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第5章

1086話 やり過ぎ

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「……あへぇ……」

 シルヴィは地面の上でぐったりとしている。
 俺はそんな彼女の頭を撫でた。

「大丈夫か?」

「…………はい……。な、なんとか……」

「無理させて悪かったな。やり過ぎたようだ」

「……いえ! そんなことはありません!!」

 シルヴィはガバッと起き上がると、俺に抱きついてくる。
 そして、そのままキスしてきた。

「ご主人様に愛していただけて……幸せです……」

「そうか」

「はい……!」

 俺たちは見つめ合う。
 すると……。

「そこのお前たち、騒がしいぞ! いったい何をして……」

 1人の男性が近づいてきた。
 彼は俺たちを見ると、目を丸くする。

「お、お前は……!!」

「え? あ、ああ……どうも」

 俺は軽く頭を下げる。
 だが、男性は俺ではなくシルヴィの方を見て叫んだ。
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