社畜だけど転移先の異世界で【ジョブ設定スキル】を駆使して世界滅亡の危機に立ち向かう ～【最強ハーレム】を築くまで、俺は止まらねぇからよぉ！～

第５章

８３５話 レッツ・トライ

「なっ……！」

　少女たちが絶句した。
　俺は笑顔で続ける。

「ま、無理にとは言わないさ。人同士には、どうしても相性ってものがあるからな」

　実際、システムスキル『パーティメンバー設定』の対象になるハードルは高い。
　ワンナイトラブを楽しんだ程度では、条件を満たさないのだ。
　最近で言えば、セリアの元同僚にして王都冒険者ギルド受付嬢のタニアとか、アスター騎士爵の屋敷に仕えるメイド少女とかかな。
　彼女たちとはとても楽しく親密な時間を過ごしたわけだが、『パーティメンバー設定』の条件は達成できなかった。

　目の前にいるたくさんの美女や少女たちも、似たような感じになるかもしれない。
　男と女として楽しく親密な時間を過ごすことはあっても、『パーティメンバー設定』の条件を満たすほどの愛は育たない可能性がある。
　ま、それならそれでいい。
　単純に俺が楽しければ十分だ。

「さぁ、善は急げだ。レッツ・トライ！！」

「ひゃあああぁっ！？」

「ひぃっ！！」

　俺は美女や少女たちに襲いかかる。
　こうして、俺はたくさんのハーレムメンバー兼労働力を手に入れた。
　一件落着……の前に、やり残していることがある。
　氷漬けになったままの者たちの解放だ。
　彼女たちについても、解凍後にしっかりと交渉しておかないとな。