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第4章 エルフの里アルフヘイム

181話 最新ステータス シルヴィ

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 テツザンからエルフの里アルフヘイムに移動中だ。
 特にすることがないので、みんなのステータスを再確認し整理していくつもりだ。
 次はシルヴィのステータスを見ておこう。


シルヴィ
種族:白狼族
ファーストジョブ:氷魔導師レベル2
セカンドジョブ:獣戦士レベル28
サードジョブ:獣闘士レベル21
控えジョブ:氷魔法使いレベル30、料理人レベル3
HP:C(03/10)
MP:B(03/30)
闘気:C(00/10)
腕力:C(00/10)
脚力:C(03/10)
器用:C(00/10)

アクティブスキル:
『氷魔導師』アイスショット、アイシクルスピア、アイスストーム
『獣戦士』ビーストストライク、ダブルビーストストライク、ヘビィビーストストライク
『獣闘士』裂空脚、砲撃連拳

パッシブスキル:
『氷魔導師』パーティメンバー寒さ耐性向上、MP強化
『獣戦士』脚力強化
『獣闘士』脚力強化


 シルヴィは『氷魔法使い』のジョブレベルが30に達した。
 そして、その上級ジョブである『氷魔導師』が追加されている。

「シルヴィ。『氷魔導師』の使い勝手はどうだ?」

「はい! 以前より力が落ちたような気はしますが、将来的には伸びそうな感覚があります!」

 氷魔法使いと氷魔導師の関係性は、風魔法使いと風魔導師の関係性とほぼ同様である。
 基本的には上位互換の関係にある。
 ただし、上級ジョブのレベルが低い間は若干の注意が必要だ。
 一時的に氷魔法の性能が落ちるからな。
 レベル5~10ぐらいに達すれば、完全な上位互換となる。

 当面の間は氷魔導師と氷魔法使いの両方をジョブに設定しておくのもなくはないが……。
 その場合、氷魔法使いに自動分配される分の経験値が無駄となってしまう。
 下級ジョブである氷魔法使いはレベル30が上限だからな。
 現状のジョブ構成の方がいいだろう。

「しばらくは注意して氷魔法を運用してくれ」

「わかりました! 気をつけます! それに、近接戦闘もうまく織り交ぜて戦うようにしますね!」

 シルヴィが上級ジョブになりたてで一時的に戦力ダウンしたとしても、さほどの問題はない。
 彼女のセカンドジョブ『獣戦士』とサードジョブ『獣闘士』は、それぞれ悪くないレベルに達しているからな。

 それに、シルヴィ以外のパーティメンバーがうまくサポートすればいいだけの話だ。
 上級ジョブはレベルが上がりにくいとはいえ、俺のチートスキル『パーティメンバー経験値ブースト』があれば、レベル10ぐらいまでなら近いうちに上がるだろう。
 それまでの辛抱である。

 シルヴィも、まだまだ上を目指せる人材だ。
 いずれはBランクに昇格できるだろう。
 そうなれば、『悠久の風』の安定感が増すし、それを率いる俺のAランク査定にも好影響が見込める。
 期待したいところだ。
 続いて、ユヅキのステータスを確認しておこう。
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