社畜だけど転移先の異世界で【ジョブ設定スキル】を駆使して世界滅亡の危機に立ち向かう ～【最強ハーレム】を築くまで、俺は止まらねぇからよぉ！～

第５章

８３３話 労働力

「じょ、冗談でしょ！？　そんなの嫌よ！」

「それに、依頼主のマデリン侯爵様を裏切ったら殺されちゃう……！」

「お、横暴ですっ！」

　少女たちが次々に抗議してくる。
　俺はため息をつくと、彼女たちを黙らせるために『呪縛のわら人形』を再び使用した。

「ふひゃああんっ！？」

「ああっ！　だめぇ！！」

「く、くすぐったいっ！」

　美女や少女たちが再び笑い転げる。
　俺は彼女たちに優しく語りかけた。

「お前たちは、俺のハーレムに加わるんだ。エルカ西方の未開拓地域で、俺の下で開拓事業に協力しろ。拒否権はない」

「そ、そんな……」

「それに、マデリン侯爵を裏切ったら殺されるというが……。同じことだろ？　Ｓランクパーティ『悠久の風』のリーダーにして、個人としてもＡランクのコウタ・エウロス子爵に歯向かうのなら、生かしてはおけない。要するに、マデリン糞侯爵と俺、どっちが恐ろしいかという話だ」

　俺は少女たちにそう伝えた。
　少女たちが無言で顔を見合わせる。
　そして、おずおずと口を開いた。

「そ、それは……」

「でも……」

「私たちは……エウロス子爵様の性奴隷になった上、労働力としても馬や牛のように使われることになるということですか……？」

　少女たちが悲壮な顔で質問してくる。
　俺は笑顔のまま答えた。