155 / 287
第1章
155話 糞女
しおりを挟む
「そういうのはいい! とりあえず降りろ!」
俺はそう叫ぶ。
一刻も早く洗浄する必要がある。
鬼気迫る俺の様子に、サテラやスピカはさっと降りる。
アイシャもキーネを抱えて降りる。
だが、肝心のレスティは――
「あ、あ、あ……」
「何をしている! 早くしろ!」
「もう無理……。限界……」
「何が限界なんだ! 一度吐き出したならスッキリしているだろうが!!」
俺は怒鳴りつける。
それに対する返事はなかった。
代わりに出されたものがある。
――ぶばあああっ!!!
「うぎゃああっ!!」
突然、俺の背中に大量の液体がかけられる。
先ほどのゲロよりも水気を含んだものだ。
これは……まさか下痢か!?
「き、汚いだろうが! くそがぁ!!」
思わず叫んでしまう。
酷い臭気が辺りに漂う。
「ごめん……まだ出る!!」
「嘘だろお前!! 待っ……」
俺の悲痛な叫びも虚しく、レスティの体から再び汚物が噴き出す。
そして、それは俺の背中を伝い、俺の体の各部を汚していく。
「うおおおおぉっ!!」
「きゃあ!」
「ひいぃっ!!」
俺はレスティや排泄物を背中に乗せたまま、空高く舞い上がる。
サテラやアイシャが驚いているが、それどころではない。
「この糞女ぁ!! 絶対許さんからなああああっ!!!」
俺はそう叫びつつ、体を洗い流せる湖や川を求めて飛び去ったのだった。
俺はそう叫ぶ。
一刻も早く洗浄する必要がある。
鬼気迫る俺の様子に、サテラやスピカはさっと降りる。
アイシャもキーネを抱えて降りる。
だが、肝心のレスティは――
「あ、あ、あ……」
「何をしている! 早くしろ!」
「もう無理……。限界……」
「何が限界なんだ! 一度吐き出したならスッキリしているだろうが!!」
俺は怒鳴りつける。
それに対する返事はなかった。
代わりに出されたものがある。
――ぶばあああっ!!!
「うぎゃああっ!!」
突然、俺の背中に大量の液体がかけられる。
先ほどのゲロよりも水気を含んだものだ。
これは……まさか下痢か!?
「き、汚いだろうが! くそがぁ!!」
思わず叫んでしまう。
酷い臭気が辺りに漂う。
「ごめん……まだ出る!!」
「嘘だろお前!! 待っ……」
俺の悲痛な叫びも虚しく、レスティの体から再び汚物が噴き出す。
そして、それは俺の背中を伝い、俺の体の各部を汚していく。
「うおおおおぉっ!!」
「きゃあ!」
「ひいぃっ!!」
俺はレスティや排泄物を背中に乗せたまま、空高く舞い上がる。
サテラやアイシャが驚いているが、それどころではない。
「この糞女ぁ!! 絶対許さんからなああああっ!!!」
俺はそう叫びつつ、体を洗い流せる湖や川を求めて飛び去ったのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,234
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる