社畜だけど転移先の異世界で【ジョブ設定スキル】を駆使して世界滅亡の危機に立ち向かう ～【最強ハーレム】を築くまで、俺は止まらねぇからよぉ！～

第５章

１１４９話 地母神リリアナ－５

「つ、つまり……全ては貴様の手のひらの上だったということか……！？」

「さっきから言っているだろう。そういうことだ」

「くっ！　この私――リリアナの名を聞いても反応しなかったことまで演技だったとは……！！」

「……ん？」

　リリアナは悔しそうに歯噛みする。
　そんな彼女の一言に、俺は首を傾げた。

「お前の名前はガチで知らんぞ。そこは演技ではない」

「……え？」

　リリアナが固まった。
　そして……ワナワナと体を震わせ始める。

「ふ、ふざけるなっ！　全てが策略だったのだろう！？　そこまでの叡智を持つ者なら……当然、過去の出来事も全て覚えているはずだ！」

「そう言われてもな……」

「ならば……思い出させてやる！」

　リリアナが魔法杖を構える。
　そして叫んだ。