えっ、私生まれ変わりました?

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中等部

16 自然教室⑤(お兄ちゃん達)

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詩織達が、自然教室で山の近くの学園の宿泊施設に2泊3日で行くようだ。俺と優司と大翔も中等部の時に行ったな...。あれはクラスが仲良くなるきっかけになって、楽しかった思い出だ。
だが今回は、まだ伊藤美姫って子の問題が解決してないのに、詩織を行かせて大丈夫なのか?不安しかないんだが、休ませるわけにもいかないしな...。




「詩織ちゃん達、そろそろ自然教室に行く時期だろ?」
「あぁ、来週に自然教室がある。」
「大丈夫なのか?まだあの問題は解決してないだろ?」
「まだ解決してないな...。どうやら、まだ目の敵にされてるみたいだしな。」
「そんなんで行かせて大丈夫なのか?」
「いやいや、休めって言えるか~?海香達と買い物行ったりして、ウキウキで自然教室の準備してるんだぞ!」
「それは言えないよな...。でも心配だ。」
「とりあえず行動班と宿泊部屋は別になったらしいぞ。」
「翔太達が動いたか...。まぁ、詩織の為に動くのは当然だな。」
「護衛騎士を目指してるんだから当たり前だろ。このぐらい対処できなきゃ、話にならん。」
「考えたんだが、レーヴェも自然教室に行かせたらどうだ?ヴォルもいるが、レーヴェもいたら少しは安心だろ?」
「確かに...。」
「レーヴェは翔太達とは会ったことあるか?」
「あぁ、詩織ちゃんのとこに行ってる時に触れあってるはずだ。」
「じゃあ他の2人のメンバーか...。確か班は6人グループだろ。」
「自然教室に行く前にレーヴェに会わせなきゃだな。」
「ハルバートはレーヴェを通じて詩織といつでも連絡とれるだろ?」
「あぁ。」
「じゃあ詩織にはレーヴェとの行動は絶対だと言い聞かせとくか。」
「ヴォルがいれば安心だとは思うが、100%の保障はないからな。」
「あぁ、とりあえず詩織ちゃんに危ないことをしないようにとひとりにならないように、3人で言い聞かせるか...。」
「そーだな。本人、自分はしっかり者だと思ってるからな。念には念を!」


本当に何事もなく、楽しい思い出だけをつくって帰ってくることを願うよ...。
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