社畜だけど転移先の異世界で【ジョブ設定スキル】を駆使して世界滅亡の危機に立ち向かう ～【最強ハーレム】を築くまで、俺は止まらねぇからよぉ！～

第４章 エルフの里アルフヘイム

１８２話 最新ステータス ユヅキ

　テツザンからエルフの里アルフヘイムに移動中だ。
　特にすることがないので、みんなのステータスを再確認し整理している。
　次はユヅキのステータスを見ておこう。


ユヅキ
種族：茶犬族
ファーストジョブ：聖獣剣士レベル２
セカンドジョブ：土魔法使いレベル２６
サードジョブ：獣闘士レベル２３
控えジョブ：獣剣士レベル３０、料理人レベル３
ＨＰ：Ｃ（００／１０）
ＭＰ：Ｃ（０８／１０）
闘気：Ｃ（００／１０）
腕力：Ｃ（００／１０）
脚力：Ｃ（０１／１０）
器用：Ｂ（００／３０）

アクティブスキル：
『聖獣剣士』ビーストラッシュ、ダブルビーストラッシュ、スーパービーストラッシュ
『土魔法使い』クリエイトブロック、ロックウォール、ストーンキャノン
『獣闘士』裂空脚、砲撃連拳

パッシブスキル：
『聖獣剣士』パーティメンバー会心率向上、腕力強化
『土魔法使い』ＭＰ強化
『獣闘士』脚力強化


　ユヅキは『獣剣士』のジョブレベルが３０に到達した。
　その上級ジョブは『聖獣剣士』である。

「ユヅキ。聖獣剣士の使い勝手はどうだ？」

「いい感じだね。自分の力量に経験が追いついていないことが少し気になるけど……」

　ユヅキがそう言う。
　俺の『パーティメンバー経験値ブースト』のチートスキルによりジョブレベルはガンガン上がっている。
　それに伴い、剣術の技量や身体能力は向上している。

　しかし、経験や知識は別だ。
　ユヅキが言う通り、今の彼女は力量に経験が追いついていない。
　ややアンバランスな状態である。

　ＲＰＧで例えるなら、キャラのレベルは高くて強いが、操作しているプレイヤーが初心者みたいな感じだ。
　まあ、これはユヅキに限ったことではないが。
　シルヴィ、リン、ミナあたりも同様の状態になっている。

「まあ、そのうち慣れるだろう。自分の状態をそうして客観的に見れているのなら、大きな問題はないはずさ」

　俺はＭＳＣでの経験と知識があるのでまだマシだ。
　リーダーである俺がしっかりと導いていかないとな。

　俺とシルヴィは、それぞれ魔法使い系の上級ジョブだった。
　ユヅキは近接系の上級ジョブである。
　彼女の戦闘能力は、俺やシルヴィとはまた違った場面で役に立つこともあるだろう。

　ちなみに、上級ジョブと下級ジョブの関連性自体は魔法系ジョブと同様である。
　上級ジョブに変更したばかりの今のユヅキは一時的に戦力ダウンしている。
　だが、大きな問題はない。
　じきに元の戦闘能力に追いつくだろう。

　今の状態でブラックワイバーンと再戦したら負けてしまうかもしれない。
　しかしそれなら、一時的にジョブを元に戻せばいいだけだ。
　俺がステータス画面を操作するだけでジョブを変更できる。
　さすがに数秒で全員のジョブを変更することは難しいが、数分もあれば変更可能だ。

　平常時においては、このジョブ構成で特に問題はないだろう。
　彼女のさらなる活躍に期待したいところだ。
　続いて、ミナのステータスを確認しておこう。