825 / 1,049
第5章
825話 お前たちの毛が欲しい
しおりを挟む
俺は激レアジョブ『おパンツ仮面』の能力『パンツァー』を使用し、老婆たちを撃破した。
残っている手勢はごく僅か。
既に戦意を失いつつある、少女たちだけだ。
「オババ様が……負けるなんて……」
「私たちの運命も、ここまでってことかしら……?」
「そんな……。どうして、わたしたちばかりがこんな目に……」
少女や美女たちが絶望に満ちた声を漏らす。
俺はその様子を見て、少し思うところがあった。
「あー、少しいいか?」
「何よ!? まさか……私たちも殺すつもり!?」
少女の一人が叫ぶ。
いや、確かに俺は『おパンツ仮面』の能力で、彼女たちの長老を撃破した。
しかし、それは正当防衛だ。
無闇に殺すつもりはない。
ま、暗殺者の彼女たちを生かしていたら後が怖いので、野放しにするつもりもないが……。
「条件次第では、見逃してやってもいい」
「えっ!? ほ、本当ですか!?」
俺の言葉を聞いて、少女たちが驚きの声を上げた。
彼女たちからすれば、意外な言葉だっただろう。
「ああ。条件次第では、だけどな」
「じょ、条件は……?」
少女たちがゴクリと唾を飲み込む。
俺は彼女たちに要求を伝えることにした。
「お前たちの毛が欲しい」
「は、はぁ?」
俺の言葉に、少女たちが怪訝そうな表情を浮かべた。
彼女たちの気持ちはわかる。
しかし、俺は本気だ。
この要求が通るならば、彼女たちの処遇も穏便に済ませられるだろう。
「ほ、本気なんですか……?」
「ああ。本気だ」
俺は少女たちを見据えて言う。
少女たちは、明らかに戸惑っている様子だった。
残っている手勢はごく僅か。
既に戦意を失いつつある、少女たちだけだ。
「オババ様が……負けるなんて……」
「私たちの運命も、ここまでってことかしら……?」
「そんな……。どうして、わたしたちばかりがこんな目に……」
少女や美女たちが絶望に満ちた声を漏らす。
俺はその様子を見て、少し思うところがあった。
「あー、少しいいか?」
「何よ!? まさか……私たちも殺すつもり!?」
少女の一人が叫ぶ。
いや、確かに俺は『おパンツ仮面』の能力で、彼女たちの長老を撃破した。
しかし、それは正当防衛だ。
無闇に殺すつもりはない。
ま、暗殺者の彼女たちを生かしていたら後が怖いので、野放しにするつもりもないが……。
「条件次第では、見逃してやってもいい」
「えっ!? ほ、本当ですか!?」
俺の言葉を聞いて、少女たちが驚きの声を上げた。
彼女たちからすれば、意外な言葉だっただろう。
「ああ。条件次第では、だけどな」
「じょ、条件は……?」
少女たちがゴクリと唾を飲み込む。
俺は彼女たちに要求を伝えることにした。
「お前たちの毛が欲しい」
「は、はぁ?」
俺の言葉に、少女たちが怪訝そうな表情を浮かべた。
彼女たちの気持ちはわかる。
しかし、俺は本気だ。
この要求が通るならば、彼女たちの処遇も穏便に済ませられるだろう。
「ほ、本気なんですか……?」
「ああ。本気だ」
俺は少女たちを見据えて言う。
少女たちは、明らかに戸惑っている様子だった。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
1,049
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる