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第2章 ダンジョンへ挑戦 ミナ、リン
54話 エルカ草原での狩り
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翌日になった。
俺、シルヴィ、ユヅキは、エルカ草原でホーンラビットやゴブリン狩りをしている。
「ふう。余裕だな。物足りないぐらいだ」
「そうですね! 3人でエルカ樹海に挑戦しますか?」
シルヴィがそう言う。
彼女はイケイケドンドンな性格をしており、細かいことはあまり気にしない。
「それはちょっと危険じゃないかな。戦闘能力だけならまだしも、森の中だから奇襲も警戒しないといけないし……」
ユヅキが言うことにも一理ある。
人数が多ければその分視界が広くなり、魔物の奇襲への対処能力が向上する。
5人ならある程度安心できるが、3人では相当に気を張らなければならない。
「まあ、ムリはしないでおこう。数日後には、ミナやリンと合流して再びエルカ迷宮に挑戦する予定だしな」
俺たちはそんな会話をしつつも、無難に狩りを進めていく。
一昨日のエルカ迷宮1階層での狩り、階層ボスのゴーレム戦、ミッション報酬の経験値(小)、そして今日の狩り。
それらを通して、俺たちのジョブもそれぞれ上がっている。
一度整理しておこう。
コウタ
種族:人族
ファーストジョブ:風魔法使いレベル17
セカンドジョブ:剣士レベル15
サードジョブ:氷魔法使いレベル9
控えジョブ:鍛冶師レベル1
HP:D+
MP:C+++
闘気:E++++
腕力:D
脚力:E++++
器用:D+
システムスキル:
ジョブ設定
経験値ブースト
パーティメンバー設定
パーティメンバー経験値ブースト
アクティブスキル:
ウインドカッター
エアバースト
ラッシュ
ダブルラッシュ
アイスショット
パッシブスキル:
MP強化
腕力強化
俺はサードジョブまで設定しているため、3つのジョブの恩恵を受けることができる。
その分、基礎ステータスの上昇ペースが早い。
また、アクティブスキルやパッシブスキルも豊富だ。
今回は、『剣士』がレベル15に達したことにより、『ダブルラッシュ』のスキルを得た。
名前の通り、『ラッシュ』を二撃連続で放つ技である。
その分闘気の消費が激しくなり、スキも大きい。
ここぞというときに使う大技となる。
続いて、シルヴィのステータスを見ておこう。
シルヴィ
種族:白狼族
ファーストジョブ:氷魔法使いレベル13
セカンドジョブ:獣戦士レベル14
HP:E+++
MP:D++++
闘気:E+++
腕力:E+++
脚力:E++++
器用:E+++
アクティブスキル:
アイスショット
アイシクルスピア
ビーストストライク
パッシブスキル:
脚力強化
シルヴィは、それぞれのジョブレベルが上がり、基礎ステータスが向上しただけに留まる。
『氷魔法使い』か『獣戦士』がレベル15に達すれば、アクティブスキルやパッシブスキルが手に入るはずだ。
それに期待しよう。
続いて、ユヅキのステータスに目を通す。
ユヅキ
種族:茶犬族
ファーストジョブ:獣剣士レベル14
セカンドジョブ:土魔法使いレベル10
HP:E+++
MP:D
闘気:E++
腕力:E++
脚力:D+
器用:E++++
アクティブスキル:
ビーストラッシュ
クリエイトブロック
ロックウォール
パッシブスキル:
腕力強化
ユヅキも、もちろん基礎ステータスが向上している。
そして、『土魔法使い』がレベル10に達したことにより、新たなアクティブスキルを得ている。
「ユヅキ。新たに得た『ロックウォール』をもう一度見せてくれないか?」
「いいけど。ホーンラビットやゴブリン相手には、特に意味のない魔法だよねえ。とりあえず、その辺に向けて放つよ」
ユヅキが一歩前に出る。
「母なる土の精霊よ。契約によりて我が指示に従え。土の壁を生み出し、我が敵の行く手を阻め。ロックウォール!」
ゴゴゴゴゴ!
地面が隆起し、壁ができる。
高さ1メートル、横幅1メートル、厚み20センチといったところか。
「ふむ。なかなかの大きさだな」
「うん。動かすことはできないから、防御専用だけどね」
ユヅキの言う通り、これは防御用の魔法だ。
これぐらいのサイズ感であれば、ホーンラビットやゴブリンの攻撃は軽く防げる。
ただ、やつら程度が相手ならそもそも防御の必要性すらないわけだが。
「クレイジーラビットに誤って攻撃してしまったときには役立ちそうだな。ゴーレムのような鈍重な魔物が相手のときにも、使い方によっては有効だろう」
「そうだね。いろいろと考えておくよ」
普段の狩りに直接的に役立つわけではないが、いざというときには頼りになりそうな魔法だ。
「それはそうと、ご主人様のスキルももう一度見たいです!」
「僕も、改めて見ておきたいかな」
「わかった。しっかりと見ていてくれ」
俺の華麗な動きで、2人の好感度を稼いでおこう。
俺は手頃なゴブリンを見つけ、狙いを定める。
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる連撃。ダブルラッシュ」
ズバズバッ!
一瞬の間に二撃を叩き込む。
ゴブリンはあっさりと息絶え、虚空へと消えた。
「やはり、ご主人様はすごいです!」
「うん。これだけの攻撃力があれば、頼りになるね。ゴーレムと再戦することがあっても、前回以上に楽に狩れそう」
シルヴィとユヅキがそう言う。
確かに、今の戦力ならゴーレムを前回以上に楽に倒せるだろう。
俺、シルヴィ、ユヅキのそれぞれのジョブレベルが上がっているので当然ではあるが。
「そうだな。まあ、次の目的地は2階層だから、ゴーレムと戦う必要はないだろうが」
とりあえず、今日の狩りはこれぐらいにしておこう。
数日後にはミナやリンと合流してまたエルカ迷宮に挑戦するし、ムリはできない。
それまでは堅実に狩りをしていくことにしよう。
俺、シルヴィ、ユヅキは、エルカ草原でホーンラビットやゴブリン狩りをしている。
「ふう。余裕だな。物足りないぐらいだ」
「そうですね! 3人でエルカ樹海に挑戦しますか?」
シルヴィがそう言う。
彼女はイケイケドンドンな性格をしており、細かいことはあまり気にしない。
「それはちょっと危険じゃないかな。戦闘能力だけならまだしも、森の中だから奇襲も警戒しないといけないし……」
ユヅキが言うことにも一理ある。
人数が多ければその分視界が広くなり、魔物の奇襲への対処能力が向上する。
5人ならある程度安心できるが、3人では相当に気を張らなければならない。
「まあ、ムリはしないでおこう。数日後には、ミナやリンと合流して再びエルカ迷宮に挑戦する予定だしな」
俺たちはそんな会話をしつつも、無難に狩りを進めていく。
一昨日のエルカ迷宮1階層での狩り、階層ボスのゴーレム戦、ミッション報酬の経験値(小)、そして今日の狩り。
それらを通して、俺たちのジョブもそれぞれ上がっている。
一度整理しておこう。
コウタ
種族:人族
ファーストジョブ:風魔法使いレベル17
セカンドジョブ:剣士レベル15
サードジョブ:氷魔法使いレベル9
控えジョブ:鍛冶師レベル1
HP:D+
MP:C+++
闘気:E++++
腕力:D
脚力:E++++
器用:D+
システムスキル:
ジョブ設定
経験値ブースト
パーティメンバー設定
パーティメンバー経験値ブースト
アクティブスキル:
ウインドカッター
エアバースト
ラッシュ
ダブルラッシュ
アイスショット
パッシブスキル:
MP強化
腕力強化
俺はサードジョブまで設定しているため、3つのジョブの恩恵を受けることができる。
その分、基礎ステータスの上昇ペースが早い。
また、アクティブスキルやパッシブスキルも豊富だ。
今回は、『剣士』がレベル15に達したことにより、『ダブルラッシュ』のスキルを得た。
名前の通り、『ラッシュ』を二撃連続で放つ技である。
その分闘気の消費が激しくなり、スキも大きい。
ここぞというときに使う大技となる。
続いて、シルヴィのステータスを見ておこう。
シルヴィ
種族:白狼族
ファーストジョブ:氷魔法使いレベル13
セカンドジョブ:獣戦士レベル14
HP:E+++
MP:D++++
闘気:E+++
腕力:E+++
脚力:E++++
器用:E+++
アクティブスキル:
アイスショット
アイシクルスピア
ビーストストライク
パッシブスキル:
脚力強化
シルヴィは、それぞれのジョブレベルが上がり、基礎ステータスが向上しただけに留まる。
『氷魔法使い』か『獣戦士』がレベル15に達すれば、アクティブスキルやパッシブスキルが手に入るはずだ。
それに期待しよう。
続いて、ユヅキのステータスに目を通す。
ユヅキ
種族:茶犬族
ファーストジョブ:獣剣士レベル14
セカンドジョブ:土魔法使いレベル10
HP:E+++
MP:D
闘気:E++
腕力:E++
脚力:D+
器用:E++++
アクティブスキル:
ビーストラッシュ
クリエイトブロック
ロックウォール
パッシブスキル:
腕力強化
ユヅキも、もちろん基礎ステータスが向上している。
そして、『土魔法使い』がレベル10に達したことにより、新たなアクティブスキルを得ている。
「ユヅキ。新たに得た『ロックウォール』をもう一度見せてくれないか?」
「いいけど。ホーンラビットやゴブリン相手には、特に意味のない魔法だよねえ。とりあえず、その辺に向けて放つよ」
ユヅキが一歩前に出る。
「母なる土の精霊よ。契約によりて我が指示に従え。土の壁を生み出し、我が敵の行く手を阻め。ロックウォール!」
ゴゴゴゴゴ!
地面が隆起し、壁ができる。
高さ1メートル、横幅1メートル、厚み20センチといったところか。
「ふむ。なかなかの大きさだな」
「うん。動かすことはできないから、防御専用だけどね」
ユヅキの言う通り、これは防御用の魔法だ。
これぐらいのサイズ感であれば、ホーンラビットやゴブリンの攻撃は軽く防げる。
ただ、やつら程度が相手ならそもそも防御の必要性すらないわけだが。
「クレイジーラビットに誤って攻撃してしまったときには役立ちそうだな。ゴーレムのような鈍重な魔物が相手のときにも、使い方によっては有効だろう」
「そうだね。いろいろと考えておくよ」
普段の狩りに直接的に役立つわけではないが、いざというときには頼りになりそうな魔法だ。
「それはそうと、ご主人様のスキルももう一度見たいです!」
「僕も、改めて見ておきたいかな」
「わかった。しっかりと見ていてくれ」
俺の華麗な動きで、2人の好感度を稼いでおこう。
俺は手頃なゴブリンを見つけ、狙いを定める。
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる連撃。ダブルラッシュ」
ズバズバッ!
一瞬の間に二撃を叩き込む。
ゴブリンはあっさりと息絶え、虚空へと消えた。
「やはり、ご主人様はすごいです!」
「うん。これだけの攻撃力があれば、頼りになるね。ゴーレムと再戦することがあっても、前回以上に楽に狩れそう」
シルヴィとユヅキがそう言う。
確かに、今の戦力ならゴーレムを前回以上に楽に倒せるだろう。
俺、シルヴィ、ユヅキのそれぞれのジョブレベルが上がっているので当然ではあるが。
「そうだな。まあ、次の目的地は2階層だから、ゴーレムと戦う必要はないだろうが」
とりあえず、今日の狩りはこれぐらいにしておこう。
数日後にはミナやリンと合流してまたエルカ迷宮に挑戦するし、ムリはできない。
それまでは堅実に狩りをしていくことにしよう。
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