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第5章
913話 元盗賊-5【グレイス・ヒナタside】
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「じ、実は俺、元盗賊の奴と話したことがあるんだよ」
「はぁ? 元盗賊と友だちなの? グレイスしゃん」
ヒナタは首を傾げた。
その目は冷たい。
まるで、『元盗賊と友人関係を結んでいる時点で同罪』と言わんばかりの目だ。
(やべぇ……どうすりゃいいんだ!?)
内心、パニックに陥るグレイス。
そして、何とか言い訳を絞り出す。
「ち、違う! 元盗賊って言っても、殺人とか奴隷狩りはやっていない奴だ! スリで捕まってから、罪をしっかり償って働いているんだ! 俺はそいつと友だちなだけだ!!」
「へぇぇ……」
グレイスの言葉に、ヒナタが興味なさそうな声を上げる。
(ダメだ……。今の言い訳じゃ納得していないみたいだ……)
冷や汗が止まらない。
そんなグレイスの様子を見て、ヒナタはため息をついた。
「まぁいいや。それで、その人が何なの? まさか、スカウトしようって言うんじゃないよね?」
「あ、あぁ……。スカウトはしないさ、うん」
「ならいいけど……」
ヒナタがうなずいた。
それを見たグレイスはホッと一息つく。
「はぁ? 元盗賊と友だちなの? グレイスしゃん」
ヒナタは首を傾げた。
その目は冷たい。
まるで、『元盗賊と友人関係を結んでいる時点で同罪』と言わんばかりの目だ。
(やべぇ……どうすりゃいいんだ!?)
内心、パニックに陥るグレイス。
そして、何とか言い訳を絞り出す。
「ち、違う! 元盗賊って言っても、殺人とか奴隷狩りはやっていない奴だ! スリで捕まってから、罪をしっかり償って働いているんだ! 俺はそいつと友だちなだけだ!!」
「へぇぇ……」
グレイスの言葉に、ヒナタが興味なさそうな声を上げる。
(ダメだ……。今の言い訳じゃ納得していないみたいだ……)
冷や汗が止まらない。
そんなグレイスの様子を見て、ヒナタはため息をついた。
「まぁいいや。それで、その人が何なの? まさか、スカウトしようって言うんじゃないよね?」
「あ、あぁ……。スカウトはしないさ、うん」
「ならいいけど……」
ヒナタがうなずいた。
それを見たグレイスはホッと一息つく。
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