社畜だけど転移先の異世界で【ジョブ設定スキル】を駆使して世界滅亡の危機に立ち向かう ～【最強ハーレム】を築くまで、俺は止まらねぇからよぉ！～

第５章

１２４５話 ルン

「ワタシも忘れられてそうで悲しいですぅ。でも、所詮はお姉ちゃんと勘違いして愛してもらっただけですしぃ……わがままは言えませぇん……」

「そんなことないさ。ミルキーもルンも、ちゃんと覚えているぞ。俺が領地に帰ってきたからには、また眠れない日もあるだろう。覚悟しておけ」

　ルンは、リンの妹である。
　こちらは初対面での印象通りだな。
　丁寧語で話すし、少しオドオドしたような態度だ。
　リンの男らしい性格も好きだが、ルンの引っ込み思案な性格もこれはこれで素晴らしい。

　外見だけなら、リンとルンはそこそこ似ている。
　日中ならはっきりと区別できるが、寝起きの薄暗い状況では勘違いすることもある。
　ルンとの初体験は、寝起きの俺がリンと間違えて抱いてしまったという経緯があったな。
　いまだに気にしているようで、ちょっと申し訳ない。
　決してリンのついでで愛しているわけではないと、夜の運動会で証明していく必要がある。