グループディスカッション

cheeery

文字の大きさ
上 下
4 / 240

グループディスカッション始動

しおりを挟む



「つーかどうなってんだ」 


俺は今、まるで牢屋のような飾り気がない部屋にいる。
俺の部屋に飾られている写真や、おふくろが買って来た子供みたいな柄の掛布団も無く、全体は白で統一された部屋にいた。

昨日は、自分のベッドで寝たはずだった。 

なのに目を開けたら、どこだかサッパリ分からない場所にいるなんてどういうことなんだ?
誘拐? いや、俺を誘拐したところで大した金も出せないだろう。

ここに連れてきたヤツの目的は何だ……?

モヤモヤとそんなことを考えていた時、外からたくさんの声が聞こえてきた。 

部屋の外に出てみるか……。

ゆっくりと部屋の扉を開けると、そこにはいくつもの部屋が並んでいた。

「なんだよ、ここ……」 

扉を開けたら、そこは廊下になっていて、1メートルおきに1つ部屋があった。

もしかして、同じように連れて来られたのは俺だけじゃないのか? 

廊下は人で溢れていて、多くの人がいることに気がついた。
誘拐というよりは集められた、と言った方が正しいのかもしれない。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうせみんな死ぬ

阿波野治
ホラー
広義のホラー要素を含む作品を集めた短編集です。

ヤムヤムガール! 〜ブルーム・アカデミーの悪夢記録〜

中靍 水雲
ホラー
オレンジの月が笑うとき、赤い悪夢が目を覚ます——夢見士たちはバクに乗り、悪夢を喰らいに夜空を駆ける! 夢見士———それは、パートナーのバクとともに人々の夢を守る職業のこと。 月が笑う夜に、悪夢はその顔をあらわす。 それぞれ性格の違う、色とりどりのバク。 そのなかから、夢見士は1匹をパートナーに選ぶ。 夢見士たちとパートナーのバクとともに悪夢を駆け抜け、人々を守っていた。 六門ククルは見習い夢見士。 夢見士の専門学校であるブルーム・アカデミーに通いはじめた、〝気にしい〟の女の子。 すぐに「ヤム……ヤム……」というので、パートナーのバク・バベルにいつもツッコミをいれられている。 夢はりっぱな夢見士になること! 「ヤミー!」な悪夢を食べることが大好きなバベルとともに、勉強にテストに頑張るぞ!と、思っていた、そのやさき…… 気にしいのククルに、クラスの強気な女子たちが目をつけてきて……? 悪夢×ホラーファンタジー×短編連作! こわーい悪夢も、ククルとバベルがパクッと食べちゃう! その悪夢、夢見士たちにおまかせあれ! 表紙イラスト:ノーコピーライトガール さま

【一話完結】3分で読める背筋の凍る怖い話

冬一こもる
ホラー
本当に怖いのはありそうな恐怖。日常に潜むあり得る恐怖。 読者の日常に不安の種を植え付けます。 きっといつか不安の花は開く。

FLY ME TO THE MOON

如月 睦月
ホラー
いつもの日常は突然のゾンビ大量発生で壊された!ゾンビオタクの格闘系自称最強女子高生が、生き残りをかけて全力疾走!おかしくも壮絶なサバイバル物語!

ゾンビばばぁとその息子

歌あそべ
ホラー
呼吸困難で倒れ今日明日の命と言われたのに、恐るべき生命力で回復したばあさんと同居することになった息子夫婦。 生まれてこのかたこの母親の世話になった記憶がない息子と鬼母の物語。 鬼母はゾンビだったのか?

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

クトゥルフ・ミュージアム

招杜羅147
ホラー
本日はクトゥルフ・ミュージアムにご来館いただき、誠にありがとうございます。 当館では我々を魅了してやまない神々やその配下の、躍動感あふれる姿を捕らえ、展示しております。 各エリアの出口には展示品を更に楽しめるよう小冊子もご用意してありますので、併せてご利用くださいませ。 どうぞごゆっくりご観覧下さい。 ~3年前ほどに別サイトにに投稿した作品で、クラシカルな感じのクトゥルフ作品です。

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~

蒼田
青春
 人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。  目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。  しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。  事故から助けることで始まる活発少女との関係。  愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。  愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。  故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。 *本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。

処理中です...