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第5章

1049話 画期的な最新薬-6

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「遠慮するな。この薬の栄えある被験者第1号として、君を任命する」

「えっ!? そんな、私がその薬を飲むなんて……」

「大丈夫だ。君だって、俺の開拓地に住む大切な仲間だ。君の健康を守ることだって、俺の使命さ」

「いや……そういうことではなくてですね……」

 女性は戸惑いの声を上げる。
 そういうことではない……とは、どういうことだろう?
 よく分からないな。
 まぁ、細かいことはいいか。
 おそらく、遠慮するために適当な言葉を絞り出したのだろう。
 深い意味はないはずだ。

「遠慮するな。さぁ、口を開けてくれ」

「いえ、私は本当に――んむぅっ!?」

 俺は無理矢理、女性の口に薬を流し込む。
 飲んだ者をハッスルさせる薬。
 しかも、即効性。
 効果のほどが楽しみだな。
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