527 / 1,056
第5章
527話 料亭ハーゼで打ち上げ 前編
しおりを挟む
「それでは……任務の達成を祝して、乾杯!!」
「「「かんぱーい!!!!」」」
俺たちは料亭ハーゼで打ち上げをしている。
参加者は16人。
まずは『悠久の風』の実動隊である俺、シルヴィ、ユヅキ、ミナ、リン、ティータ、ローズ、グレイス、エメラダ、セリアで10人。
『悠久の風』の支援隊であるミルキー、ルン、ネリスの3人。
『悠久の風』の新人コンビのチセとヒナタの2人。
そして、王都から来ている女騎士ナディアだ。
『毒蛇団』の頭領アルヴィンは俺がぶち殺したし、中堅や下っ端どもも片っ端から掃討した。
少しばかりの残党も、この数日で全て駆除されている。
もはやこの町に『毒蛇団』の脅威は残っていないと言っていい。
つまり、依頼を達成したのだから、打ち上げをするのは何もおかしいことはないのだ。
「ご主人様! お疲れ様です!!」
「ありがとう、シルヴィ」
シルヴィがグラスにワインを注いでくれる。
そういえば、以前もこんなことがあった気がする。
あの時は、まだ『悠久の風』のメンバーがもっと少ない時だったな。
あれからたった数ヶ月しか経っていないのが嘘みたいだ。
「コウタ、本当にお疲れ様」
「ああ、ユヅキ。お前もな」
ユヅキが労わるように微笑んでくれた。
彼女は『悠久の風』の中でも古株だ。
高い戦闘能力と安定した判断力で、パーティに大きく貢献してくれている。
俺は好き勝手に動くし、シルヴィは俺に付きっきりだ。
このパーティの柱は彼女と言っても過言ではない。
「しかし、ミルキーとルンがさらわれた時はどうなるかと思ったぞ。俺の判断ミスで怖い思いをさせてしまったな」
「あれは確かに怖かった。……でも、コウタ坊が助けに来てくれて……嬉しかった」
「あはは。ミルキーさんが乙女になっているのです」
顔を赤らめるミルキーを、ミナがからかう。
二人は従姉妹の関係だ。
背丈はミルキーの方が小さいが、彼女が年上である。
一般的には行き遅れの年増とさえ言われてしまうぐらいの年齢だ。
だが、こうして照れる仕草は、かなり可愛らしい。
「「「かんぱーい!!!!」」」
俺たちは料亭ハーゼで打ち上げをしている。
参加者は16人。
まずは『悠久の風』の実動隊である俺、シルヴィ、ユヅキ、ミナ、リン、ティータ、ローズ、グレイス、エメラダ、セリアで10人。
『悠久の風』の支援隊であるミルキー、ルン、ネリスの3人。
『悠久の風』の新人コンビのチセとヒナタの2人。
そして、王都から来ている女騎士ナディアだ。
『毒蛇団』の頭領アルヴィンは俺がぶち殺したし、中堅や下っ端どもも片っ端から掃討した。
少しばかりの残党も、この数日で全て駆除されている。
もはやこの町に『毒蛇団』の脅威は残っていないと言っていい。
つまり、依頼を達成したのだから、打ち上げをするのは何もおかしいことはないのだ。
「ご主人様! お疲れ様です!!」
「ありがとう、シルヴィ」
シルヴィがグラスにワインを注いでくれる。
そういえば、以前もこんなことがあった気がする。
あの時は、まだ『悠久の風』のメンバーがもっと少ない時だったな。
あれからたった数ヶ月しか経っていないのが嘘みたいだ。
「コウタ、本当にお疲れ様」
「ああ、ユヅキ。お前もな」
ユヅキが労わるように微笑んでくれた。
彼女は『悠久の風』の中でも古株だ。
高い戦闘能力と安定した判断力で、パーティに大きく貢献してくれている。
俺は好き勝手に動くし、シルヴィは俺に付きっきりだ。
このパーティの柱は彼女と言っても過言ではない。
「しかし、ミルキーとルンがさらわれた時はどうなるかと思ったぞ。俺の判断ミスで怖い思いをさせてしまったな」
「あれは確かに怖かった。……でも、コウタ坊が助けに来てくれて……嬉しかった」
「あはは。ミルキーさんが乙女になっているのです」
顔を赤らめるミルキーを、ミナがからかう。
二人は従姉妹の関係だ。
背丈はミルキーの方が小さいが、彼女が年上である。
一般的には行き遅れの年増とさえ言われてしまうぐらいの年齢だ。
だが、こうして照れる仕草は、かなり可愛らしい。
応援ありがとうございます!
11
お気に入りに追加
1,056
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる