる、壊れちゃう」



壊れておかしくなれよ、ソフィア。

俺じゃないと、ダメになる身体にしてやる。

奥を打ち付けるたびにソフィアは喘ぎまくる。





座位の体位に変えソフィアを膝に座らせると、下から打ち付けた。



「あぅ、うギュ、厶、ムリぃ。お願いぃ、抜いてぇ」

「ソフィア、もうちょっとだけ。ね?」

俺はソフィアの奥に何度も突く。



「ああッ、イクゥ、イッた、イッてるからぁ。抜いて、抜いてぇ」

俺はソフィアの言うまま、抜いた。



「ハァハァ、ミカエル様?!」

「なぁに? 抜いたよ?」

「あ、あの、その……」

ソフィアはしきりに太ももをモジモジさせていた。





「ミカエル様、つ、続きはされないのですか?」

「ミカエルって呼んで。続きって?」

俺はすっとぼけた。



「ミカエルのが欲しくの」

ソフィアは頬を赤らめ上目遣いで見る。



ソフィアの可愛らしい願いを俺は叶えた。

グリグリと中に遠慮なく入れていく。



「ミカエル、気持ちいいよぉ。もっと、もっとぉ」

懇願するソフィアに俺は激しく腰を振る。



「ミカエルぅ、好きぃ、好きなのぉ」

「ソフィア、俺も。アッ、イクッ」

ソフィアの中に思いきり射精した。



このまま、ソフィアが孕めばいいのに。

朝まで俺達は愛し合った。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

王命を忘れた恋

水夏(すいか)
恋愛
『君はあの子よりも強いから』  そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。  強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?  そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。

私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?

新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。 ※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!

最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません

abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。 後宮はいつでも女の戦いが絶えない。 安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。 「どうして、この人を愛していたのかしら?」 ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。 それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!? 「あの人に興味はありません。勝手になさい!」

【本編完結】若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!

はづも
恋愛
本編完結済み。番外編がたまに投稿されたりされなかったりします。 伯爵家に生まれたカレン・アーネストは、20歳のとき、幼馴染でもある若き公爵、ジョンズワート・デュライトの妻となった。 しかし、ジョンズワートはカレンを愛しているわけではない。 当時12歳だったカレンの額に傷を負わせた彼は、その責任を取るためにカレンと結婚したのである。 ……本当に好きな人を、諦めてまで。 幼い頃からずっと好きだった彼のために、早く身を引かなければ。 そう思っていたのに、初夜の一度でカレンは懐妊。 このままでは、ジョンズワートが一生自分に縛られてしまう。 夫を想うが故に、カレンは妊娠したことを隠して姿を消した。 愛する人を縛りたくないヒロインと、死亡説が流れても好きな人を諦めることができないヒーローの、両片想い・幼馴染・すれ違い・ハッピーエンドなお話です。

忌むべき番

藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」 メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。 彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。 ※ 8/4 誤字修正しました。 ※ なろうにも投稿しています。

【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?

碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。 まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。 様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。 第二王子?いりませんわ。 第一王子?もっといりませんわ。 第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は? 彼女の存在意義とは? 別サイト様にも掲載しております

王妃の手習い

桃井すもも
恋愛
オフィーリアは王太子の婚約者候補である。しかしそれは、国内貴族の勢力バランスを鑑みて、解消が前提の予定調和のものであった。 真の婚約者は既に内定している。 近い将来、オフィーリアは候補から外される。 ❇妄想の産物につき史実と100%異なります。 ❇知らない事は書けないをモットーに完結まで頑張ります。 ❇妄想スイマーと共に遠泳下さる方にお楽しみ頂けますと泳ぎ甲斐があります。

私の恋が消えた春

豆狸
恋愛
「愛しているのは、今も昔も君だけだ……」 ──え? 風が運んできた夫の声が耳朶を打ち、私は凍りつきました。 彼の前にいるのは私ではありません。 なろう様でも公開中です。

処理中です...