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第5章
933話 服だけ溶かす薬-6【エメラダside】
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「ほら見なさい! まだ試作段階とはいえ、私の調合レシピは完璧に近いわ! 確かに下着が残ってしまうのは欠陥かもしれないけど、それでも十分な性能よ!!」
「ふむ。なるほど」
エメラダが納得したようにうなずく。
女性はエメラダを見下すような表情を浮かべていた。
そんな女性に対して、エメラダが口を開く。
「確かに素晴らしい出来栄えです」
「……フッ」
「しかし、改良点が無いわけではありません」
「へぇ? たとえば?」
自信満々の表情で尋ねる女性に対して、エメラダはハッキリと告げた。
「ここです。『トカセイの実』は、これほどの量は不要です」
「何も分かっていないのね。それこそが服を溶かす効力の核で――」
「代わりに、『ポプルの実』と『ジ・イエロー・モンキーの爪』を入れればよいでしょう」
「なっ!?」
エメラダの言葉を受けて、女性が固まった。
そんな様子を見て、エメラダは淡々と語り始める。
「ふむ。なるほど」
エメラダが納得したようにうなずく。
女性はエメラダを見下すような表情を浮かべていた。
そんな女性に対して、エメラダが口を開く。
「確かに素晴らしい出来栄えです」
「……フッ」
「しかし、改良点が無いわけではありません」
「へぇ? たとえば?」
自信満々の表情で尋ねる女性に対して、エメラダはハッキリと告げた。
「ここです。『トカセイの実』は、これほどの量は不要です」
「何も分かっていないのね。それこそが服を溶かす効力の核で――」
「代わりに、『ポプルの実』と『ジ・イエロー・モンキーの爪』を入れればよいでしょう」
「なっ!?」
エメラダの言葉を受けて、女性が固まった。
そんな様子を見て、エメラダは淡々と語り始める。
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