上 下
75 / 1,331
第2章 ダンジョンへ挑戦 ミナ、リン

75話 最新ステータス

しおりを挟む
 翌日になった。
 俺たちはミナにつくってもらった武器を携え、さっそくエルカ迷宮の2階層で狩りを行っている。

 強力な武器を得て、狩りの効率と安全性は大幅に向上した。
 さらに、少し前のゴーレム周回を通して、俺たちのジョブレベルも上がっている。
 一度整理しておこう。


コウタ
種族:人族
ファーストジョブ:風魔法使いレベル22
セカンドジョブ:剣士レベル19
サードジョブ:氷魔法使いレベル13
フォースジョブ:鍛冶師レベル12
HP:D++++
MP:C++++++++
闘気:D+++
腕力:C+
脚力:D++
器用:D+++

システムスキル:
ジョブ設定
経験値ブースト
パーティメンバー設定
パーティメンバー経験値ブースト
魔石蓄積ブースト

アクティブスキル:
ウインドカッター
エアバースト
ラッシュ
ダブルラッシュ
アイスショット
アイシクルスピア

パッシブスキル:
パーティメンバー回避力向上
MP強化
腕力強化
腕力強化
火耐性強化


 俺はそれぞれのジョブのレベルが少しずつ上がった。
 ただ、今回は新たなスキルを得ていない。
 近いうちに達成できるであろう剣士レベル20のスキルに期待したいところだ。

 ちなみに、セカンドジョブからフォースジョブの順序は少しいじっている。
 オリハルコンを入手できた今、俺が鍛冶師のジョブレベルを上げる必要性は薄まったからな。
 あくまで、なかなかオリハルコンがドロップしなかった時の保険として、『鉱石類ドロップ率上昇』のパッシブスキル目当てで上げていただけである。

 次に、シルヴィのステータスに目を通す。


シルヴィ
種族:白狼族
ファーストジョブ:氷魔法使いレベル21
セカンドジョブ:獣戦士レベル19
HP:D+
MP:C+++++
闘気:E++++
腕力:E++++
脚力:D
器用:E++++

アクティブスキル:
アイスショット
アイシクルスピア
ビーストストライク
ダブルビーストストライク

パッシブスキル:
パーティメンバー寒さ耐性向上
MP強化
脚力強化


 シルヴィは氷魔法使いがレベル20を超え、節目を迎えた。
 新たに得たパッシブスキルは、『パーティメンバー寒さ耐性向上』だ。
 この辺りは温暖な地域なので、ぶっちゃけあまり有用ではないスキルだ。

 とはいえ、氷魔法使いをレベル30まで上げれば、上級ジョブへの転職も可能となる。
 ジョブレベルを上げること自体に意味はある。
 パッシブスキルがやや微妙でも、このままファーストジョブに設定しておくのがいいだろう。

 次はユヅキだ。


ユヅキ
種族:茶犬族
ファーストジョブ:獣剣士レベル21
セカンドジョブ:土魔法使いレベル19
HP:E+++
MP:D++++
闘気:E++++
腕力:E++++
脚力:D+
器用:C++

アクティブスキル:
ビーストラッシュ
ダブルビーストラッシュ
クリエイトブロック
ロックウォール

パッシブスキル:
パーティメンバー会心率向上
腕力強化
MP強化


 ユヅキは獣剣士がレベル20を超え、節目を迎えた。
 新たに得たパッシブスキルは、『パーティメンバー会心率向上』である。
 その名の通り、こちらから魔物への攻撃時にクリティカルが出やすくなる。

 ゴブリンやホーンラビットのような最下級の魔物は、もともとうまく狙えば一撃で倒せる。
 このスキルを得てもあまり意味はない。
 しかし、ゴーレムのような階層ボスやリトルブラックタイガーのような下級とはいえそこそこ強い魔物を相手にするときには、有用なスキルとなる。

 次に、ミナのステータスを確認する。


ミナ
種族:ドワーフ
ファーストジョブ:鍛冶師レベル19
セカンドジョブ:槌士レベル15
HP:E+++
MP:E+
闘気:D+
腕力:C+++++
脚力:E+
器用:D+

アクティブスキル:
ビッグボンバー
ダブルボンバー

パッシブスキル:
火耐性強化
鉱石類ドロップ率上昇
腕力強化
腕力強化


「豪胆なる槌の神よ。我が腕に奇跡を与え給え。粉砕する連撃。ダブル……ボンバー!」

 ミナがハンマーを野球のスイングのように振り回し、リトルブラックタイガーを攻撃する。
 さらに、そのままハンマーを返して二撃目を叩き込んだ。
 リトルブラックタイガーが虚空へと消える。

「さすがはミナ。すばらしい攻撃力だ」

「ありがとうなのです! 状況さえ整えば、これで大ダメージを与えられるのです」

 総ダメージ量としては、ビッグボンバーよりも上か。
 ただ、連撃となっているので、その分スキも大きい。
 俺たちで攻撃のお膳立てをする必要があるだろう。

 最後に、リンだ。


リン
種族:金兎族
ファーストジョブ:料理人レベル18
セカンドジョブ:獣闘士レベル13
HP:E+++
MP:E++
闘気:E++++
腕力:E++
脚力:C+
器用:D++

アクティブスキル:
裂空脚

パッシブスキル:
斬耐性強化
肉類ドロップ率上昇
器用強化
脚力強化


 リンは料理人がレベル15を、獣闘士がレベル10を超え、節目を迎えた。
 新たに得たパッシブスキルは、『肉類ドロップ率上昇』と『脚力強化』である。

 彼女は金兎族の生来の特徴により脚力に優れている。
 その長所がパッシブスキルでさらに強化されることになる。
 より一層の活躍が期待できるだろう。

 『肉類ドロップ率上昇』は、ミナの『鉱石類ドロップ率上昇』とほぼ同じイメージだ。
 効果の対象が肉類か鉱石類かの違いだけである。

 俺たちは今、リトルブラックタイガーの肉を求めてエルカ迷宮の2階層で狩りを行っているところだ。
 まさに、ベストタイミングで習得したと言っても過言ではない。
 ガンガン狩って、肉を大量にゲットすることにしよう。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが

倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、  どちらが良い?……ですか。」 「異世界転生で。」  即答。  転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。  なろうにも数話遅れてますが投稿しております。 誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。 自分でも見直しますが、ご協力お願いします。 感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました

紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。 国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です 更新は1週間に1度くらいのペースになります。 何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。 自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

処理中です...