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第5章
710話 ライトニング
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「はははっ!! お前の得意魔法は風だったかな? まさしく風になった気分だろう!!」
騎士団長が高笑いする。
俺は地面に転がったまま、すぐに立ち上がった。
「――【烈風一閃】!!」
「効かんわ!!」
騎士団長が剣で俺の攻撃を弾いた。
そのまま、素早い動きで俺との距離を詰めてくる。
「終わりだ!!」
騎士団長が剣を振るう。
速い!
「――【ライトニング】!!」
俺は咄嵯に自分の体に魔力を付与した。
バチッ!
「ぎゃあっ!?」
俺を攻撃した彼は、感電して悲鳴を上げる。
一種の自爆技みたいなもんだな。
俺自身も感電しているのだが、些細なことだ。
「おおっとぉ!? エウロス卿、なんという攻撃でしょうか! まさかの捨て身攻撃です! 解説のエルカディア卿、今の狙いはどうでしょう?」
「ふむ……。騎士団長の攻撃にかろうじて反応したようだな。自身もダメージを負ってしまうが、一方的に攻撃されるよりはマシという判断だろう」
「なるほど! エウロス卿の執念が生み出した奇跡の一撃ということですね! 解説ありがとうございます!!」
アスター騎士爵がテンション高く叫ぶ。
一方、騎士爵の解説を受けた騎士団長は――
「ちっ……! 少しばかり寿命が伸びただけだ!! 『闘神鎧』を発動した私のスピードにはついてこれまい! このまま殺してくれる!!」
騎士団長が高笑いする。
俺は地面に転がったまま、すぐに立ち上がった。
「――【烈風一閃】!!」
「効かんわ!!」
騎士団長が剣で俺の攻撃を弾いた。
そのまま、素早い動きで俺との距離を詰めてくる。
「終わりだ!!」
騎士団長が剣を振るう。
速い!
「――【ライトニング】!!」
俺は咄嵯に自分の体に魔力を付与した。
バチッ!
「ぎゃあっ!?」
俺を攻撃した彼は、感電して悲鳴を上げる。
一種の自爆技みたいなもんだな。
俺自身も感電しているのだが、些細なことだ。
「おおっとぉ!? エウロス卿、なんという攻撃でしょうか! まさかの捨て身攻撃です! 解説のエルカディア卿、今の狙いはどうでしょう?」
「ふむ……。騎士団長の攻撃にかろうじて反応したようだな。自身もダメージを負ってしまうが、一方的に攻撃されるよりはマシという判断だろう」
「なるほど! エウロス卿の執念が生み出した奇跡の一撃ということですね! 解説ありがとうございます!!」
アスター騎士爵がテンション高く叫ぶ。
一方、騎士爵の解説を受けた騎士団長は――
「ちっ……! 少しばかり寿命が伸びただけだ!! 『闘神鎧』を発動した私のスピードにはついてこれまい! このまま殺してくれる!!」
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