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第1章 初級冒険者として活躍 シルヴィ、ユヅキ
20話 ユーヤの最期?
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エルカ樹海にて、クレイジーラビットの猛攻をしのいでいるところだ。
俺やシルヴィの迎撃をすり抜けて、次々とホーンラビットがユーヤのほうに向かっていく。
マズイ状況だ。
俺は森の奥から新たに迫りくるクレイジーラビットを風魔法で迎撃するので手一杯。
俺が撃ち漏らしたやつ迎え撃つために、シルヴィやユヅキたちも手一杯だ。
森の奥から現れるペースは、徐々に落ちてきている。
何とかもう少しだけユーヤが粘ってくれれば、彼が生還する未来もあり得る。
「く、くそおおおぉっ!」
ザシュッ!
ユーヤの剣が、クレイジーラビットを切り裂く。
恐慌状態ではあるが、なかなかしっかりした太刀筋だ。
やはり、身についた技術は裏切らない。
だが、迫りくるクレイジーラビットを処理し切るには少し足りない。
ドンッ!
ユーヤの背後に回り込んだクレイジーラビットが、角で強烈な一撃を入れる。
「うごっ! く、くそっ!」
クレイジーラビットの角がユーヤの防具を貫通することはなかった。
しかし、ユーヤは衝撃によりそこそこのダメージを受けてしまったようだ。
彼は何とか持ちこたえ、そのクレイジーラビットを薙ぎ払う。
だが、そのスキを突いて別の方向から別の個体による一撃。
さらに別の個体からの一撃。
「……ぐ。ぐあっ! ぐおおおおぉっ!!!」
ユーヤが苦痛にうめく。
マズイ。
「……よし! こっちは何とか片付いた! 今助けに向かうぞ!」
さすがのクレイジーラビットも、弾切れのようだ。
森の奥から、もう新しいクレイジーラビットは出てきていない。
上流側からの流入が止まったことにより、シルヴィやユヅキにも余裕ができた。
「わたしもいきます!」
「ユーヤ! しっかりして!」
俺たちみんなで、ユーヤの救援に向かう。
彼は、クレイジーラビットの大群に囲まれ、半ば埋もれているような状況だ。
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる一閃。ラッシュ」
俺はそう唱えて、スキル『ラッシュ』を発動させる。
もうスピードで標的に接近し、重い一撃を入れるスキルだ。
ドゴン!
俺の一撃により、ユーヤにまとわりついていたクレイジーラビットの一角を崩した。
「豪快なる戦の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。敏速なる一閃。ビーストストライク」
俺に続いて、シルヴィがそう唱える。
スキル『ビーストストライク』だ。
効果は、俺のラッシュと大して変わらない。
スピードと威力がやや高めで、細かな制御でやや劣るといったところだ。
ドゴン!
シルヴィの一撃により、ユーヤにまとわりついていたクレイジーラビットの一角が崩される。
「す、すごい……。ユーヤ、あと少しだよ!」
ユヅキがそう声を掛ける。
確かにあと少しだ。
ここまでくれば、下手に大技は使えない。
ユーヤを巻き込むかもしれないからな。
俺、シルヴィ、ユヅキ、それに他の3人とともに、残りのクレイジーラビットを撃破していく。
そして、ついに全てのクレイジーラビットを撃破した。
これで、脅威は取り除かれた。
あとは、ユーヤのキズの具合次第だが……。
「う……。ぐ……」
ユーヤが苦しそうにうめく。
「うっ。こ、これは……」
シルヴィが青い顔をしてそうつぶやく。
ユーヤの腹には、大きなキズがあった。
防具を貫通している。
おそらく、クレイジーラビットの角の攻撃を何度もくらい、防具の耐久力がもたなかったのだろう。
頭部や心臓ではなかっただけ、まだマシとも言えるが……。
「ユーヤ……。しっかりして!」
「う……。ユヅキ……。俺はもうダメだ……。最後までダメな男で、ゴメンな……」
ユーヤが力なくそうつぶやく。
確かに、このキズは助からない。
町まで背負っていこうにも、それまでに命が尽きるだろう。
「ダ、ダメだよ。死んじゃダメ! 僕、ユーヤがいないと……」
「へへっ。お前には『大地の轟き』のみんながいるじゃねェか。それに、コウタもいいやつだ……。コウタ、ユヅキのことを頼んだぜ……」
ユーヤが力なくそうつぶやく。
死ぬ前の、最後の望みか。
できれば叶えてやりたいがーー。
「だが断る」
俺は毅然とそう言う。
男の最後の望みなど、聞いてやる義理はない。
そもそも、そんな心配は要らないのだ。
俺はストレージからあるものを取り出す。
液体が入った容器だ。
そして、その液体をドバドバとユーヤの腹にぶちまけていく。
「コ、コウタ!? 何を……」
「ご主人様?」
ユヅキとシルヴィがそう言う。
俺の突然の行動に、戸惑っている様子だ。
「どうだ? まだ苦しいか? ユーヤ」
「え? 痛く……ない。腹のキズが治っている?」
ユーヤが腹のあたりを手で触る。
キズが治っていることを確認し、驚愕した表情になる。
「コ、コウタ……。もしかして、今使ったのって……」
「ああ、ポーションだな。ポーションの中では下級品だが、それでも金貨10枚以上はするぞ」
俺はそう答える。
こんなこともあろうかと、あらかじめポーションを買っておいたのだ。
もちろん、俺自身やシルヴィのキズへの対策だったが。
まさか、野郎に使うはめになるとは。
しかし、さすがの俺でもこの場面で見殺しはできない。
仕方がなかったと思うしかない。
「ふええぇん! あ、ありがとう、コウタ!」
「コウタ……、いや、コウタの兄貴! ありがとうございます! このご恩は、一生忘れません!」
ユーヤが感極まった顔でそう言う。
慕ってくれるのは嬉しいのだが、野郎に慕われてもな……。
どうせなら、女の子がよかった。
「まあ、あまり重くは考えるな。今回の件をしっかり反省して、同じミスを繰り返さないようにな」
俺はそう言う。
ポーション代を請求したいところだが、今のこの感動的な場面では少し言いにくい。
まあ、感動してくれているみたいだし、自分からそのうち返してくれるのではないだろうか。
たぶん。
それよりも、今の俺には少しいい知らせがある。
ジョブのレベルアップだ。
クレイジーラビットをたくさん倒したことだし、まあ当然と言えば当然だが。
さっそく、確認してみることにしよう。
俺やシルヴィの迎撃をすり抜けて、次々とホーンラビットがユーヤのほうに向かっていく。
マズイ状況だ。
俺は森の奥から新たに迫りくるクレイジーラビットを風魔法で迎撃するので手一杯。
俺が撃ち漏らしたやつ迎え撃つために、シルヴィやユヅキたちも手一杯だ。
森の奥から現れるペースは、徐々に落ちてきている。
何とかもう少しだけユーヤが粘ってくれれば、彼が生還する未来もあり得る。
「く、くそおおおぉっ!」
ザシュッ!
ユーヤの剣が、クレイジーラビットを切り裂く。
恐慌状態ではあるが、なかなかしっかりした太刀筋だ。
やはり、身についた技術は裏切らない。
だが、迫りくるクレイジーラビットを処理し切るには少し足りない。
ドンッ!
ユーヤの背後に回り込んだクレイジーラビットが、角で強烈な一撃を入れる。
「うごっ! く、くそっ!」
クレイジーラビットの角がユーヤの防具を貫通することはなかった。
しかし、ユーヤは衝撃によりそこそこのダメージを受けてしまったようだ。
彼は何とか持ちこたえ、そのクレイジーラビットを薙ぎ払う。
だが、そのスキを突いて別の方向から別の個体による一撃。
さらに別の個体からの一撃。
「……ぐ。ぐあっ! ぐおおおおぉっ!!!」
ユーヤが苦痛にうめく。
マズイ。
「……よし! こっちは何とか片付いた! 今助けに向かうぞ!」
さすがのクレイジーラビットも、弾切れのようだ。
森の奥から、もう新しいクレイジーラビットは出てきていない。
上流側からの流入が止まったことにより、シルヴィやユヅキにも余裕ができた。
「わたしもいきます!」
「ユーヤ! しっかりして!」
俺たちみんなで、ユーヤの救援に向かう。
彼は、クレイジーラビットの大群に囲まれ、半ば埋もれているような状況だ。
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる一閃。ラッシュ」
俺はそう唱えて、スキル『ラッシュ』を発動させる。
もうスピードで標的に接近し、重い一撃を入れるスキルだ。
ドゴン!
俺の一撃により、ユーヤにまとわりついていたクレイジーラビットの一角を崩した。
「豪快なる戦の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。敏速なる一閃。ビーストストライク」
俺に続いて、シルヴィがそう唱える。
スキル『ビーストストライク』だ。
効果は、俺のラッシュと大して変わらない。
スピードと威力がやや高めで、細かな制御でやや劣るといったところだ。
ドゴン!
シルヴィの一撃により、ユーヤにまとわりついていたクレイジーラビットの一角が崩される。
「す、すごい……。ユーヤ、あと少しだよ!」
ユヅキがそう声を掛ける。
確かにあと少しだ。
ここまでくれば、下手に大技は使えない。
ユーヤを巻き込むかもしれないからな。
俺、シルヴィ、ユヅキ、それに他の3人とともに、残りのクレイジーラビットを撃破していく。
そして、ついに全てのクレイジーラビットを撃破した。
これで、脅威は取り除かれた。
あとは、ユーヤのキズの具合次第だが……。
「う……。ぐ……」
ユーヤが苦しそうにうめく。
「うっ。こ、これは……」
シルヴィが青い顔をしてそうつぶやく。
ユーヤの腹には、大きなキズがあった。
防具を貫通している。
おそらく、クレイジーラビットの角の攻撃を何度もくらい、防具の耐久力がもたなかったのだろう。
頭部や心臓ではなかっただけ、まだマシとも言えるが……。
「ユーヤ……。しっかりして!」
「う……。ユヅキ……。俺はもうダメだ……。最後までダメな男で、ゴメンな……」
ユーヤが力なくそうつぶやく。
確かに、このキズは助からない。
町まで背負っていこうにも、それまでに命が尽きるだろう。
「ダ、ダメだよ。死んじゃダメ! 僕、ユーヤがいないと……」
「へへっ。お前には『大地の轟き』のみんながいるじゃねェか。それに、コウタもいいやつだ……。コウタ、ユヅキのことを頼んだぜ……」
ユーヤが力なくそうつぶやく。
死ぬ前の、最後の望みか。
できれば叶えてやりたいがーー。
「だが断る」
俺は毅然とそう言う。
男の最後の望みなど、聞いてやる義理はない。
そもそも、そんな心配は要らないのだ。
俺はストレージからあるものを取り出す。
液体が入った容器だ。
そして、その液体をドバドバとユーヤの腹にぶちまけていく。
「コ、コウタ!? 何を……」
「ご主人様?」
ユヅキとシルヴィがそう言う。
俺の突然の行動に、戸惑っている様子だ。
「どうだ? まだ苦しいか? ユーヤ」
「え? 痛く……ない。腹のキズが治っている?」
ユーヤが腹のあたりを手で触る。
キズが治っていることを確認し、驚愕した表情になる。
「コ、コウタ……。もしかして、今使ったのって……」
「ああ、ポーションだな。ポーションの中では下級品だが、それでも金貨10枚以上はするぞ」
俺はそう答える。
こんなこともあろうかと、あらかじめポーションを買っておいたのだ。
もちろん、俺自身やシルヴィのキズへの対策だったが。
まさか、野郎に使うはめになるとは。
しかし、さすがの俺でもこの場面で見殺しはできない。
仕方がなかったと思うしかない。
「ふええぇん! あ、ありがとう、コウタ!」
「コウタ……、いや、コウタの兄貴! ありがとうございます! このご恩は、一生忘れません!」
ユーヤが感極まった顔でそう言う。
慕ってくれるのは嬉しいのだが、野郎に慕われてもな……。
どうせなら、女の子がよかった。
「まあ、あまり重くは考えるな。今回の件をしっかり反省して、同じミスを繰り返さないようにな」
俺はそう言う。
ポーション代を請求したいところだが、今のこの感動的な場面では少し言いにくい。
まあ、感動してくれているみたいだし、自分からそのうち返してくれるのではないだろうか。
たぶん。
それよりも、今の俺には少しいい知らせがある。
ジョブのレベルアップだ。
クレイジーラビットをたくさん倒したことだし、まあ当然と言えば当然だが。
さっそく、確認してみることにしよう。
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