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16話 シャドウウルフ狩り
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ミーシャとニナとともに、影の森の奥へと歩みを進めていく。ふいに、ミーシャが足を止める。
「この先にシャドウウルフがいるのです。2頭なのです」
「ふん! 私が蹴散らしてあげるわ!」
「わたしもいくのです」
ニナとミーシャがそう言って、シャドウウルフに駆け寄る。それぞれ、武器をシャドウウルフに振り下ろす。
「せいっ! ……え? 一撃?」
ニナの剣が見事にシャドウウルフにヒットする。一撃で討伐完了だ。ミーシャも無事に別のシャドウウルフを一撃で討伐している。
「さすがはロイさんの支援魔法なのです。お見事なのです」
「ふん! すさまじい支援魔法ね。……って、後ろ!」
「え? うわあああっ!」
ニナの警告。俺は振り向く。
俺の後ろから別のシャドウウルフが近づいてきていたようだ。シャドウウルフの奇襲だ。
とっさのことで、俺はシャドウウルフの奇襲を防ぎきれない。闇雲に剣を振り回す。
「ん? あれ?」
落ち着いて状況を確認する。シャドウウルフが死んでいた。俺が無我夢中で振り回した剣がたまたまいいところに当たったようだ。
「ふん! あなた自身もなかなかやるようね。私を倒した実力はまぐれじゃなかったということね」
「そうなのです。ロイさんは、支援魔法だけじゃなくて戦闘能力も高いのです」
ニナとミーシャがそう言う。何だか勘違いされている気がするが、とりあえず置いておこう。
「ふん! でも見たところ、自分自身への支援魔法はまだ不慣れのようね」
「そうだな。前のパーティでは、他のメンバーへの支援魔法だけでかつかつだったからな。自分自身へ支援魔法をかけることには不慣れなんだ」
「ロイさんの魔力量でかつかつになるとは、前のパーティではどれほどの支援魔法を重ねがけしていたのですか……」
ミーシャが呆れたような顔でそう言う。
「ふん! それだけの支援魔法があれば、そこらのザコ冒険者でもあっという間にBランク以上になれるでしょうね」
「ヘタをすれば、自身の実力を勘違いしたうぬぼれ冒険者が量産されるのです。ロイさんは、もっと自分の支援魔法の強力さに自覚を持ったほうがいいのです」
「そ、そうか? 気をつけるよ」
勘違い冒険者か。”黒き炎”のみんなは優秀だったし、彼らはそんなことはないだろう。でも彼女たちがそう言うぐらいだし、気を付ける必要はある。
「ふん! なんにせよ、もっと自分自身への支援魔法に慣れていくことね」
「そうだな。今度こそ、後ろで立っているだけの無能と言われないようにしないと……」
”黒き炎”を追放されたときのことを思い出し、少し憂鬱な気持ちになる。
「前のパーティではそんなことを言われたのですか? こんなにたくさんの支援魔法をかけてくれているロイさんに対して、ひどい言いようなのです」
「ふん! 前のパーティメンバーは、よほど見る目がなかったのね。ロイの支援魔法の強力さがわからないなんて」
「ええと。ニナも最初はロイさんのことを侮っていたのです。自分のことは棚上げなのです」
「なっ!? そ、それは忘れなさい!」
ニナがあせったようにそう言う。まああれは、一度も俺の支援魔法を見せていないときだったしな。
「うん。俺は気にしていないぞ」
「ふん! それにしても、ロイは支援魔法だけでもBランクはあると思うわ。それに加えて本人も戦えるとなると……。もしかすると、Aランククラスかもしれないわね」
「俺がAランク? まさかそんな」
「いえ。ロイさんの実力なら、可能性はあると思うのです」
「え? そうなのかな。うーん」
ニナとミーシャの2人ともがそう言うのなら、もしかするとそうなのかもしれない。もっと自分に自信を持とうかな。
「ふん! 今さら他のパーティに乗り換えるなんて言わないでよね!」
「そうなのです。あんまり頻繁にパーティを変えると、評判が悪くなるのです。逃さないのです。ぎゅーっ」
ニナとミーシャがそう言う。ミーシャが俺を抱きしめて、体を押し付けてくる。やわらかい感触が……。
「あ、ああ。もちろんそんなことはしないさ。行くあてのない俺を拾ってくれた恩は忘れない。それに、自分にそんな実力があるとはまだ信じられないしな。これからも精一杯がんばっていくよ」
「そう言ってもらえるとうれしいのです。よろしくお願いするのです」
「ふん! いい心がけね。さあ、まだまだシャドウウルフを狩りまくるわよ!」
ニナの言葉通り、その後も影の森でシャドウウルフをたくさん狩った。なかなかの収入になりそうだ。このパーティでならうまくやっていけるだろう。
「この先にシャドウウルフがいるのです。2頭なのです」
「ふん! 私が蹴散らしてあげるわ!」
「わたしもいくのです」
ニナとミーシャがそう言って、シャドウウルフに駆け寄る。それぞれ、武器をシャドウウルフに振り下ろす。
「せいっ! ……え? 一撃?」
ニナの剣が見事にシャドウウルフにヒットする。一撃で討伐完了だ。ミーシャも無事に別のシャドウウルフを一撃で討伐している。
「さすがはロイさんの支援魔法なのです。お見事なのです」
「ふん! すさまじい支援魔法ね。……って、後ろ!」
「え? うわあああっ!」
ニナの警告。俺は振り向く。
俺の後ろから別のシャドウウルフが近づいてきていたようだ。シャドウウルフの奇襲だ。
とっさのことで、俺はシャドウウルフの奇襲を防ぎきれない。闇雲に剣を振り回す。
「ん? あれ?」
落ち着いて状況を確認する。シャドウウルフが死んでいた。俺が無我夢中で振り回した剣がたまたまいいところに当たったようだ。
「ふん! あなた自身もなかなかやるようね。私を倒した実力はまぐれじゃなかったということね」
「そうなのです。ロイさんは、支援魔法だけじゃなくて戦闘能力も高いのです」
ニナとミーシャがそう言う。何だか勘違いされている気がするが、とりあえず置いておこう。
「ふん! でも見たところ、自分自身への支援魔法はまだ不慣れのようね」
「そうだな。前のパーティでは、他のメンバーへの支援魔法だけでかつかつだったからな。自分自身へ支援魔法をかけることには不慣れなんだ」
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「ヘタをすれば、自身の実力を勘違いしたうぬぼれ冒険者が量産されるのです。ロイさんは、もっと自分の支援魔法の強力さに自覚を持ったほうがいいのです」
「そ、そうか? 気をつけるよ」
勘違い冒険者か。”黒き炎”のみんなは優秀だったし、彼らはそんなことはないだろう。でも彼女たちがそう言うぐらいだし、気を付ける必要はある。
「ふん! なんにせよ、もっと自分自身への支援魔法に慣れていくことね」
「そうだな。今度こそ、後ろで立っているだけの無能と言われないようにしないと……」
”黒き炎”を追放されたときのことを思い出し、少し憂鬱な気持ちになる。
「前のパーティではそんなことを言われたのですか? こんなにたくさんの支援魔法をかけてくれているロイさんに対して、ひどい言いようなのです」
「ふん! 前のパーティメンバーは、よほど見る目がなかったのね。ロイの支援魔法の強力さがわからないなんて」
「ええと。ニナも最初はロイさんのことを侮っていたのです。自分のことは棚上げなのです」
「なっ!? そ、それは忘れなさい!」
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「うん。俺は気にしていないぞ」
「ふん! それにしても、ロイは支援魔法だけでもBランクはあると思うわ。それに加えて本人も戦えるとなると……。もしかすると、Aランククラスかもしれないわね」
「俺がAランク? まさかそんな」
「いえ。ロイさんの実力なら、可能性はあると思うのです」
「え? そうなのかな。うーん」
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「ふん! 今さら他のパーティに乗り換えるなんて言わないでよね!」
「そうなのです。あんまり頻繁にパーティを変えると、評判が悪くなるのです。逃さないのです。ぎゅーっ」
ニナとミーシャがそう言う。ミーシャが俺を抱きしめて、体を押し付けてくる。やわらかい感触が……。
「あ、ああ。もちろんそんなことはしないさ。行くあてのない俺を拾ってくれた恩は忘れない。それに、自分にそんな実力があるとはまだ信じられないしな。これからも精一杯がんばっていくよ」
「そう言ってもらえるとうれしいのです。よろしくお願いするのです」
「ふん! いい心がけね。さあ、まだまだシャドウウルフを狩りまくるわよ!」
ニナの言葉通り、その後も影の森でシャドウウルフをたくさん狩った。なかなかの収入になりそうだ。このパーティでならうまくやっていけるだろう。
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