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昼食はお子様ランチでした
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二人のニコニコ視線を感じながらオレンジジュースを飲み終えたところで、昼食の準備ができたとマチルダさんが呼びにきました。
またハルバートさんが私を抱き上げようとしたんですが、ここは断ってみました。
あっ、その"ガーン"って顔なんですか?そんなにショックなことでしょうか?
「ハルバートさん、私、自分で歩けます!アマリさん、私の靴ってありますか?」
室内だからスリッパ的なのはありますかね?靴はオーダーメイドじゃないとダメって言われてるし...。
「いおり様の靴ですか?靴はオーダーすると伺ってるので、まだご用意できていません。室内で履くようなルームシューズならあると思いますが、お持ちしますか?」
「はい、お願いします。」
いつまでもハルバートさんの抱っこで移動ってわけにもいきませんよね?
それに【黒】の方々に見られてるはずですから、ハルバートさんに甘えた姿ばかり見せられません。本来の私は19歳って知られてるだろうし。
「ハルバートさん、今日は私と手を繋いで歩いてください。私もこの身体(5歳児)に慣れなきゃいけませんからね。」
「そうか、そうだよな。いおりは19歳だったんだもんな。久々の幼児だし、不都合の確認も大事だよな...。」
「いおり様、こちらはどうでしょう?」
あっ、モコモコルームシューズ。履き口がゴムなので、歩いて脱げることもなさそうです。
「はい、それを履きます。」
「アマリ、それを貸してくれ。俺が履かせる。」
ハルバートさーん、それぐらい自分で履けますよ...。安定の5歳児扱い...。もう開き直ってお世話されるべき?
ちゃんとハルバートさんと手をつないで部屋移動しましたよ。ただハルバートさんが背が高いので、幼児との手つなぎは大変だとわかりました...。
食事をする部屋ダイニング?に入ると、もうレオナルドさんが着席していました。
レオナルドさんの他に3人の女性も着席しています。
「いおり様、お待ちしておりました。こちらに座っているのが、私の妻と娘達です。」
3人とも綺麗な方です。娘さん達は奥様似なんですね。
「いおり様、主人から話は聞いております。なんでもおっしゃってくださいね。」
「いおりです。これからお世話になります。よろしくお願いします。」
「まぁまぁ、お可愛らしいですわ。」
「ホントね~。私たちのことは姉だと思って、甘えてもらえると嬉しいですわ。」
「そうだぞ、いおり。なんでもわがまま言って大丈夫だからな。じゃんじゃん甘えとけ。」
食事が運ばれてきました。
なんと!?私の分は、お子様ランチのようです。くまさん型のチキンライス、ハートのハンバーグ、人参・ポテトは星型、唐揚げ・ハートの卵焼き、タコさんウインナー...。おかずはどれも一口で食べられるサイズになってます。
実は私、こういうの初めてなんです。実の親にはこんなことしてもらえませんでしたから。
可愛い~。テンション上がりますよ。
それにこれは、私の為だけに作られた物ですもんね。
「喜んでもらえましたかな?」
「はい。可愛いし、すごく美味しいそうです。」
「良かったなー、いおり。ちゃんと子供用スプーンとフォークもあるし、これなら自分で食べられるな。」
私、箸も使えると思いますよ。
またハルバートさんが私を抱き上げようとしたんですが、ここは断ってみました。
あっ、その"ガーン"って顔なんですか?そんなにショックなことでしょうか?
「ハルバートさん、私、自分で歩けます!アマリさん、私の靴ってありますか?」
室内だからスリッパ的なのはありますかね?靴はオーダーメイドじゃないとダメって言われてるし...。
「いおり様の靴ですか?靴はオーダーすると伺ってるので、まだご用意できていません。室内で履くようなルームシューズならあると思いますが、お持ちしますか?」
「はい、お願いします。」
いつまでもハルバートさんの抱っこで移動ってわけにもいきませんよね?
それに【黒】の方々に見られてるはずですから、ハルバートさんに甘えた姿ばかり見せられません。本来の私は19歳って知られてるだろうし。
「ハルバートさん、今日は私と手を繋いで歩いてください。私もこの身体(5歳児)に慣れなきゃいけませんからね。」
「そうか、そうだよな。いおりは19歳だったんだもんな。久々の幼児だし、不都合の確認も大事だよな...。」
「いおり様、こちらはどうでしょう?」
あっ、モコモコルームシューズ。履き口がゴムなので、歩いて脱げることもなさそうです。
「はい、それを履きます。」
「アマリ、それを貸してくれ。俺が履かせる。」
ハルバートさーん、それぐらい自分で履けますよ...。安定の5歳児扱い...。もう開き直ってお世話されるべき?
ちゃんとハルバートさんと手をつないで部屋移動しましたよ。ただハルバートさんが背が高いので、幼児との手つなぎは大変だとわかりました...。
食事をする部屋ダイニング?に入ると、もうレオナルドさんが着席していました。
レオナルドさんの他に3人の女性も着席しています。
「いおり様、お待ちしておりました。こちらに座っているのが、私の妻と娘達です。」
3人とも綺麗な方です。娘さん達は奥様似なんですね。
「いおり様、主人から話は聞いております。なんでもおっしゃってくださいね。」
「いおりです。これからお世話になります。よろしくお願いします。」
「まぁまぁ、お可愛らしいですわ。」
「ホントね~。私たちのことは姉だと思って、甘えてもらえると嬉しいですわ。」
「そうだぞ、いおり。なんでもわがまま言って大丈夫だからな。じゃんじゃん甘えとけ。」
食事が運ばれてきました。
なんと!?私の分は、お子様ランチのようです。くまさん型のチキンライス、ハートのハンバーグ、人参・ポテトは星型、唐揚げ・ハートの卵焼き、タコさんウインナー...。おかずはどれも一口で食べられるサイズになってます。
実は私、こういうの初めてなんです。実の親にはこんなことしてもらえませんでしたから。
可愛い~。テンション上がりますよ。
それにこれは、私の為だけに作られた物ですもんね。
「喜んでもらえましたかな?」
「はい。可愛いし、すごく美味しいそうです。」
「良かったなー、いおり。ちゃんと子供用スプーンとフォークもあるし、これなら自分で食べられるな。」
私、箸も使えると思いますよ。
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