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第5章
762話 最新ステータス ヒナタ-2
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(ヒナタは……俺たち『悠久の風』の中でも初めての『妖術使い』のジョブを持っている。属性は火だ)
妖術とは、MSCにおける東方の島国ならではの技術だった。
この世界ではどうか?
ずっと見かけなかったし聞きもしなかったから、恐らく存在しないと思っていたんだが……。
どうやら存在するようだ。
ヒナタは『赤狐族』という希少種族であり、隠れ里に住んでいたと聞く。
この世界における『妖術使い』系列のジョブは、そういった隠れ里の者が適性を引き継いでいったのかもしれない。
(セカンドジョブは『奴隷』系列のものを設定しているんだったな)
いかにも不遇そうな『奴隷』ジョブ。
しかし実際のところ、ジョブ性能としてはさほど不遇ではない。
むしろ、そこそこ有用だったりする。
ただ、その取得方法がなかなかに厄介だ。
単に身分が奴隷になるだけでは、奴隷ジョブをゲットできない。
(現に、シルヴィだって奴隷ジョブは取得していなかったしな……)
奴隷ジョブを取得するには、奴隷身分になった上で、それに相応しいほどに過酷で凄惨な虐待を受けなければならないのだ。
ヒナタが奴隷ジョブを持っていることこそ、彼女の過去の哀しさを物語っていると言っていい。
(ヒナタは俺が必ず幸せにしてみせる!)
ちなみに、『奴隷』がレベル30になると上級ジョブの『筆頭奴隷』になるわけだが、これは単にジョブの名前がそうなっているだけである。
別に、俺がヒナタを筆頭奴隷の地位に就けたわけではない。
微妙にややこしいが、MSCのジョブネーミングなんてそんなものである。
さて。
次はナディアのステータスを確認しよう。
妖術とは、MSCにおける東方の島国ならではの技術だった。
この世界ではどうか?
ずっと見かけなかったし聞きもしなかったから、恐らく存在しないと思っていたんだが……。
どうやら存在するようだ。
ヒナタは『赤狐族』という希少種族であり、隠れ里に住んでいたと聞く。
この世界における『妖術使い』系列のジョブは、そういった隠れ里の者が適性を引き継いでいったのかもしれない。
(セカンドジョブは『奴隷』系列のものを設定しているんだったな)
いかにも不遇そうな『奴隷』ジョブ。
しかし実際のところ、ジョブ性能としてはさほど不遇ではない。
むしろ、そこそこ有用だったりする。
ただ、その取得方法がなかなかに厄介だ。
単に身分が奴隷になるだけでは、奴隷ジョブをゲットできない。
(現に、シルヴィだって奴隷ジョブは取得していなかったしな……)
奴隷ジョブを取得するには、奴隷身分になった上で、それに相応しいほどに過酷で凄惨な虐待を受けなければならないのだ。
ヒナタが奴隷ジョブを持っていることこそ、彼女の過去の哀しさを物語っていると言っていい。
(ヒナタは俺が必ず幸せにしてみせる!)
ちなみに、『奴隷』がレベル30になると上級ジョブの『筆頭奴隷』になるわけだが、これは単にジョブの名前がそうなっているだけである。
別に、俺がヒナタを筆頭奴隷の地位に就けたわけではない。
微妙にややこしいが、MSCのジョブネーミングなんてそんなものである。
さて。
次はナディアのステータスを確認しよう。
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