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22話 三階層 突然変異
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二階層ボスのハイコボルトを撃破したシンヤとミレアは、翌日から三階層に足を踏み入れた。
休養日も挟みつつ、日々日帰りで探索を進めていく。
そして、一週間程が経過した。
「【ウッドランス】」
「グギャアァッ!」
ゴブリンが悲鳴を上げながら倒れていく。
「ふう……。これで終わりかな」
「そうだナ。お疲れサん。少し休憩するかイ?」
「ああ、そうしようか」
シンヤとミレアが地面に腰を下ろす。
「それにしても、三階層の探索も随分と進んだな」
シンヤが呟く。
「まあ、一階層や二階層とダンジョンの構造自体はあまり変わらないからナ。ただ、出てくる魔物のレベルが少しずつ上がっていく感じカ」
「確かにな。この三階層で出てくるゴブリンどもは、スライムやコボルトよりも少しだけ強い」
「とは言っても、シンヤの敵ではないけどナ。あたしは足手まといにならないだけで必死だヨ」
「いやいや、ミレアだって十分凄いよ。魔法を使えるようになってからは、さらに戦いやすくなった。俺一人だとこうはいかなかっただろう」
「ふふ……。ありがとう、シンヤ」
ミレアが微笑む。
「ところで、今日の探索はこのくらいで切り上げてもいいか? 明日は休みだし、ゆっくり休もうと思うんだが」
「いいんじゃないかナ。あたいも、ちょっと魔力を使いすぎた気がするヨ」
「じゃあ、今日は帰るとするか」
シンヤが立ち上がる。
ミレアも立ち上がり、二人がダンジョンの出口に向けて歩き出す。
その時だった。
それは突然現れた。
「ゴアアアアッ!!」
低いうなり声が響く。
シンヤたちが振り向くと、そこには巨大なゴブリンがいた。
「何かと思えば、ゴブリンか。少し大きめの個体のようだが、特に脅威でもなさそうだな」
シンヤはゴブリンを軽く見つめる。
それに対し、ミレアは表情を引きつらせた。
「こいつ……まさか……!?」
ミレアが一歩後ずさる。
「どうした、ミレア。こいつはそんなに危険なのか?」
「ゴ、ゴブリンキング……」
「何?」
シンヤが目を細める。
「なんでこんなところに、ゴブリンの王がいるんダ……。しかも、他のゴブリンたちまで集まってきている……。どうしてダ……。なぜダ……」
ミレアは震えていた。
その様子に、シンヤが違和感を覚える。
「おい、大丈夫か? 顔色が悪いぞ」
「だ、大丈夫ダ。それよりも、シンヤはすぐに逃げロ」
「逃げるって……お前を置いていけるかよ」
「無理ダ!! あいつらは、あたしらを狙っている。二人共逃げるなんて不可能ダ!!」
ミレアが悲壮な声で叫ぶ。
その言葉を聞き、シンヤにも状況を理解し始める。
「なるほどな……。ゴブリンキングは、普通のゴブリンよりも強いんだな?」
「ああ、そうダ。本来は三階層に出るような魔物じゃナイ。ボスとしてすら出てこないレベルだ。なのに、ここにいるということは……」
「突然変異。あるいは、より深層から迷い込んできたということか」
「そういうことだナ……」
ミレアが悔しげに唇を噛む。
「だが、やるしかないだろ。俺が戦う」
「ダメダ! 絶対に勝てないゾ!」
「やってみないと分からないだろ?」
「分かる! 今戦っても殺されるだけだヨ!」
「なら、なおさらだな」
シンヤが笑う。
「ミレアを置いて一人で逃げるなんてできるか。お前は俺の大切なパートナーだ。俺はお前を守りたいんだよ」
「シ、ンヤ……」
ミレアの目から涙が流れる。
その時だった。
「ゴアアアアッ!!」
ゴブリンキングが動いた。
巨体に見合わぬスピードで駆け寄り、シンヤに向かって棍棒を振り下ろす。
シンヤはそれを剣で受け止めた。
「ぐっ……。重いな」
「ギィッ!」
ゴブリンキングがニヤリと笑った。
そして、もう片方の腕を大きく引く。
次の瞬間、シンヤの横腹目掛けて、鋭い爪を突き出してきた。
「まずい……!!」
シンヤは慌てて後ろへ飛ぶ。
しかし、完全に避けきれずに、脇腹が切り裂かれた。
服が破れてしまう。
「ちっ。おいおい、俺の一張羅が台無しじゃないか」
「シンヤ!」
ミレアが悲痛な声を上げる。
それを見たゴブリンキングが、楽しげな笑いを浮かべた。
「グギャアァッ!!」
「シンヤ、もういいヨ。あたいはここで死ぬからサ。だから、早く逃げテ……」
「嫌だね」
シンヤが不敵に微笑む。
「ミレアは俺が守ると言っただろ? 俺を信じてくれよ」
「でも……」
「それに、俺がそう簡単に負けると思ってるのか? お前が惚れた男は、その程度の器だとでも?」
シンヤが軽口を叩く。
「ギィッ……。ガアアッ!!」
ゴブリンキングが再び動く。
「ゴアアアアッ!!!」
「「「ギイイイィッ!」」」
キングの雄叫びに従い、配下のゴブリンたちが襲いかかってくる。
普通に考えて、絶望的な状況だ。
「ありゃ。さすがにこれは無理だな……」
シンヤが諦めの言葉を口にする。
そして……。
「仕方ない。ならこれだな」
彼は魔力を高めていく。
キングやゴブリンの群れが彼に手を掛けようとした、その瞬間。
「【マジックバースト】」
シンヤが魔法を発動させる。
彼の手のひらから膨大な魔力が放出される。
ここまでのダンジョン攻略で主に使用してきた魔法は、【ファイアーアロー】【アイスニードル】【ウッドランス】などである。
これらは、魔力を属性に変換して放出する魔法だ。
それに対して、【マジックバースト】は純粋な魔力の奔流。
膨大な魔力を持つシンヤであれば、力押しとなるマジックバーストの方が威力が上となる。
もっとも、工夫も何もないこの魔法はシンヤにとってあまり好ましい魔法ではないのだが……。
「ゴアアアァーッ!」
「「「ギャアアァッ!!」」」
ゴブリンたちが吹き飛ばされる。
ゴブリンキングすら例外ではない。
その体は、まるでトラックに轢かれたかのように激しく弾け飛んだ。
そして壁に激突し、魔素となって霧散した。
「ふう……。これで終わりだな」
シンヤが息をつく。
一方、ミレアはその光景を見て呆然としていた。
「ま、まさか……これほどとハ……」
彼女は知っていたつもりだった。
シンヤが強いということを。
だが、まだまだその強さに対する理解は浅かったらしい。
ミレアは自分の認識を改めた。
「無事か? ミレア」
シンヤが近寄って来る。
「あ、ああ……。助かっタ……。本当にありがとう。あたいを助けてくれてサ……」
「気にすんなよ。パートナーを助けるのは当然のことだろう? 俺の大切なミレアじゃないか」
シンヤが笑う。
ミレアの顔が赤くなった。
「さすがはシンヤだ。あたしの大切な旦那様……。あたし、シンヤを守れるようにもっと強くなるカラ」
「ああ、期待してるぞ。もちろん俺もまだまだ上を目指すがな」
二人は微笑み合う。
こうして、三階層における不意の強敵との遭遇を無事に乗り越えたのだった。
休養日も挟みつつ、日々日帰りで探索を進めていく。
そして、一週間程が経過した。
「【ウッドランス】」
「グギャアァッ!」
ゴブリンが悲鳴を上げながら倒れていく。
「ふう……。これで終わりかな」
「そうだナ。お疲れサん。少し休憩するかイ?」
「ああ、そうしようか」
シンヤとミレアが地面に腰を下ろす。
「それにしても、三階層の探索も随分と進んだな」
シンヤが呟く。
「まあ、一階層や二階層とダンジョンの構造自体はあまり変わらないからナ。ただ、出てくる魔物のレベルが少しずつ上がっていく感じカ」
「確かにな。この三階層で出てくるゴブリンどもは、スライムやコボルトよりも少しだけ強い」
「とは言っても、シンヤの敵ではないけどナ。あたしは足手まといにならないだけで必死だヨ」
「いやいや、ミレアだって十分凄いよ。魔法を使えるようになってからは、さらに戦いやすくなった。俺一人だとこうはいかなかっただろう」
「ふふ……。ありがとう、シンヤ」
ミレアが微笑む。
「ところで、今日の探索はこのくらいで切り上げてもいいか? 明日は休みだし、ゆっくり休もうと思うんだが」
「いいんじゃないかナ。あたいも、ちょっと魔力を使いすぎた気がするヨ」
「じゃあ、今日は帰るとするか」
シンヤが立ち上がる。
ミレアも立ち上がり、二人がダンジョンの出口に向けて歩き出す。
その時だった。
それは突然現れた。
「ゴアアアアッ!!」
低いうなり声が響く。
シンヤたちが振り向くと、そこには巨大なゴブリンがいた。
「何かと思えば、ゴブリンか。少し大きめの個体のようだが、特に脅威でもなさそうだな」
シンヤはゴブリンを軽く見つめる。
それに対し、ミレアは表情を引きつらせた。
「こいつ……まさか……!?」
ミレアが一歩後ずさる。
「どうした、ミレア。こいつはそんなに危険なのか?」
「ゴ、ゴブリンキング……」
「何?」
シンヤが目を細める。
「なんでこんなところに、ゴブリンの王がいるんダ……。しかも、他のゴブリンたちまで集まってきている……。どうしてダ……。なぜダ……」
ミレアは震えていた。
その様子に、シンヤが違和感を覚える。
「おい、大丈夫か? 顔色が悪いぞ」
「だ、大丈夫ダ。それよりも、シンヤはすぐに逃げロ」
「逃げるって……お前を置いていけるかよ」
「無理ダ!! あいつらは、あたしらを狙っている。二人共逃げるなんて不可能ダ!!」
ミレアが悲壮な声で叫ぶ。
その言葉を聞き、シンヤにも状況を理解し始める。
「なるほどな……。ゴブリンキングは、普通のゴブリンよりも強いんだな?」
「ああ、そうダ。本来は三階層に出るような魔物じゃナイ。ボスとしてすら出てこないレベルだ。なのに、ここにいるということは……」
「突然変異。あるいは、より深層から迷い込んできたということか」
「そういうことだナ……」
ミレアが悔しげに唇を噛む。
「だが、やるしかないだろ。俺が戦う」
「ダメダ! 絶対に勝てないゾ!」
「やってみないと分からないだろ?」
「分かる! 今戦っても殺されるだけだヨ!」
「なら、なおさらだな」
シンヤが笑う。
「ミレアを置いて一人で逃げるなんてできるか。お前は俺の大切なパートナーだ。俺はお前を守りたいんだよ」
「シ、ンヤ……」
ミレアの目から涙が流れる。
その時だった。
「ゴアアアアッ!!」
ゴブリンキングが動いた。
巨体に見合わぬスピードで駆け寄り、シンヤに向かって棍棒を振り下ろす。
シンヤはそれを剣で受け止めた。
「ぐっ……。重いな」
「ギィッ!」
ゴブリンキングがニヤリと笑った。
そして、もう片方の腕を大きく引く。
次の瞬間、シンヤの横腹目掛けて、鋭い爪を突き出してきた。
「まずい……!!」
シンヤは慌てて後ろへ飛ぶ。
しかし、完全に避けきれずに、脇腹が切り裂かれた。
服が破れてしまう。
「ちっ。おいおい、俺の一張羅が台無しじゃないか」
「シンヤ!」
ミレアが悲痛な声を上げる。
それを見たゴブリンキングが、楽しげな笑いを浮かべた。
「グギャアァッ!!」
「シンヤ、もういいヨ。あたいはここで死ぬからサ。だから、早く逃げテ……」
「嫌だね」
シンヤが不敵に微笑む。
「ミレアは俺が守ると言っただろ? 俺を信じてくれよ」
「でも……」
「それに、俺がそう簡単に負けると思ってるのか? お前が惚れた男は、その程度の器だとでも?」
シンヤが軽口を叩く。
「ギィッ……。ガアアッ!!」
ゴブリンキングが再び動く。
「ゴアアアアッ!!!」
「「「ギイイイィッ!」」」
キングの雄叫びに従い、配下のゴブリンたちが襲いかかってくる。
普通に考えて、絶望的な状況だ。
「ありゃ。さすがにこれは無理だな……」
シンヤが諦めの言葉を口にする。
そして……。
「仕方ない。ならこれだな」
彼は魔力を高めていく。
キングやゴブリンの群れが彼に手を掛けようとした、その瞬間。
「【マジックバースト】」
シンヤが魔法を発動させる。
彼の手のひらから膨大な魔力が放出される。
ここまでのダンジョン攻略で主に使用してきた魔法は、【ファイアーアロー】【アイスニードル】【ウッドランス】などである。
これらは、魔力を属性に変換して放出する魔法だ。
それに対して、【マジックバースト】は純粋な魔力の奔流。
膨大な魔力を持つシンヤであれば、力押しとなるマジックバーストの方が威力が上となる。
もっとも、工夫も何もないこの魔法はシンヤにとってあまり好ましい魔法ではないのだが……。
「ゴアアアァーッ!」
「「「ギャアアァッ!!」」」
ゴブリンたちが吹き飛ばされる。
ゴブリンキングすら例外ではない。
その体は、まるでトラックに轢かれたかのように激しく弾け飛んだ。
そして壁に激突し、魔素となって霧散した。
「ふう……。これで終わりだな」
シンヤが息をつく。
一方、ミレアはその光景を見て呆然としていた。
「ま、まさか……これほどとハ……」
彼女は知っていたつもりだった。
シンヤが強いということを。
だが、まだまだその強さに対する理解は浅かったらしい。
ミレアは自分の認識を改めた。
「無事か? ミレア」
シンヤが近寄って来る。
「あ、ああ……。助かっタ……。本当にありがとう。あたいを助けてくれてサ……」
「気にすんなよ。パートナーを助けるのは当然のことだろう? 俺の大切なミレアじゃないか」
シンヤが笑う。
ミレアの顔が赤くなった。
「さすがはシンヤだ。あたしの大切な旦那様……。あたし、シンヤを守れるようにもっと強くなるカラ」
「ああ、期待してるぞ。もちろん俺もまだまだ上を目指すがな」
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