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第5章

307話 シルヴィとの熱い夜

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 ティータとローズが宝箱のトラップに掛かった日の夜。

「さあて、今日のお楽しみは……」

 俺はそう呟く。
 ハーレムパーティは順調に拡大している。
 毎日のように誰かを抱いている。

 ただ、その日のお相手までは俺は把握していない。
 女性陣たちの間で相談し、ローテーションを組んでいるようだ。
 正妻となる予定のローズ、俺への思いが最も強いシルヴィ、古株のユヅキあたりの影響力が強いようだが、極端に偏ったシフトにはならないように調整しているらしい。
 また、俺の希望があればそれを尊重してくれるし、日によっては複数で楽しむこともある。
 そんなわけで今日は誰が来るのか……。

「ご主人様。よろしいですか?」

 扉の向こう側から声が聞こえてきた。
 この声の主はおそらく……。

「もちろんだ」

 俺は返事をする。
 すると……。
 ガチャリ。
 ゆっくりと部屋のドアが開いた。

「失礼します。あの……」

「来たか……。待っていたぞ」

 俺は笑顔で出迎える。
 現れたのは予想通りの人物。
 シルヴィだ。

「今日も精一杯奉仕させていただきます!」

 彼女は元気よくそう宣言した。

「ああ。よろしく頼む」

 俺はベッドの上に座ると、ポンと膝を叩いた。

「はい。では……」

 シルヴィが近づいてくる。
 そして、そのまま俺の脚の間に体を割り込ませ、ひざまずいた。

「ふふ……。お待ちかねだったみたいですね?」

 シルヴィが微笑みながらそう言った。

「まあな」

 実際、彼女の言うとおりだ。
 先ほどまでのワクワク感が止まらない。

「嬉しいです。ご主人様のお相手をさせていただけて」

 シルヴィが俺のズボンを脱がせ始める。

「さあ、どうぞ」

「おう」

 俺はパンツも脱いで下半身裸になる。

「相変わらず、すごい……」

 シルヴィが俺のモノを見て息を飲む。
 そして……。

「どうだ?」

「はい。とても美味しそうに見えます」

 そして……。

「あむっ!」

「うおっ!」

 いきなりだったので驚いた。
 素晴らしい刺激が俺を襲う。

「いいぞ……」

 俺は素直な感想を口にする。
 シルヴィもずいぶんとうまくなったものだ。

「……ありがとうございます」

 シルヴィは丁寧に動いていく。

「……どうでしょうか?」

「うん。最高だ。どんどん上手くなっているな」

「本当ですか? よかったぁ」

 シルヴィが嬉しそうな顔を見せる。

「さあ、次は俺の番だな」

「はい! ……えっと、あの……」

「ん? どうかしたか?」

「その……、私にもアレをしてください。昼間にローズさんとティータさんにしていたことを……」

「ふふふ。いいだろう」

 こうして、俺とシルヴィの熱い夜は更けていったのだった。
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