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グループディスカッション始動
しおりを挟むもうそろそろ出なくては。
次々と人が外に出ていくのに続いて俺たちも外に出た。
番号表示の横に地図というボタンがあり、そこには丁寧に部屋の場所が示されていた。
「2階みたいだな……」
体育館を出ると、すぐ右側に階段がある。
その階段を上り終えると、1番から順番にたくさんの部屋が並んでいるのが目に入った。
本当に入らなくちゃいけないのか。
何がどんなことをされるか分からないこの部屋に。
俺はもう一度深呼吸をした。
「じゃあ、また……」
"会えるといいな" きっと瑛人はそう言おうとしてやめたんだろう。
瑛人は俺に背中を向けると、1番の部屋に入って行った。
俺も少し歩いて5番の部屋の前に行く。
これから、ここでゲームが始まる。
意を決してドアを開けた。
中にいる人たちと一斉に目が合って、気まずそうに逸らされる。
部屋の中には俺を含めて7人の人が集まっていた。 円になるようにイスと机が置かれている。
「机の上に名札があるからそこに座るみたいです」
黒髪でショートカットの女の子が親切に俺にそう教えてくれた。
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