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第5章
737話 最新ステータス ユヅキ-3
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(残るサードジョブは……『剣士』だ)
『剣士』は初級ジョブであり、ありふれたジョブである。
だが、それはあくまで人族の中では、という話だ。
獣人族にとっては少しだけ意味合いが異なる。
獣人族は『獣剣士』のジョブを取得しやすい代わりに、『剣士』のジョブを取得する難易度は高いのだ。
逆に、人族は『剣士』を取得しやすく『獣剣士』を取得しにくい。
今回、ユヅキが『剣士』のジョブを取得できた理由。
それは、単純にこれまでの戦闘で剣士としての経験をたくさん積んできたからである。
獣人の剣士系の上級冒険者なら、彼女と同じように『剣士』のジョブを取得済みの者は多いだろう。
しかし、実際に自分のジョブとして設定している者はまずいない。
なぜなら、『獣人にもかかわらず剣士のジョブを取得できるほどに経験を積んだ上級者』は、獣剣士系統のジョブレベルがかなり育っているからだ。
そのタイミングで、わざわざジョブレベルの低い『剣士』に設定し直す意味は薄い、というわけである。
(ま、ただの『上級者冒険者』クラスで満足するなら、それもアリだが……)
幸いなことに、俺のパーティメンバーは現状でサードジョブまで設定できるようになっている。
ならば、ファーストジョブやセカンドジョブに超上級ジョブを設定して戦闘能力を確保しつつ、サードジョブに低レベルの初級ジョブを設定して育てていけばいい。
獣人族にもかかわらず、人族のジョブを育てる――。
一見すると非効率だが、だからこそ至ることのできる境地というものもあるからな。
(ユヅキは今後も『悠久の風』に貢献してくれるだろう。俺にとって、なくてはならない存在だ)
俺は彼女に感謝を捧げる。
さて。
次はミナのステータスを確認することにしよう。
『剣士』は初級ジョブであり、ありふれたジョブである。
だが、それはあくまで人族の中では、という話だ。
獣人族にとっては少しだけ意味合いが異なる。
獣人族は『獣剣士』のジョブを取得しやすい代わりに、『剣士』のジョブを取得する難易度は高いのだ。
逆に、人族は『剣士』を取得しやすく『獣剣士』を取得しにくい。
今回、ユヅキが『剣士』のジョブを取得できた理由。
それは、単純にこれまでの戦闘で剣士としての経験をたくさん積んできたからである。
獣人の剣士系の上級冒険者なら、彼女と同じように『剣士』のジョブを取得済みの者は多いだろう。
しかし、実際に自分のジョブとして設定している者はまずいない。
なぜなら、『獣人にもかかわらず剣士のジョブを取得できるほどに経験を積んだ上級者』は、獣剣士系統のジョブレベルがかなり育っているからだ。
そのタイミングで、わざわざジョブレベルの低い『剣士』に設定し直す意味は薄い、というわけである。
(ま、ただの『上級者冒険者』クラスで満足するなら、それもアリだが……)
幸いなことに、俺のパーティメンバーは現状でサードジョブまで設定できるようになっている。
ならば、ファーストジョブやセカンドジョブに超上級ジョブを設定して戦闘能力を確保しつつ、サードジョブに低レベルの初級ジョブを設定して育てていけばいい。
獣人族にもかかわらず、人族のジョブを育てる――。
一見すると非効率だが、だからこそ至ることのできる境地というものもあるからな。
(ユヅキは今後も『悠久の風』に貢献してくれるだろう。俺にとって、なくてはならない存在だ)
俺は彼女に感謝を捧げる。
さて。
次はミナのステータスを確認することにしよう。
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