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第5章
915話 大工集団『漢の絆』-1【グレイス・ヒナタside】
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「てやんでぇ! 俺たちゃ泣く子も黙る大工集団『漢の絆』だぜ!!」
「おうよ! 俺たちがいりゃあ、どんな建築でも楽勝に終わらせてやるぜ!!」
「腕のいい大工ってのは俺たちのことだ。大船に乗ったつもりで、この俺らを頼ってくれぃ!!」
「その代わり……女と金はたんまり用意してもらうからな? ガッハッハ!!」
男たちは威勢よく声をあげた。
だが、それを見る2人の少女の表情は微妙だ。
「ねぇ、グレイスしゃん……。この人たち、本当に大丈夫なのかな?」
ヒナタが尋ねると、グレイスは顔をしかめる。
「さて、どうだろうなぁ……」
そう言いながらも、彼女は男たちに向き直った。
「なぁ、あんたら……」
「おう! 俺たちに何か依頼があるんだろ? 言ってみろ」
グレイスの声に反応し、男がこちらに歩み寄ってくる。
筋骨隆々で髭面の大男だった。
(う、暑苦しいな……)
グレイスはそう思うが、言葉には出さずに話を続ける。
「おうよ! 俺たちがいりゃあ、どんな建築でも楽勝に終わらせてやるぜ!!」
「腕のいい大工ってのは俺たちのことだ。大船に乗ったつもりで、この俺らを頼ってくれぃ!!」
「その代わり……女と金はたんまり用意してもらうからな? ガッハッハ!!」
男たちは威勢よく声をあげた。
だが、それを見る2人の少女の表情は微妙だ。
「ねぇ、グレイスしゃん……。この人たち、本当に大丈夫なのかな?」
ヒナタが尋ねると、グレイスは顔をしかめる。
「さて、どうだろうなぁ……」
そう言いながらも、彼女は男たちに向き直った。
「なぁ、あんたら……」
「おう! 俺たちに何か依頼があるんだろ? 言ってみろ」
グレイスの声に反応し、男がこちらに歩み寄ってくる。
筋骨隆々で髭面の大男だった。
(う、暑苦しいな……)
グレイスはそう思うが、言葉には出さずに話を続ける。
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