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85話 帰り道
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俺は、暴食竜フレイムドラゴンに『ドラにゃん』と名付けた俺。
「そろそろ戻るか。確か、冒険者ギルドで受注した依頼は『森の異変調査』だったよな?」
「はいっ! 森をいろいろと調査してゴブリンやコボルトを大量に撃破。さらには、おそらく異変の元凶と思われる暴食竜フレイムドラゴンをテイムして無害化。依頼は達成した扱いになるでしょうし、戻る方針で問題ないでしょう」
俺の言葉に、アイシアがそう答える。
「うむ。しかし、Cランクに昇格してすぐにこれほどの功績を上げるとは思わなかったでござる」
「そうですわね。これなら、ひょっとするとわたくしたちもBランクに上がれるのかしら?」
桜とエリスが楽しげに会話する。
「さて、どうでしょうか? 暴食竜フレイムドラゴンの無力化は確かに大きな功績ですが、ありのままを報告するなら、カエデさんの活躍が大きいかと思います」
アイシアが冷静に指摘してくる。
「そうじゃの。カエデの力が大きかった」
「確かにそうでござるな」
ユーリと桜が同意する。
「あー……。俺は別にランクには拘っていないから、手柄を譲ってもいいけど……」
「ダメですよ! これはあくまで正当な評価を受けるべきです!」
俺の提案を、アイシアが即座に却下してきた。
「分かった。じゃあ、素直に報告するか」
「それが良いでしょう」
また目立ってしまいそうだ。
まぁ、こんな猫耳装備を着ている時点で目立つことは確定しているのだが。
「そろそろ戻るか。確か、冒険者ギルドで受注した依頼は『森の異変調査』だったよな?」
「はいっ! 森をいろいろと調査してゴブリンやコボルトを大量に撃破。さらには、おそらく異変の元凶と思われる暴食竜フレイムドラゴンをテイムして無害化。依頼は達成した扱いになるでしょうし、戻る方針で問題ないでしょう」
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「ダメですよ! これはあくまで正当な評価を受けるべきです!」
俺の提案を、アイシアが即座に却下してきた。
「分かった。じゃあ、素直に報告するか」
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まぁ、こんな猫耳装備を着ている時点で目立つことは確定しているのだが。
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