社畜だけど転移先の異世界で【ジョブ設定スキル】を駆使して世界滅亡の危機に立ち向かう ～【最強ハーレム】を築くまで、俺は止まらねぇからよぉ！～

第５章

９９６話 孤児リリィ視点－８

「えっと……。私たち、シルヴィさんやネリスさんにここで待っていろと言われまして……」

「そうなのですか？　ちなみに、お名前はなんというのです？」

「私はリリィといいます。この子たちは妹分で……あ、５人います。私を入れて６人です」

「分かったのです。えっと、ボクはミナというのです」

　ドワーフの少女……ミナさんが名乗る。
　とても可愛らしい人だ。
　でも、同時に力強さも感じる。
　そんな彼女は、怖い女性に視線を向けた。

「こっちの怖いお姉さんは、グレイスさんなのです」

「だから、俺は怖くねぇって言ってるだろうが！！」

　ミナさんが名前を教えてくれる。
　怖い女性は、グレイスさんというらしい。
　ミナさんは続いて、狐獣人の少女に視線を移した。