病み彼

ふわパカ

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別にそんなこと(r15)

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「先輩、今日は寝かせませんよ」

「ん…此処だと背中痛い」


これから行為をするのは構わないが床の上だと流石に背中が痛い。


「そうですね。ベッドに行きましょうか」


俺たちはリビングから来夢の部屋に移動した。でももう0時をとっくに過ぎている。眠い。


「先輩…脱いで」


来夢が後ろから耳元で囁いてくる。欠伸を噛み殺して服を脱ごうと手を掛けた。するといきなり来夢が俺の服に手を伸ばしてきた。


「やっぱり俺が脱がせます」

「ん…」


服を脱がされるとベッドにゆっくりと押し倒された。ヤバイ眠い。今の此の状況は眠れる状態じゃないけど眠い。そんなに夜更かしをするタイプじゃないからこんな夜中まで起きてる事は滅多にない。だから眠い。


「今日はヤケに大人しいですね」

「…ん」


まともに返事が出来ない。少しでも気を緩めてしまえば寝てしまいそう。

来夢が首筋に強く吸い付く。痕を付けたのだろう。チクリとした僅かな痛みが走る。


「…んっ…」


その位置に付けられたら見えてしまうかもしれない。でも今の俺は思考回路がショート寸前。眠い。

首筋を舐める舌が下へと下りていく。胸を舐められれば俺の体は跳ね上がる。


「ん…っ……ぁ…」


なんかヤバイ。いつもより感じてしまう。何でだ。うとうとしそうになるのを必死に堪えながら快感に耐えた。


「ぁ…ん……っ…んぁ…っ…」


まだ舐められてるだけだ。胸の突起にさえ触れていないのにとても感じる。体は跳ね上がり甘い声が漏れる。如何しちゃったんだ俺。


「先輩…今日はヤケに感じやすいんですね」

「っ…別にそんな事…」

「そんな事あるでしょう?」


するといきなり胸の突起を強く吸われた。俺の体はびくんと大きく揺れる。


「あぁっ……っ…ん…そんなに…強く吸うな…っ…ぁ」


俺が言っても来夢がやめる事はない。抵抗しようにも力が入らない。ヤバイ…まだこれだけしかしてないのにイッてしまいそう。


「っぁ……あ…っ…ん……っ…ぁ…」

「先輩…イきそうですね」

「ぁっ….…ぁっ…….ん…っ……あぁ…っ」


イッてしまった。まだこれだけの行為しかしてないというのに。すると一気に疲れが押し寄せてきて眠気がどっと襲ってくる。そこで俺の意識は夢の中へと堕ちていった。

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