18 / 1,260
第1章 初級冒険者として活躍 シルヴィ、ユヅキ
18話 エルカ樹海
しおりを挟む
『大地の轟き』と臨時パーティを組んで、1週間が経過した。
この1週間で、きっちり連携を深めておいた。
また、各自の戦闘能力も互いに確認した。
彼ら5人はまだ土魔法を使えないそうだ。
しかし、獣剣士としてはそこそこの戦力にはなる。
ユヅキもユーヤも、最低限の剣さばきはできている。
今日は、エルカ樹海に挑戦することになる。
俺、シルヴィ、ユヅキ、ユーヤ、他3名。
みんなでエルカ草原の端までやってきたところだ。
「さて……。いよいよ、エルカ樹海に足を踏み入れることになる。打ち合わせ通り、フォレストゴブリン、ポイズンコブラ、クレイジーラビットなどに注意しろ」
俺はそう言う。
もちろん言うまでなくみんなわかっていることだが、あらためて言うことで意識を引き締めてもらうのだ。
「が、がんばろう。この1週間でちゃんと練習したし、だいじょうぶだと思う」
「へへっ。ラクショーだ! さっさと入ろうぜ」
ユヅキは適度に緊張しているが、ユーヤは楽観的だ。
まあ、彼は5人の中のリーダー格で、やや強いしな、
多少調子に乗ってしまうのもわからないでもない。
「シルヴィも平気か?」
「もちろんです! お気遣いいただき、ありがとうございます。ご主人様」
シルヴィのジョブレベルは、おそらく獣戦士レベル5のままだ。
俺の風魔法使いと剣士も同様で、変わっていない。
やはり、エルカ草原でホーンラビットやゴブリンを狩るだけではレベリング効率は落ちてくる。
そろそろ上がってもいい頃だとは思うのだが……。
「よし。各自、気を引き締めていくぞ」
俺たちは隊列を整え、エルカ樹海に入っていく。
とはいえ、1歩踏み入れただけで極端に何かが変わるわけでもない。
しばらくは、平和に進んでいく。
そしてーー。
ガサガサッ!
不意に、茂みが揺れた。
「ぎいぃっ!」
魔物だ。
この魔物はーー。
「ゴブリン。いや、フォレストゴブリンか」
俺はそう言う。
ゴブリンの亜種で、通常のゴブリンよりも少し強い。
とはいえ、分類上は下級だ。
「打ち合わせ通りにいきます! ユヅキさん、それにみなさん。いきますよ!」
シルヴィがそう言って、フォレストゴブリンに駆け出す。
戦法はこうだ。
まず、俺以外の6人で魔物に近接戦を仕掛ける。
そのまま討伐できればよし。
長引くようであれば、タイミングを見て離脱してもらい、俺の風魔法を打ち込む。
シンプルだが、悪くない戦法だろう。
というか、これ以外の戦法は組みづらい。
『大地の轟き』は全員が獣剣士だからな。
できることが偏っているのだ。
「せいっ!」
「ていっ!」
「おらぁ!」
シルヴィ、ユヅキ、ユーヤ。
それに他の3人。
それぞれ、きちんとフォレストゴブリンに攻撃を入れている。
しばらくして、フォレストゴブリンは虚空に消えた。
後には魔石が残される。
討伐完了だ。
「いい感じだったな。俺の出番はなしか」
まあ、通常のゴブリンであれば1人でも倒せるし、2人なら余裕で倒せる。
多少強いフォレストゴブリンであっても、6人がかりなら勝てないほうがおかしい。
「そ、そうだね。僕たちの練習の成果が出た」
「だが、これぽっちの魔石じゃ、大した稼ぎにはならねェぜ。なにせ7人もいるんだしよ」
確かに、ユーヤの言う通りだ。
フォレストゴブリンから出る魔石は、大した魔石ではない。
通常のゴブリンよりも少しだけ魔力が込められている程度だ。
「焦るな。もう少し奥にいけば、フォレストゴブリンの群れや、他の魔物もいるだろう。油断せずに行くぞ」
「承知しました!」
「わ、わかった」
俺の注意の声に、シルヴィとユヅキがそう答える。
「よっしゃ。ガンガン行くぜェ!」
ユーヤはこのフォレストゴブリンの討伐で自信を深めたのか、ますます調子に乗っている。
暴走しないように、注意して見ておかないとな。
俺たちはまた、森の奥に向けて歩みを進めていく。
そしてーー。
ガサガサッ!
茂みが揺れた。
「ぎいぃっ!」
「ぎゃおおぉっ!」
またフォレストゴブリンか。
しかし、今回はーー。
「フォレストゴブリンの群れだ! 数は6体! 各自、気を引き締めろ!」
ちょうど、こっちの前衛と同じ数だ。
フォレストゴブリン相手であれば、Eランク冒険者でも1対1で倒せないことはない。
俺なら余裕だ。
シルヴィでもギリギリ可能。
ユーヤもたぶんだいじょうぶ。
しかし、ユヅキや他の3人は少し厳しいかもしれない。
「みんな! 俺が風魔法を使うから、タイミングを見て離脱してくれ!」
「承知しました!」
「りょ、りょうかい!」
「わかったぜ!」
エルカ草原で、通常のゴブリン相手にも練習してきたことだ。
詠唱の文言なども、事前に打ち合わせ済みである。
落ち着いて対処すれば、問題ない。
「揺蕩う風の精霊よ。契約によりて我が指示に従え。風の刃を生み出し、我が眼前の敵を切り裂け」
俺は風魔法の詠唱を進めていく。
もう少しで詠唱が終わるというタイミングで、ちゃんとみんな離脱してくれた。
俺はみんなが離脱したことを確認して、風魔法の最後の一節を唱える。
「ウインドカッター!!!」
ザシュッ!
ザシュザシュッ!
風の刃がフォレストゴブリンを襲う。
「ぎいぃ!」
「ぎゃおおぉっ!」
フォレストゴブリンは悲鳴を上げつつ、絶命した。
後には、魔石が残される。
通常のゴブリンより少し良質な魔石が、同時に6個。
悪くない効率である。
その分、少しリスクはあるが。
……おっ!
俺のレベルが上がった。
レベリングの効率も、エルカ草原よりもよさそうだ。
コウタ
種族:人族
ファーストジョブ:風魔法使いレベル10
セカンドジョブ:剣士レベル9
HP:E+++
MP:D+
闘気:E++
腕力:E++++
脚力:E+
器用:E+
システムスキル:
ジョブ設定
経験値ブースト
アクティブスキル:
ウインドカッター
エアバースト
ラッシュ
今回は剣士のレベルが8から9に上がった。
風魔法使いのレベルアップもそろそろだろう。
中級の魔物を討伐できれば、話は早い。
ミッションを達成できるからな。
ミッション
中級以上の魔物を討伐せよ。
報酬:『パーティメンバー設定』の開放、『パーティメンバー経験値ブースト』、経験値(小)
『パーティメンバー設定』とやらを早く試したい。
『パーティメンバー経験値ブースト』も魅力的だ。
それに、おまけ程度に付いている経験値(小)が入れば、さらなるジョブのレベルアップも期待できるだろう。
シルヴィや『大地の轟き』の面々と力を合わせればだいじょうぶだ。
エルカ樹海のもう少し奥に足を踏み入れることにしよう。
この1週間で、きっちり連携を深めておいた。
また、各自の戦闘能力も互いに確認した。
彼ら5人はまだ土魔法を使えないそうだ。
しかし、獣剣士としてはそこそこの戦力にはなる。
ユヅキもユーヤも、最低限の剣さばきはできている。
今日は、エルカ樹海に挑戦することになる。
俺、シルヴィ、ユヅキ、ユーヤ、他3名。
みんなでエルカ草原の端までやってきたところだ。
「さて……。いよいよ、エルカ樹海に足を踏み入れることになる。打ち合わせ通り、フォレストゴブリン、ポイズンコブラ、クレイジーラビットなどに注意しろ」
俺はそう言う。
もちろん言うまでなくみんなわかっていることだが、あらためて言うことで意識を引き締めてもらうのだ。
「が、がんばろう。この1週間でちゃんと練習したし、だいじょうぶだと思う」
「へへっ。ラクショーだ! さっさと入ろうぜ」
ユヅキは適度に緊張しているが、ユーヤは楽観的だ。
まあ、彼は5人の中のリーダー格で、やや強いしな、
多少調子に乗ってしまうのもわからないでもない。
「シルヴィも平気か?」
「もちろんです! お気遣いいただき、ありがとうございます。ご主人様」
シルヴィのジョブレベルは、おそらく獣戦士レベル5のままだ。
俺の風魔法使いと剣士も同様で、変わっていない。
やはり、エルカ草原でホーンラビットやゴブリンを狩るだけではレベリング効率は落ちてくる。
そろそろ上がってもいい頃だとは思うのだが……。
「よし。各自、気を引き締めていくぞ」
俺たちは隊列を整え、エルカ樹海に入っていく。
とはいえ、1歩踏み入れただけで極端に何かが変わるわけでもない。
しばらくは、平和に進んでいく。
そしてーー。
ガサガサッ!
不意に、茂みが揺れた。
「ぎいぃっ!」
魔物だ。
この魔物はーー。
「ゴブリン。いや、フォレストゴブリンか」
俺はそう言う。
ゴブリンの亜種で、通常のゴブリンよりも少し強い。
とはいえ、分類上は下級だ。
「打ち合わせ通りにいきます! ユヅキさん、それにみなさん。いきますよ!」
シルヴィがそう言って、フォレストゴブリンに駆け出す。
戦法はこうだ。
まず、俺以外の6人で魔物に近接戦を仕掛ける。
そのまま討伐できればよし。
長引くようであれば、タイミングを見て離脱してもらい、俺の風魔法を打ち込む。
シンプルだが、悪くない戦法だろう。
というか、これ以外の戦法は組みづらい。
『大地の轟き』は全員が獣剣士だからな。
できることが偏っているのだ。
「せいっ!」
「ていっ!」
「おらぁ!」
シルヴィ、ユヅキ、ユーヤ。
それに他の3人。
それぞれ、きちんとフォレストゴブリンに攻撃を入れている。
しばらくして、フォレストゴブリンは虚空に消えた。
後には魔石が残される。
討伐完了だ。
「いい感じだったな。俺の出番はなしか」
まあ、通常のゴブリンであれば1人でも倒せるし、2人なら余裕で倒せる。
多少強いフォレストゴブリンであっても、6人がかりなら勝てないほうがおかしい。
「そ、そうだね。僕たちの練習の成果が出た」
「だが、これぽっちの魔石じゃ、大した稼ぎにはならねェぜ。なにせ7人もいるんだしよ」
確かに、ユーヤの言う通りだ。
フォレストゴブリンから出る魔石は、大した魔石ではない。
通常のゴブリンよりも少しだけ魔力が込められている程度だ。
「焦るな。もう少し奥にいけば、フォレストゴブリンの群れや、他の魔物もいるだろう。油断せずに行くぞ」
「承知しました!」
「わ、わかった」
俺の注意の声に、シルヴィとユヅキがそう答える。
「よっしゃ。ガンガン行くぜェ!」
ユーヤはこのフォレストゴブリンの討伐で自信を深めたのか、ますます調子に乗っている。
暴走しないように、注意して見ておかないとな。
俺たちはまた、森の奥に向けて歩みを進めていく。
そしてーー。
ガサガサッ!
茂みが揺れた。
「ぎいぃっ!」
「ぎゃおおぉっ!」
またフォレストゴブリンか。
しかし、今回はーー。
「フォレストゴブリンの群れだ! 数は6体! 各自、気を引き締めろ!」
ちょうど、こっちの前衛と同じ数だ。
フォレストゴブリン相手であれば、Eランク冒険者でも1対1で倒せないことはない。
俺なら余裕だ。
シルヴィでもギリギリ可能。
ユーヤもたぶんだいじょうぶ。
しかし、ユヅキや他の3人は少し厳しいかもしれない。
「みんな! 俺が風魔法を使うから、タイミングを見て離脱してくれ!」
「承知しました!」
「りょ、りょうかい!」
「わかったぜ!」
エルカ草原で、通常のゴブリン相手にも練習してきたことだ。
詠唱の文言なども、事前に打ち合わせ済みである。
落ち着いて対処すれば、問題ない。
「揺蕩う風の精霊よ。契約によりて我が指示に従え。風の刃を生み出し、我が眼前の敵を切り裂け」
俺は風魔法の詠唱を進めていく。
もう少しで詠唱が終わるというタイミングで、ちゃんとみんな離脱してくれた。
俺はみんなが離脱したことを確認して、風魔法の最後の一節を唱える。
「ウインドカッター!!!」
ザシュッ!
ザシュザシュッ!
風の刃がフォレストゴブリンを襲う。
「ぎいぃ!」
「ぎゃおおぉっ!」
フォレストゴブリンは悲鳴を上げつつ、絶命した。
後には、魔石が残される。
通常のゴブリンより少し良質な魔石が、同時に6個。
悪くない効率である。
その分、少しリスクはあるが。
……おっ!
俺のレベルが上がった。
レベリングの効率も、エルカ草原よりもよさそうだ。
コウタ
種族:人族
ファーストジョブ:風魔法使いレベル10
セカンドジョブ:剣士レベル9
HP:E+++
MP:D+
闘気:E++
腕力:E++++
脚力:E+
器用:E+
システムスキル:
ジョブ設定
経験値ブースト
アクティブスキル:
ウインドカッター
エアバースト
ラッシュ
今回は剣士のレベルが8から9に上がった。
風魔法使いのレベルアップもそろそろだろう。
中級の魔物を討伐できれば、話は早い。
ミッションを達成できるからな。
ミッション
中級以上の魔物を討伐せよ。
報酬:『パーティメンバー設定』の開放、『パーティメンバー経験値ブースト』、経験値(小)
『パーティメンバー設定』とやらを早く試したい。
『パーティメンバー経験値ブースト』も魅力的だ。
それに、おまけ程度に付いている経験値(小)が入れば、さらなるジョブのレベルアップも期待できるだろう。
シルヴィや『大地の轟き』の面々と力を合わせればだいじょうぶだ。
エルカ樹海のもう少し奥に足を踏み入れることにしよう。
76
お気に入りに追加
1,089
あなたにおすすめの小説
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
2回目チート人生、まじですか
ゆめ
ファンタジー
☆☆☆☆☆
ある普通の田舎に住んでいる一之瀬 蒼涼はある日異世界に勇者として召喚された!!!しかもクラスで!
わっは!!!テンプレ!!!!
じゃない!!!!なんで〝また!?〟
実は蒼涼は前世にも1回勇者として全く同じ世界へと召喚されていたのだ。
その時はしっかり魔王退治?
しましたよ!!
でもね
辛かった!!チートあったけどいろんな意味で辛かった!大変だったんだぞ!!
ということで2回目のチート人生。
勇者じゃなく自由に生きます?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる