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第4章 エルフの里アルフヘイム
186話 最新ステータス ローズ
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テツザンからエルフの里アルフヘイムに移動中だ。
特にすることがないので、みんなのステータスを再確認し整理している。
最後にローズのステータスを見ておこう。
ローズ
種族:人族
ファーストジョブ:貴族レベル22
セカンドジョブ:治療魔法使いレベル11
サードジョブ:弓士レベル7
控えジョブ:なし
HP:D(01/05)
MP:C(02/10)
闘気:E(03/05)
腕力:E(04/05)
脚力:D(00/05)
器用:C(00/10)
アクティブスキル:
『治療魔法使い』ヒール、エリアヒール
パッシブスキル:
『貴族』気品向上、全ステータス上昇(微)、思考力上昇、パーティメンバー気力上昇
『弓士』器用強化
ローズのファーストジョブは『貴族』だ。
彼女に聞いたところ、彼女はもともとセカンドジョブまで持っていたそうである。
幼少から『貴族』をファーストジョブに設定し、子爵家令嬢としての教育を受けてきたらしい。
MSCでも、貴族の関係者は複数のジョブを持っている者が多かった。
「うーむ……」
俺はローズの横顔をしげしげと眺める。
「どうかされましたか? コウタ殿」
「いや。改めて、ローズには気品があるなと思っていたのだ」
『悠久の風』の面々はそれぞれ魅力的な女性だ。
俺が厳選したハーレムパーティである。
その中でも、気品の高さという点ではローズが随一だろう。
桃色の髪が美しい。
「もうっ! 褒めても何も出ませんわよ」
ローズが顔を赤くしながらそう言う。
まんざらでもなさそうだ。
俺と彼女の馴れ初めはかなり強引なものであったが、今の関係性は良好である。
今後も大切にしていこう。
「ローズは、治療魔法と弓が得意なんだよな?」
「そうですわね。わたくしに治療魔法使いの適性があると判明してからは、弓の鍛錬は最低限にとどめておりますが……」
ローズのファーストジョブは、先ほど言及した通り『貴族』である。
そしてセカンドジョブについては、当初は『弓士』だったそうだ。
『貴族』と『弓士』のジョブレベルの差は、ファーストジョブとセカンドジョブの違いもあるだろうし、これまでの鍛錬や生活様式の違いにも起因するだろう。
そしてある日、彼女に『治療魔法使い』としての適性があることが判明した。
それからは、弓士を控えジョブに回して治療魔法使いのジョブレベルを上げるようにしたそうだ。
確かに、治療魔法使いの方が希少だしその判断は妥当である。
それに、弓自体は別にジョブがなくとも扱えるしな。
ジョブ補正がない分、少し狙いが不正確になったりアクティブスキルが使えなくなったりするだけだ。
「俺の力は以前に説明した通りだ。今後は、『貴族』も『治療魔法使い』も『弓士』もレベルを上げていけるぞ」
今の彼女は俺のチートスキル『パーティメンバー設定』の対象者になったこともあり、サードジョブまでが開放されている。
それにより空いた枠に弓士を設定しておいた。
彼女の戦闘能力は、弓士のジョブ補正の分、ブラックワイバーン戦のときよりも向上していることになる。
「改めて聞いても、とんでもない力ですわね……。広く知らしめれば名声を得ることもできるかと思いますが……」
「いずれは考えている。しかし、公表はまだ時期尚早だ。俺がAランク……できればSランクになってからだな」
それぐらいになれば、貴族の権力闘争や国家間の争い事に巻き込まれてもどうとでもできるようになる。
Bランクに上がったばかりの今は、さすがにそこまでの力はないのだ。
「分かりましたわ。わたくしも、『悠久の風』のさらなる成り上がりに貢献致します」
「ああ。よろしく頼むぞ」
ローズのファーストジョブの『貴族』は、戦闘にはあまり向かないジョブである。
アクティブスキルがないからだ。
しかし代わりに、パッシブスキルがたくさんある。
このあたりは、『鍛冶師』や『料理人』のような生産系のジョブと同じようなイメージだな。
『貴族』のパッシブスキルである『気品上昇』と『思考力上昇』は、主に貴族同士の社交場で活躍スキルとなるだろう。
戦闘で役に立つスキルは、『全ステータス上昇(微)』と『パーティメンバー気力上昇』である。
特に後者のスキルは有用だ。
気力……ようするに、やる気や気合いが向上するのである。
今後の『悠久の風』は、ますます強くなるだろう。
場合によっては、『治療魔法使い』をファーストジョブに変更してもいいが……。
しばらくはこのジョブ編成で様子を見よう。
そして、控えジョブがないのが少し気になる。
現在はサードジョブまで埋まっているので無駄がないが、今後フォースジョブが開放されることがあれば1枠余らせてしまうことになる。
フォースジョブの開放はまだ先になるだろうし、極端に急ぐわけではないが……。
何らかのジョブを取得しておいた方がいいだろうな。
今後検討しておくことにしよう。
特にすることがないので、みんなのステータスを再確認し整理している。
最後にローズのステータスを見ておこう。
ローズ
種族:人族
ファーストジョブ:貴族レベル22
セカンドジョブ:治療魔法使いレベル11
サードジョブ:弓士レベル7
控えジョブ:なし
HP:D(01/05)
MP:C(02/10)
闘気:E(03/05)
腕力:E(04/05)
脚力:D(00/05)
器用:C(00/10)
アクティブスキル:
『治療魔法使い』ヒール、エリアヒール
パッシブスキル:
『貴族』気品向上、全ステータス上昇(微)、思考力上昇、パーティメンバー気力上昇
『弓士』器用強化
ローズのファーストジョブは『貴族』だ。
彼女に聞いたところ、彼女はもともとセカンドジョブまで持っていたそうである。
幼少から『貴族』をファーストジョブに設定し、子爵家令嬢としての教育を受けてきたらしい。
MSCでも、貴族の関係者は複数のジョブを持っている者が多かった。
「うーむ……」
俺はローズの横顔をしげしげと眺める。
「どうかされましたか? コウタ殿」
「いや。改めて、ローズには気品があるなと思っていたのだ」
『悠久の風』の面々はそれぞれ魅力的な女性だ。
俺が厳選したハーレムパーティである。
その中でも、気品の高さという点ではローズが随一だろう。
桃色の髪が美しい。
「もうっ! 褒めても何も出ませんわよ」
ローズが顔を赤くしながらそう言う。
まんざらでもなさそうだ。
俺と彼女の馴れ初めはかなり強引なものであったが、今の関係性は良好である。
今後も大切にしていこう。
「ローズは、治療魔法と弓が得意なんだよな?」
「そうですわね。わたくしに治療魔法使いの適性があると判明してからは、弓の鍛錬は最低限にとどめておりますが……」
ローズのファーストジョブは、先ほど言及した通り『貴族』である。
そしてセカンドジョブについては、当初は『弓士』だったそうだ。
『貴族』と『弓士』のジョブレベルの差は、ファーストジョブとセカンドジョブの違いもあるだろうし、これまでの鍛錬や生活様式の違いにも起因するだろう。
そしてある日、彼女に『治療魔法使い』としての適性があることが判明した。
それからは、弓士を控えジョブに回して治療魔法使いのジョブレベルを上げるようにしたそうだ。
確かに、治療魔法使いの方が希少だしその判断は妥当である。
それに、弓自体は別にジョブがなくとも扱えるしな。
ジョブ補正がない分、少し狙いが不正確になったりアクティブスキルが使えなくなったりするだけだ。
「俺の力は以前に説明した通りだ。今後は、『貴族』も『治療魔法使い』も『弓士』もレベルを上げていけるぞ」
今の彼女は俺のチートスキル『パーティメンバー設定』の対象者になったこともあり、サードジョブまでが開放されている。
それにより空いた枠に弓士を設定しておいた。
彼女の戦闘能力は、弓士のジョブ補正の分、ブラックワイバーン戦のときよりも向上していることになる。
「改めて聞いても、とんでもない力ですわね……。広く知らしめれば名声を得ることもできるかと思いますが……」
「いずれは考えている。しかし、公表はまだ時期尚早だ。俺がAランク……できればSランクになってからだな」
それぐらいになれば、貴族の権力闘争や国家間の争い事に巻き込まれてもどうとでもできるようになる。
Bランクに上がったばかりの今は、さすがにそこまでの力はないのだ。
「分かりましたわ。わたくしも、『悠久の風』のさらなる成り上がりに貢献致します」
「ああ。よろしく頼むぞ」
ローズのファーストジョブの『貴族』は、戦闘にはあまり向かないジョブである。
アクティブスキルがないからだ。
しかし代わりに、パッシブスキルがたくさんある。
このあたりは、『鍛冶師』や『料理人』のような生産系のジョブと同じようなイメージだな。
『貴族』のパッシブスキルである『気品上昇』と『思考力上昇』は、主に貴族同士の社交場で活躍スキルとなるだろう。
戦闘で役に立つスキルは、『全ステータス上昇(微)』と『パーティメンバー気力上昇』である。
特に後者のスキルは有用だ。
気力……ようするに、やる気や気合いが向上するのである。
今後の『悠久の風』は、ますます強くなるだろう。
場合によっては、『治療魔法使い』をファーストジョブに変更してもいいが……。
しばらくはこのジョブ編成で様子を見よう。
そして、控えジョブがないのが少し気になる。
現在はサードジョブまで埋まっているので無駄がないが、今後フォースジョブが開放されることがあれば1枠余らせてしまうことになる。
フォースジョブの開放はまだ先になるだろうし、極端に急ぐわけではないが……。
何らかのジョブを取得しておいた方がいいだろうな。
今後検討しておくことにしよう。
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