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第5章
407話 ミルキーが『悠久の風』に加入
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「……というわけで、ミルキーが俺たち『悠久の風』に加わることになった」
昼過ぎ。
俺は仲間たちを集めて、昨晩と今朝の出来事について報告した。
「うまくいきましたか。これで、ご主人様の名声も高まっていくというもの!」
「うん。新しい女性が増えるのは少し複雑だけど、いいことでもあるしね」
「へへっ。ミナっちの従姉妹さんか。これで武器に関しては何の心配も要らなくなったな!」
シルヴィ、ユヅキ、リンが順に感想を述べる。
「ああ。さっそくだが俺の力で『悠久の風』には追加済みだ。これで、ミルキーのジョブレベルもガンガン上げていくことができる」
俺の仲間になることで、『パーティメンバー経験値ブースト』の恩恵を受けることが可能になっているのだ。
「……いいと思う。でも……」
「パーティメンバーになったからには、ミルキー殿も狩りに連れ回すのでしょうか?」
「コウタ親分の方針なら反対はしねぇけどよ。昨日依頼した、武具の製作が遅れるんじゃねぇか?」
ティータ、ローズ、グレイスが疑問を呈する。
当然の疑問だな。
「その点も考えている。1週間ほどを目安に一気にレベリングを行って、その後に武具の製作に取り掛かってもらうつもりだ」
レベリングなしで今すぐに製作へ取り掛かれば、作業時間をたくさん確保できる。
だが、ジョブレベルは現状のままであり、製作効率は通常程度のものとなる。
ミナとミルキーが最初に言っていた通り、1か月前後掛かるだろう。
1か月以上のレベリングを行えば、ミルキーも『聖鍛冶師』になれる可能性がある。
ミナとのダブル上級ジョブにより、かなりのスピードでハイレベルな武具を製作できる。
だが、ジョブのレベリングだけに1か月以上掛けているため、当たり前だが武具の完成はそれよりも後になる。
ここは、1週間ほどのレベリングの後に武具の製作に取り掛かるのがちょうどいいバランスだと思う。
俺のチートスキルによりミナの『鍛冶師』のジョブレベルがそれなりにまで上がれば、武具の製作効率が良くなる。
1週間のレベリング期間を含めても、今から1か月以内に武具が完成する可能性はある。
「……えっと。主様のおっしゃることはわかりました。あたしも精一杯がんばります」
「いいと思うのですにゃ。私も手伝いますにゃ。それではさっそく、狩りに行くのですにゃ?」
エメラダとセリアがそう言う。
「いや、その前にみんなで鍛冶を体験させてもらおう。今後手伝っていくにあたり、『鍛冶師』のジョブは全員が持っておいた方がいい。みんなのファーストジョブに『鍛冶師』を設定してから狩りに行けば、効率的だろう?」
「そうですね! ご主人様のおっしゃる通りです!」
「みんなでがんばっていくのです」
「よろしく頼むよ、先輩方」
俺の言葉に、シルヴィ、ミナ、ミルキーが笑顔で応える。
こうして、俺たちは武具の早期製作に向けて動き出したのだった。
昼過ぎ。
俺は仲間たちを集めて、昨晩と今朝の出来事について報告した。
「うまくいきましたか。これで、ご主人様の名声も高まっていくというもの!」
「うん。新しい女性が増えるのは少し複雑だけど、いいことでもあるしね」
「へへっ。ミナっちの従姉妹さんか。これで武器に関しては何の心配も要らなくなったな!」
シルヴィ、ユヅキ、リンが順に感想を述べる。
「ああ。さっそくだが俺の力で『悠久の風』には追加済みだ。これで、ミルキーのジョブレベルもガンガン上げていくことができる」
俺の仲間になることで、『パーティメンバー経験値ブースト』の恩恵を受けることが可能になっているのだ。
「……いいと思う。でも……」
「パーティメンバーになったからには、ミルキー殿も狩りに連れ回すのでしょうか?」
「コウタ親分の方針なら反対はしねぇけどよ。昨日依頼した、武具の製作が遅れるんじゃねぇか?」
ティータ、ローズ、グレイスが疑問を呈する。
当然の疑問だな。
「その点も考えている。1週間ほどを目安に一気にレベリングを行って、その後に武具の製作に取り掛かってもらうつもりだ」
レベリングなしで今すぐに製作へ取り掛かれば、作業時間をたくさん確保できる。
だが、ジョブレベルは現状のままであり、製作効率は通常程度のものとなる。
ミナとミルキーが最初に言っていた通り、1か月前後掛かるだろう。
1か月以上のレベリングを行えば、ミルキーも『聖鍛冶師』になれる可能性がある。
ミナとのダブル上級ジョブにより、かなりのスピードでハイレベルな武具を製作できる。
だが、ジョブのレベリングだけに1か月以上掛けているため、当たり前だが武具の完成はそれよりも後になる。
ここは、1週間ほどのレベリングの後に武具の製作に取り掛かるのがちょうどいいバランスだと思う。
俺のチートスキルによりミナの『鍛冶師』のジョブレベルがそれなりにまで上がれば、武具の製作効率が良くなる。
1週間のレベリング期間を含めても、今から1か月以内に武具が完成する可能性はある。
「……えっと。主様のおっしゃることはわかりました。あたしも精一杯がんばります」
「いいと思うのですにゃ。私も手伝いますにゃ。それではさっそく、狩りに行くのですにゃ?」
エメラダとセリアがそう言う。
「いや、その前にみんなで鍛冶を体験させてもらおう。今後手伝っていくにあたり、『鍛冶師』のジョブは全員が持っておいた方がいい。みんなのファーストジョブに『鍛冶師』を設定してから狩りに行けば、効率的だろう?」
「そうですね! ご主人様のおっしゃる通りです!」
「みんなでがんばっていくのです」
「よろしく頼むよ、先輩方」
俺の言葉に、シルヴィ、ミナ、ミルキーが笑顔で応える。
こうして、俺たちは武具の早期製作に向けて動き出したのだった。
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