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第5章

1062話 元孤児の少女リリィ-4

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「お館様は本当に素晴らしいお方です」

 リリィは俺の服を脱がせ終わると、顔を赤くしながら下着を脱がしにかかる。
 さすがに恥ずかしいのか、その手はプルプルと震えていた。

「無理はしなくていいからな?」

「い、いえ! これも私のお仕事ですから!!」

 元孤児のリリィたちにできる仕事は限られていた。
 それでも、開拓地にはいろいろな仕事がある。
 俺は彼女たちのために様々な仕事を探してあげた。
 そんな中、リリィは俺の身の回りの世話を仕事として選んだのである。
 もちろん変な意味はない。

「はぁ、はぁ……」

 リリィは俺の下半身に顔を寄せる。
 だが、やはり踏ん切りがつかないようだ。
 ここは、俺の方からアクションを起こして緊張を和らげてあげよう。
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