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第5章
247話 最新ステータス コウタ 後編
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ゴブリンと戦闘中だ。
風魔導師のスキル『エアバースト』により、ゴブリンたちの体勢を崩した。
追撃していこう。
「【裂空脚】!」
「ギャオオォッ!!」
俺は『格闘王』のスキルを繰り出し、ゴブリンに大ダメージを与える。
こちらも下級ジョブの『格闘家』の時点で覚えられるアクティブスキルだ。
【砲撃連拳】というスキルもあるのだが、魔物狩りでは主に裂空脚を使っている。
理由は1つ。
不潔な魔物を素手で触りたくないからである。
「仕上げといくか。【ジャッジメントソード】」
俺は『剣豪』のジョブの必殺技を放つ。
裁きを下すかのような剣技は、ゴブリンたちを一瞬にして真っ二つにした。
「ご主人様! さすがです!!」
シルヴィがそう言う。
「それほどでもないさ。こっちは終わったし、手を貸そうか?」
「いえ! ご主人様の手を煩わせるわけにはいきません!」
シルヴィはそう言って、彼女が担当するゴブリンと対峙した。
ま、彼女がやる気ならここは任せるか。
この世界における、魔物を倒した際の経験値分配の仕組みはわからない。
だが、体感ではMSCと大きな差はない。
パーティメンバー全員に経験値が配分されるが、戦闘時の貢献度や距離に応じ、均等分配されたり一部のみの配分であったりもする。
俺ばかりが無双していては、偏ったパーティバランスになってしまうリスクがある。
ハーレムを拡充していくだけならそれも悪くはない。
しかし、今後『黄昏の月』と戦ったり、世界滅亡の危機に立ち向かったりすることを考えれば、なるべくみんな均等に成長する方がいい。
「ふむ。他のジョブの出番はなかったか」
俺はそう呟く。
今回のゴブリン戦で使用したのは、『風魔導士』『格闘王』『剣豪』のアクティブスキルだ。
俺にはシックススジョブまであり、他には『英雄』『火魔法使い』『土魔法使い』がある。
場合によってはこれらのアクティブスキルを使うこともあるのだが、ゴブリン数匹程度ではその必要も生じなかった。
また、控えジョブには『氷魔法使い』や『雷魔法使い』もある。
火、土、氷、雷については、定期的に入れ替えて設定し、バランスよくジョブレベルを上げている。
直近の戦闘能力の向上にはあまり貢献してくれないのだが、複数の魔法使い系ジョブを極めて行くことでさらなる上級ジョブが開放されるからな。
未来を見据えて今のうちにコツコツ上げているわけだ。
他にも、既にレベル30に達している『風魔法使い』や『格闘家』を設定するという選択肢もなくはない。
『風魔導師』と『風魔法使い』の両方を設定すれば、相乗効果で風魔法の強力さや使い勝手がさらによくなる。
これ以上ジョブレベルが上がらないので、経験値の面では損をしてしまうのだが……。
強敵と戦うことが分かっているときには、役立つこともあるかもしれない。
「基礎ステータスは……。順調に伸びてはいるが、まだA評価はなし。壁は厚いな」
まあ、同じB評価の中でも優劣はあるし、以前の俺よりも強くなっていることは間違いない。
「称号は、『エルフの友』か。ティータとは以前から仲良くしているが、新たにピュセルやヤナハとも深い関係になったし、その影響かな? エルドレッドや長老、他のエルフたちにも感謝されたしな」
称号『エルフの友』の効果は、『自然回復力向上』と『MP上昇(小)』だ。
さほど大きな効果ではないが、もちろんあって困るものではない。
「ふふふ。全ては順調だ。エルカの町でまた功績を上げれば、Aランクも見えてくるだろう」
俺は拳を握る。
この調子で頑張っていくぞ。
そう決意する。
さて。
続いて、シルヴィのステータスを確認しておくか。
風魔導師のスキル『エアバースト』により、ゴブリンたちの体勢を崩した。
追撃していこう。
「【裂空脚】!」
「ギャオオォッ!!」
俺は『格闘王』のスキルを繰り出し、ゴブリンに大ダメージを与える。
こちらも下級ジョブの『格闘家』の時点で覚えられるアクティブスキルだ。
【砲撃連拳】というスキルもあるのだが、魔物狩りでは主に裂空脚を使っている。
理由は1つ。
不潔な魔物を素手で触りたくないからである。
「仕上げといくか。【ジャッジメントソード】」
俺は『剣豪』のジョブの必殺技を放つ。
裁きを下すかのような剣技は、ゴブリンたちを一瞬にして真っ二つにした。
「ご主人様! さすがです!!」
シルヴィがそう言う。
「それほどでもないさ。こっちは終わったし、手を貸そうか?」
「いえ! ご主人様の手を煩わせるわけにはいきません!」
シルヴィはそう言って、彼女が担当するゴブリンと対峙した。
ま、彼女がやる気ならここは任せるか。
この世界における、魔物を倒した際の経験値分配の仕組みはわからない。
だが、体感ではMSCと大きな差はない。
パーティメンバー全員に経験値が配分されるが、戦闘時の貢献度や距離に応じ、均等分配されたり一部のみの配分であったりもする。
俺ばかりが無双していては、偏ったパーティバランスになってしまうリスクがある。
ハーレムを拡充していくだけならそれも悪くはない。
しかし、今後『黄昏の月』と戦ったり、世界滅亡の危機に立ち向かったりすることを考えれば、なるべくみんな均等に成長する方がいい。
「ふむ。他のジョブの出番はなかったか」
俺はそう呟く。
今回のゴブリン戦で使用したのは、『風魔導士』『格闘王』『剣豪』のアクティブスキルだ。
俺にはシックススジョブまであり、他には『英雄』『火魔法使い』『土魔法使い』がある。
場合によってはこれらのアクティブスキルを使うこともあるのだが、ゴブリン数匹程度ではその必要も生じなかった。
また、控えジョブには『氷魔法使い』や『雷魔法使い』もある。
火、土、氷、雷については、定期的に入れ替えて設定し、バランスよくジョブレベルを上げている。
直近の戦闘能力の向上にはあまり貢献してくれないのだが、複数の魔法使い系ジョブを極めて行くことでさらなる上級ジョブが開放されるからな。
未来を見据えて今のうちにコツコツ上げているわけだ。
他にも、既にレベル30に達している『風魔法使い』や『格闘家』を設定するという選択肢もなくはない。
『風魔導師』と『風魔法使い』の両方を設定すれば、相乗効果で風魔法の強力さや使い勝手がさらによくなる。
これ以上ジョブレベルが上がらないので、経験値の面では損をしてしまうのだが……。
強敵と戦うことが分かっているときには、役立つこともあるかもしれない。
「基礎ステータスは……。順調に伸びてはいるが、まだA評価はなし。壁は厚いな」
まあ、同じB評価の中でも優劣はあるし、以前の俺よりも強くなっていることは間違いない。
「称号は、『エルフの友』か。ティータとは以前から仲良くしているが、新たにピュセルやヤナハとも深い関係になったし、その影響かな? エルドレッドや長老、他のエルフたちにも感謝されたしな」
称号『エルフの友』の効果は、『自然回復力向上』と『MP上昇(小)』だ。
さほど大きな効果ではないが、もちろんあって困るものではない。
「ふふふ。全ては順調だ。エルカの町でまた功績を上げれば、Aランクも見えてくるだろう」
俺は拳を握る。
この調子で頑張っていくぞ。
そう決意する。
さて。
続いて、シルヴィのステータスを確認しておくか。
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