グループディスカッション

cheeery

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幸せを定義せよ

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ディスカッションを免除された翌日――。


俺はふかふかのベッドから起き上がった。

どんなに立派なベッドで眠っていてもよく寝られたとは言えない。

昨日のどんでん返しのディスカッションは信じられないものだった。

あんな討論が存在するなんて……。

自分がもし同じような状況になったら……そう考えるだけで背筋が凍る。


でも瑛人はあまり驚いた顔をしてなかったな。

手を顎にやり、うんと2回ほど頷くと、興味を持つような視線を藤崎に向けた。


そして最後に漏らした言葉。それも引っかかった。


『面白いな……』


それはどういう意味で言ったんだろう。


ゲームが面白いと思った?
それとも藤崎という人間が?


少し口角が上がっていたような気さえする。

どちらにしても共感は出来ない。


瑛人はそんなタイプではないと思いたいけど疑ってしまう。


ディスカッションを楽しんでいるのではないかと。



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