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第5章
427話 妙なところで照れ屋さんだな
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リン(?)に病人食を口移しで食べさせるよう、頼み込んでいる。
「……えっとぉ。口移しで食べていただくのはぁ……恥ずかしいですぅ」
「俺とリンの仲じゃないか。今さら何を照れることがある。……そうだ、俺が無事に快復したら、とびっきりのご褒美をあげるよ」
「ご、ごほうびですかぁ?」
「ああ。お前だけを一晩中、可愛がってやろう。このところは、いつも複数でやっていたからな」
俺のハーレムパーティも、ずいぶんと人数が増えてきた。
シルヴィ、ユヅキ、ミナ、リン、ティータ、ローズ、グレイス、エメラダ、セリア、ミルキー。
総勢10名にも及ぶ。
1人1晩でローテーションを組んでしまうと、1人1か月あたりたった3回だけしか致せないことになる。
俺視点で言えば毎日なので十分と言えば十分だが、彼女たち視点では不満だろう。
そのため、1晩あたり複数人でプレイすることが標準となっている。
たまに1人だけを愛することもあるが、何かしら特別な事情があるときに限られる。
「ひゃっ!? えっとぉ、その……」
「どうだ?」
「ううう……。わかりましたぁ。コウタさまのお体のためですからねぇ……」
リンが折れてくれたようだ。
「では、よろしく頼む」
「はいぃ……」
彼女がおずおずといった様子で、病人食を口に含む。
そして、数回程度咀嚼した。
これで、彼女の中には柔らかくなった病人食が入っているはずだ。
「…………」
準備万端のはずだが、なぜか彼女は動こうとしない。
暗くてよく見えないが、顔を赤くして何かを躊躇している様子だ。
「やれやれ……。妙なところで照れ屋さんだな」
俺はリンの体に手を回し、こちらへ寄せる。
これまでに何度もやることをやっているのに、今さらキスで動じるとはな。
まぁ、病人食を口移しするという点で、これまでにないやや特殊なシチュエーションではあるが。
「ほら、食べさせてくれ」
「――――ッ!!??」
俺はリンの唇を奪いつつ、舌を入れて彼女の口腔内を探る。
そして、咀噛された病人食を探し当てた。
それを自分の喉へと流し込む。
「んちゅ……んんんんんん!」
リンは驚いているようだ。
「ぷはぁ……。よし、もう一度だ」
俺は再びリンの口を塞ぐ。
一度のキスだけでは、全ての病人食を回収することができなかったためだ。
彼女の口内の隅々までを、俺の舌で蹂躙する。
「……んむ! ……ごくり」
「――――ッ!!!!」
俺はリンから離れる。
彼女は何やら動転している様子だが、まぁそのうち収まるだろう。
……む?
心なしか、体調が良くなってきたような……。
最初に飲んだスープが吸収され始めたか。
また、病人食をしっかりと摂取できたという精神的な安堵も大きいだろう。
リンに無理してもらった甲斐があるというものだ。
「……えっとぉ。口移しで食べていただくのはぁ……恥ずかしいですぅ」
「俺とリンの仲じゃないか。今さら何を照れることがある。……そうだ、俺が無事に快復したら、とびっきりのご褒美をあげるよ」
「ご、ごほうびですかぁ?」
「ああ。お前だけを一晩中、可愛がってやろう。このところは、いつも複数でやっていたからな」
俺のハーレムパーティも、ずいぶんと人数が増えてきた。
シルヴィ、ユヅキ、ミナ、リン、ティータ、ローズ、グレイス、エメラダ、セリア、ミルキー。
総勢10名にも及ぶ。
1人1晩でローテーションを組んでしまうと、1人1か月あたりたった3回だけしか致せないことになる。
俺視点で言えば毎日なので十分と言えば十分だが、彼女たち視点では不満だろう。
そのため、1晩あたり複数人でプレイすることが標準となっている。
たまに1人だけを愛することもあるが、何かしら特別な事情があるときに限られる。
「ひゃっ!? えっとぉ、その……」
「どうだ?」
「ううう……。わかりましたぁ。コウタさまのお体のためですからねぇ……」
リンが折れてくれたようだ。
「では、よろしく頼む」
「はいぃ……」
彼女がおずおずといった様子で、病人食を口に含む。
そして、数回程度咀嚼した。
これで、彼女の中には柔らかくなった病人食が入っているはずだ。
「…………」
準備万端のはずだが、なぜか彼女は動こうとしない。
暗くてよく見えないが、顔を赤くして何かを躊躇している様子だ。
「やれやれ……。妙なところで照れ屋さんだな」
俺はリンの体に手を回し、こちらへ寄せる。
これまでに何度もやることをやっているのに、今さらキスで動じるとはな。
まぁ、病人食を口移しするという点で、これまでにないやや特殊なシチュエーションではあるが。
「ほら、食べさせてくれ」
「――――ッ!!??」
俺はリンの唇を奪いつつ、舌を入れて彼女の口腔内を探る。
そして、咀噛された病人食を探し当てた。
それを自分の喉へと流し込む。
「んちゅ……んんんんんん!」
リンは驚いているようだ。
「ぷはぁ……。よし、もう一度だ」
俺は再びリンの口を塞ぐ。
一度のキスだけでは、全ての病人食を回収することができなかったためだ。
彼女の口内の隅々までを、俺の舌で蹂躙する。
「……んむ! ……ごくり」
「――――ッ!!!!」
俺はリンから離れる。
彼女は何やら動転している様子だが、まぁそのうち収まるだろう。
……む?
心なしか、体調が良くなってきたような……。
最初に飲んだスープが吸収され始めたか。
また、病人食をしっかりと摂取できたという精神的な安堵も大きいだろう。
リンに無理してもらった甲斐があるというものだ。
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