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剣聖のおっぱいを揉む!

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 浴場の中には湯気が充満していた。
 カリナはちょうど今から体を洗おうとしていたところだったようだ。

「きゃ、きゃああああっ! ご、ご主人様! 何を!?」

 カリナがそう叫び、自身の胸を隠す。
 胸を隠して下隠さず。
 大切なところが見えているぞ。

「貴族である俺を差し置いて、先に入るとはどういう了見だ。弁解があるなら言ってみろ、従者カリナと、剣聖サーシャよ」

 俺は全裸のまま仁王立ちして、そう言う。

「……それはクロム坊っちゃんが……」

「ええい! 言い訳無用! 相応の罰を覚悟することだな!!」

 サーシャの弁解の言葉を、俺は強引に断ち切る。
 客観的に見ればムチャクチャを言っているのは俺なのだが――

「……ごめんね。なら、直ちに退去させてもらう……」

「も、申し訳ありませんでした」

 サーシャとカリナがそう言って頭を下げる。
 貴族である俺に、彼女たちが逆らえるわけがないのだ。

「まあ待て。些細な行き違いにより、罰を与えるのも心苦しい。相応の態度を見せれば、許してやらんでもないぞ?」

 我ながら言っていることがムチャクチャである。
 だが、サーシャもカリナも、俺の提案を受けざるを得ない。
 貴族である俺が黒だと言えば、白も黒になるのだ。

「……何をすればいいの……?」

「サーシャはその洗い場のイスに座れ。俺が手ずから背中を流してやろうではないか」

「……なるほど。それが目的……」

 俺の意図を見抜き、サーシャが小さくため息をつく。
 俺が本心からこのようなムチャクチャを言っているのではなく、何らかの目的があることはバレバレか。
 そしてそれがこのセクハラだということまで見抜かれてしまった。
 まあ、誰でもわかるか。

「……ん。さあ、好きにすればいい……」

 全裸のサーシャが小さなイスに腰掛ける。
 俺は彼女の姿を背後から堪能する。
 儚げで美しい背中だ。
 剣術の稽古中に見せる高い戦闘能力からは想像もつかない。

「では、遠慮なく」

 俺は石鹸を泡立て、自分の手を泡まみれにする。
 そして、彼女の胸に手を伸ばした。

「ほう。これは……」

 小さいおっぱいだ。
 エルフの種族特性の通りである。
 13歳のカリナよりも小さい。
 しかしこれはこれで、悪くないものだ。

「……クロム坊っちゃん。少し恥ずかしい……」

「ふははははははっ!! そう言うな!」

 俺は高笑いしながらサーシャのおっぱいを揉みしだく。

「……んぅ……。くすぐったい……」

 サーシャが身を震わせる。

「……サーシャ師匠、大丈夫ですか……?」

 カリナの声が聞こえる。
 心配しているようだ。

「……平気。少しだけ我慢していれば終わる……」

 サーシャがそう答える。

「ふははははっ。その通りだカリナ。大人しくそこで見ているがよい」

 俺はサーシャの小さなおっぱいを揉みしだく。

「……んっ、んんっ、ふうぅ……」

 サーシャは必死にで耐えている様子だ。

「よし。こんなところだろう」

 十分ほど、揉んだり、撫でたり、指先で乳首を弾いたりしたところで、俺はサーシャのおっぱいから手を離す。

「うむ……。実に素晴らしい揉み心地であった」

 俺は満足する。
 これで、『おっぱいを揉むほど強くなるスキル』により、また強くなれた実感がある。
 代わりにカリナやサーシャからの俺に対する評価が失墜した気がするが、仕方ないだろう。
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