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第5章
871話 鍛冶師ギルド-2【ミナ・ミルキーside】
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「ボクは魔物退治を優先していく可能性があるのです。忙しくなりそうなのです」
「アタシは鍛冶優先だな。とはいえ、『悠久の風』だけならばともかく、開拓団全体から依頼される鍛冶仕事をこなしていくことは不可能だ。アタシたちから独立した状態で仕事を消化していける人がいた方がいい」
「なのです!」
ミルキーの言葉に、ミナが同意する。
2人は話しながら歩き続けた。
そして、目的の建物に到着する。
「ここか」
「ここなのです」
そこは鍛冶師ギルドと呼ばれる建物だった。
2人はさっそく中に入る。
「へぇ……。やっぱりイカツイ奴らがたくさんいるな」
「なのです。さすが王都の鍛冶師ギルドなのです」
ミルキーとミナが感嘆したように呟く。
2人が足を踏み入れた鍛冶師ギルドは、屈強な男たちが大勢いた。
しかし一方で、さほどの活気はない。
どうやら、最近の鍛冶師ギルドの景気はあまり良くないらしい。
「とりあえず、受付の人に話してみるのです」
「だな」
ミナとミルキーが、受付の女性に話しかける。
女性はにこやかに応対してくれた。
「あら、いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか?」
「実は……鍛冶師を探しているのです」
「そうでしたか。詳しくお聞かせください」
鍛冶師ギルドを訪れた者が、鍛冶師を探している。
当たり前のことだ。
受付の女性は笑顔で対応を続ける。
「アタシは鍛冶優先だな。とはいえ、『悠久の風』だけならばともかく、開拓団全体から依頼される鍛冶仕事をこなしていくことは不可能だ。アタシたちから独立した状態で仕事を消化していける人がいた方がいい」
「なのです!」
ミルキーの言葉に、ミナが同意する。
2人は話しながら歩き続けた。
そして、目的の建物に到着する。
「ここか」
「ここなのです」
そこは鍛冶師ギルドと呼ばれる建物だった。
2人はさっそく中に入る。
「へぇ……。やっぱりイカツイ奴らがたくさんいるな」
「なのです。さすが王都の鍛冶師ギルドなのです」
ミルキーとミナが感嘆したように呟く。
2人が足を踏み入れた鍛冶師ギルドは、屈強な男たちが大勢いた。
しかし一方で、さほどの活気はない。
どうやら、最近の鍛冶師ギルドの景気はあまり良くないらしい。
「とりあえず、受付の人に話してみるのです」
「だな」
ミナとミルキーが、受付の女性に話しかける。
女性はにこやかに応対してくれた。
「あら、いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか?」
「実は……鍛冶師を探しているのです」
「そうでしたか。詳しくお聞かせください」
鍛冶師ギルドを訪れた者が、鍛冶師を探している。
当たり前のことだ。
受付の女性は笑顔で対応を続ける。
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