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第51話 矛盾
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その日のうちに、アマンダさんから連絡が来た。
「親睦会をしよう」
「なんですか、藪から棒に……」
「君たちと仲直りがしたいんだ。私も、ちょっと悪ふざけが過ぎたなって反省していて」
「……あとで折り返します」
電話を切り、アンリに要件を伝えた。
「上等じゃない! 迎え撃ってやるわ!」
アンリは相変わらずテンションが高いままだ。
「親睦会だって……」
「なにが親睦会よ。あんなことしといて」
「でも非があるのはこっちだし」
「うん、そこだけが問題点」
「唯一無二のね」
「それに……」
アンリの顔が真剣なものになる。
「あの人をお兄ちゃんに近づけるわけにはいかないし」
裏側を知らないアンリがそう思うのは当然のことだ。
でも実は私も、同じ意見だった。
色々とやらかしてしまったし、それを笑い話として片付けてもらった恩もある。
それでも、彼女を手放しに信用することはできない。
ギンは悪い人ではないと言っていた。
命をかけてもいいとまで。
でもギンはなんというかちょっと……。
騙されやすい節がある。
(お兄さんの香水を信じたくらいだし……)
もちろん、根拠もなく疑っているわけではない。
一番の懸念は、やはりお兄さんのことだ。
お兄さんが欲しい、なんて言っていたけれど、どうしてアマンダさんがお兄さんに目をつけたのか。
戦力としてお兄さんを欲しがるならわかる。
(でもアマンダさんは、お兄さんを異性として……)
あの時はカミングアウトの衝撃に、つい真に受けてしまったけれど……。
でも時間をおいて考えてみると、疑問がいくつも浮かんできた。
世界一の女を自称し、そしてそれが自惚れでもなんでもないあの人が、面識もない配信者に惚れたりするものだろうか?
確かにお兄さんは可愛い。
めちゃくちゃ可愛い。
年甲斐もなくはしゃぐ姿に、何度母性本能をくすぐられたことか。
でもアマンダさんは、お兄さんを『世界一の男』と評していたのだ。
配信中の愛らしさを見て、世界一の男だなんて思うだろうか?
お兄さんが世界一である点といえば……。
当然、その異常な強さにある。
それなのに、戦力としては興味がないというのだ。
『ジローほどじゃないけど、自由気ままに生きるのが性に合ってる』というのが本人の談だ。
だったら、そもそもなんで国際ギルドなんて作ったんだって話で……。
腑に落ちない。
彼女の言動に、大きな矛盾を感じる。
(やっぱり、なにか裏があるんじゃ……)
どうしても、そう勘繰ってしまうのだ。
私はギンの言葉を思い出す。
——国際ギルドには、なんの旨味もない。
——国際ギルドって無茶を成り立たせるために必要なリソースを、別方向に向ければ、もっと大きな成果が得られる。
考えてみれば当然のことだ。
あのアマンダさんが、そこを見落としたとは思えない。
それを承知でUDを作ったのだとしたら……。
(やっぱり、なにか大きな野望を秘めてるんじゃ……)
もしかしたらこれまでの流れも全部、あの人の計画だった可能性すらある。
そこまで疑い始めたらキリがないけれど、でもあの人には、それを軽くやってしまえるだけの能力があるのだ。
国際ギルドなんて不可能をゴリ押しで成立させるバケモノなのだから。
女子高生を手玉に取ることくらい、わけないだろう。
(いっそ、世界征服を目論んでるって言われた方が、納得できるんだけどな……)
お兄さんは一度ダンジョンに潜ると、三週間は戻ってこない。
それまでに、アマンダさんの真意をもう少し探りたい。
(そもそもなんで私たちに……お兄さんに接触したいなら、他にいくらでも方法があるだろうに……)
外堀から埋めようとしているのだろうか?
でもそれは、あの自信に満ち溢れたアマンダさんらしくない気がする。
私とアンリは話し合い、アマンダさんの提案を受けることにした。
拒絶して解決する類の問題ではないからだ。
アマンダさんに折り返して、その旨を伝える。
「よかった。じゃあまた拠点に来てくれるかい? 迎えは寄越すから」
「拠点に? それは……」
「補修もかなり進んでいるし、問題ないよ」
「いや……」
心理的な問題だ。
今更UDが私たちに危害を加えるとも思えないが、あの場に戻るのは抵抗がある。
なによりアンリが嫌がるはずだ。
「その、どこかのお店とか……」
「それは難しいね」
「どうして?」
「私には立場があるからさ」
言われてみればその通りだ。
UDのボスが、日本のなんてことない飲食店に現れたら大騒ぎになる。
「じゃあ完全個室で、裏口から入れるようなお店を……」
「そんなお店、知っているのかい?」
「……いえ」
なんか映画とかで、そういう密会のシーンがあるなって考えただけだ。
電話口で、アマンダさんが苦笑するのがわかった。
「わかった。じゃあこちらで手配しておくよ」
「あ、すみません。ありがとうございます」
私は咄嗟に感謝を口にしていた。
近くで聞き耳を立てていたアンリが、
「向こうが手配するなら、拠点と大差ないんじゃ……」
とボソリと言う。
「ちょっと待ってください」
アマンダさんに断りを入れて、通話口を手で塞ぐ。
「どうしよう……」
アンリが手を伸ばしてくる。
「貸して、私が話す」
「冷静に話せる?」
「爆弾に爆発するなと?」
「じゃあダメ」
「むぅ……」
アンリはしばらく首を捻ってから、
「もういっそ、家に招いたら?」
「出た……」
アンリの悪癖だ。
考えるのが面倒になって、適当なことを言い出すやつ。
「そんなの……」
と言ってから、意外と悪くない考えかもしれない、と思い直す。
ここは完全なホームだ。
なにより心理的な安心感がある。
家の場所はすでにバレているし、見られて困るものがあるわけでもない。
(盗聴器とか仕掛けられる可能性は……)
いやUDがそのつもりなら、とっくに仕掛けられているだろう。
招いたところで、そのリスクが増減するわけではない。
それに私が地味に心配しているのが、アンリが感情的になってしまうことだ。
でもここであれば、よほどのことがない限り暴れたりはしないだろう。
「……いいかも」
「えぇ……あの人をここに呼ぶの?」
「自分から提案しといてなんやねん」
本当に考えなしに喋りすぎだ。
「向こうも、まさか家に招かれるとは思ってないんじゃない? 意表をつけそうな気がする」
「確かに」
結局、それ以上の案は出てこなかった。
「すみません、お待たせして」
「構わないよ」
「よかったら、うちに来ませんか?」
「…………」
アマンダさんからの返答が、一瞬遅れる。
どうやら意表をつくことには成功したみたいだ。
私がアンリに目配せすると、満足そうな顔で頷いてきた。
「ふむ……」
「色々と迷惑をかけてしまいましたから。大したものは用意できませんけど……」
「でも、いいのかい? お邪魔して」
「前回はこちらがお邪魔させてもらいましたし」
まあお邪魔というか、私は攫われたんだけど。
そしてアンリが襲撃して建物をぶっ壊した。
本当にめちゃくちゃだ。
「確かに、交互に招待するのがフェアかもしれないね。今回は、お邪魔させてもらうよ」
「『今回は』って、まるで次もあるみたいな……」
「当然じゃないか」
まあ確かに、相手の目的を考えたら当然とも言えるけど……。
「私はなにかと忙しい身だから、悪いんだけど日時はこちらで決めてもいいかな?」
「それは、はい。場所はこちらが決めたので」
それに私たちは高校生だ。
時間の融通は聞く。
「じゃあ追って連絡をするよ」
そうして……。
今週末に、私たちの家で親睦会が開かれることになる。
—————
風邪で寝込んでいて、更新が遅くなってしまいました。
しばらく不定期更新になりそうです。
申し訳ありません。
「親睦会をしよう」
「なんですか、藪から棒に……」
「君たちと仲直りがしたいんだ。私も、ちょっと悪ふざけが過ぎたなって反省していて」
「……あとで折り返します」
電話を切り、アンリに要件を伝えた。
「上等じゃない! 迎え撃ってやるわ!」
アンリは相変わらずテンションが高いままだ。
「親睦会だって……」
「なにが親睦会よ。あんなことしといて」
「でも非があるのはこっちだし」
「うん、そこだけが問題点」
「唯一無二のね」
「それに……」
アンリの顔が真剣なものになる。
「あの人をお兄ちゃんに近づけるわけにはいかないし」
裏側を知らないアンリがそう思うのは当然のことだ。
でも実は私も、同じ意見だった。
色々とやらかしてしまったし、それを笑い話として片付けてもらった恩もある。
それでも、彼女を手放しに信用することはできない。
ギンは悪い人ではないと言っていた。
命をかけてもいいとまで。
でもギンはなんというかちょっと……。
騙されやすい節がある。
(お兄さんの香水を信じたくらいだし……)
もちろん、根拠もなく疑っているわけではない。
一番の懸念は、やはりお兄さんのことだ。
お兄さんが欲しい、なんて言っていたけれど、どうしてアマンダさんがお兄さんに目をつけたのか。
戦力としてお兄さんを欲しがるならわかる。
(でもアマンダさんは、お兄さんを異性として……)
あの時はカミングアウトの衝撃に、つい真に受けてしまったけれど……。
でも時間をおいて考えてみると、疑問がいくつも浮かんできた。
世界一の女を自称し、そしてそれが自惚れでもなんでもないあの人が、面識もない配信者に惚れたりするものだろうか?
確かにお兄さんは可愛い。
めちゃくちゃ可愛い。
年甲斐もなくはしゃぐ姿に、何度母性本能をくすぐられたことか。
でもアマンダさんは、お兄さんを『世界一の男』と評していたのだ。
配信中の愛らしさを見て、世界一の男だなんて思うだろうか?
お兄さんが世界一である点といえば……。
当然、その異常な強さにある。
それなのに、戦力としては興味がないというのだ。
『ジローほどじゃないけど、自由気ままに生きるのが性に合ってる』というのが本人の談だ。
だったら、そもそもなんで国際ギルドなんて作ったんだって話で……。
腑に落ちない。
彼女の言動に、大きな矛盾を感じる。
(やっぱり、なにか裏があるんじゃ……)
どうしても、そう勘繰ってしまうのだ。
私はギンの言葉を思い出す。
——国際ギルドには、なんの旨味もない。
——国際ギルドって無茶を成り立たせるために必要なリソースを、別方向に向ければ、もっと大きな成果が得られる。
考えてみれば当然のことだ。
あのアマンダさんが、そこを見落としたとは思えない。
それを承知でUDを作ったのだとしたら……。
(やっぱり、なにか大きな野望を秘めてるんじゃ……)
もしかしたらこれまでの流れも全部、あの人の計画だった可能性すらある。
そこまで疑い始めたらキリがないけれど、でもあの人には、それを軽くやってしまえるだけの能力があるのだ。
国際ギルドなんて不可能をゴリ押しで成立させるバケモノなのだから。
女子高生を手玉に取ることくらい、わけないだろう。
(いっそ、世界征服を目論んでるって言われた方が、納得できるんだけどな……)
お兄さんは一度ダンジョンに潜ると、三週間は戻ってこない。
それまでに、アマンダさんの真意をもう少し探りたい。
(そもそもなんで私たちに……お兄さんに接触したいなら、他にいくらでも方法があるだろうに……)
外堀から埋めようとしているのだろうか?
でもそれは、あの自信に満ち溢れたアマンダさんらしくない気がする。
私とアンリは話し合い、アマンダさんの提案を受けることにした。
拒絶して解決する類の問題ではないからだ。
アマンダさんに折り返して、その旨を伝える。
「よかった。じゃあまた拠点に来てくれるかい? 迎えは寄越すから」
「拠点に? それは……」
「補修もかなり進んでいるし、問題ないよ」
「いや……」
心理的な問題だ。
今更UDが私たちに危害を加えるとも思えないが、あの場に戻るのは抵抗がある。
なによりアンリが嫌がるはずだ。
「その、どこかのお店とか……」
「それは難しいね」
「どうして?」
「私には立場があるからさ」
言われてみればその通りだ。
UDのボスが、日本のなんてことない飲食店に現れたら大騒ぎになる。
「じゃあ完全個室で、裏口から入れるようなお店を……」
「そんなお店、知っているのかい?」
「……いえ」
なんか映画とかで、そういう密会のシーンがあるなって考えただけだ。
電話口で、アマンダさんが苦笑するのがわかった。
「わかった。じゃあこちらで手配しておくよ」
「あ、すみません。ありがとうございます」
私は咄嗟に感謝を口にしていた。
近くで聞き耳を立てていたアンリが、
「向こうが手配するなら、拠点と大差ないんじゃ……」
とボソリと言う。
「ちょっと待ってください」
アマンダさんに断りを入れて、通話口を手で塞ぐ。
「どうしよう……」
アンリが手を伸ばしてくる。
「貸して、私が話す」
「冷静に話せる?」
「爆弾に爆発するなと?」
「じゃあダメ」
「むぅ……」
アンリはしばらく首を捻ってから、
「もういっそ、家に招いたら?」
「出た……」
アンリの悪癖だ。
考えるのが面倒になって、適当なことを言い出すやつ。
「そんなの……」
と言ってから、意外と悪くない考えかもしれない、と思い直す。
ここは完全なホームだ。
なにより心理的な安心感がある。
家の場所はすでにバレているし、見られて困るものがあるわけでもない。
(盗聴器とか仕掛けられる可能性は……)
いやUDがそのつもりなら、とっくに仕掛けられているだろう。
招いたところで、そのリスクが増減するわけではない。
それに私が地味に心配しているのが、アンリが感情的になってしまうことだ。
でもここであれば、よほどのことがない限り暴れたりはしないだろう。
「……いいかも」
「えぇ……あの人をここに呼ぶの?」
「自分から提案しといてなんやねん」
本当に考えなしに喋りすぎだ。
「向こうも、まさか家に招かれるとは思ってないんじゃない? 意表をつけそうな気がする」
「確かに」
結局、それ以上の案は出てこなかった。
「すみません、お待たせして」
「構わないよ」
「よかったら、うちに来ませんか?」
「…………」
アマンダさんからの返答が、一瞬遅れる。
どうやら意表をつくことには成功したみたいだ。
私がアンリに目配せすると、満足そうな顔で頷いてきた。
「ふむ……」
「色々と迷惑をかけてしまいましたから。大したものは用意できませんけど……」
「でも、いいのかい? お邪魔して」
「前回はこちらがお邪魔させてもらいましたし」
まあお邪魔というか、私は攫われたんだけど。
そしてアンリが襲撃して建物をぶっ壊した。
本当にめちゃくちゃだ。
「確かに、交互に招待するのがフェアかもしれないね。今回は、お邪魔させてもらうよ」
「『今回は』って、まるで次もあるみたいな……」
「当然じゃないか」
まあ確かに、相手の目的を考えたら当然とも言えるけど……。
「私はなにかと忙しい身だから、悪いんだけど日時はこちらで決めてもいいかな?」
「それは、はい。場所はこちらが決めたので」
それに私たちは高校生だ。
時間の融通は聞く。
「じゃあ追って連絡をするよ」
そうして……。
今週末に、私たちの家で親睦会が開かれることになる。
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