35 / 70
【ジロー切り抜き】引退宣言!?ジローの唯一の弱点が判明!!!【ゲテモノ食い】
しおりを挟む
「『ジローさんは、逆に食べられないものとかあるんですか?』」
”その質問は盲点だったわ”
”ジローはなんでも食べるって刷り込まれてた”
”地味に気になる”
”オリハルコンの原石を煎餅みたいにバリバリ食ってたって噂もあるし”
”さすがに尾鰭がつきすぎやろ”
「食べられないものねぇ~。あんまり好き嫌いしない方だからなぁ~」
”『しない方』どころの話じゃない”
”好き嫌いしない極地や”
「あ、でもホラー系の魔物はさすがにあれでしたね。食べる気にはなれませんでした。ほら、最近のダンジョンではめっきり減りましたけど、初期のダンジョンだと『口裂け女』とか『八尺さま』とか出てくるじゃないですか。ああいう人型の魔物は、好き嫌い以前に食べることに抵抗がありますね」
”よかった。カニバリズムにはちゃんと抵抗あるんだ”
”これは朗報”
”冒険者たち、みんなビビってたもんな。ジローがなんでも食いすぎるせいで、ワンチャン自分も……みたいな”
”怖いの苦手だから、ホラー系の魔物がいなくなったの本当に嬉しい”
「同じ理由で、神話系の魔物も、食べにくい奴が多いですね。こないだなんて、阿修羅っていうのかな? 仏教には詳しくないけど、手が六本、顔が三つある。そいつに追いかけ回されて困りましたよ。殺してもどうせ食べられないのに、やたらと好戦的で。なんとか逃げ切りましたけど」
”「神様を殺すのに抵抗がある」とかじゃなくて「どうせ食べないから」って理由なのが、まさにジローって感じやな”
”ジローさんなら神様くらい平気で食べそうだけど”
”逆になんでゾンビはOKなんやろ”
”人型ってだけで構造が全く別だからじゃない?”
”てことは人と神は構造が似てるんやな”
「本当、攻略が進めば進むほど、キャンプし辛くなっていっちゃうんですよね……上層階は、ほら、ジャイアンみたいな実在する生物を巨大化したやつとか、いくつかの生物を組み合わせたキメラみたいなやつとか、そんなのばっかでしょ? で、中層階は空想上の生物。さらに深層まで潜ると、架空生物の中でも、神話に出てくるような魔物が出てくる。まあ、あくまでそういう傾向があるってだけだけど」
”ポセイドンとかメドゥーサは、海外のトップ配信者の動画で見たことあるな”
”メドゥーサは日本でも出てくるんじゃない?”
”日本のはただの妖怪やん。海外のはガチのやつ”
”多分、神話への解像度で変わってくるんだろうね”
”面白いな”
”そう考えるのとオロチマルって命名は、差別化できてて悪くないのか”
”ジローさんはそこまで見越してたってこと?”
”さすがにないと思うけど……ジローならって思えちゃうのが怖い”
「とにかく潜れば潜るほど、人型の魔物が増えて、しかも好戦的で凶暴になっていって……こっちは無駄な殺生をしたくないのに、返り討ちにしなきゃいけないことも増えてくるし……」
”ジローさんがダンジョンの攻略に積極的じゃないのって、そういう理由があったんだ”
”もっと深く潜ったら、天照とか須佐男とか出てくるんかな”
”じゃあ海外だと、キリストやアラーが……”
”おい、それ以上はやめとけ”
”ジローがキリスト食べてるとこ想像しちゃった……”
”踏み絵どころの騒ぎじゃない”
「……もうダンジョンキャンプやめようかな……これならもう、地上の方が普通にいい気がしてきた……」
”えぇえええええっ!?”
”急になんでっ!?”
”やめないでジローさん! 俺の唯一の楽しみが……”
「あ、あと梅干しが苦手です」
”黙れ”
”どうでもいいわ”
”なんなんこいつ”
”毎回振り回されるのが悔しい……でもそういうところが好き……”
『チャンネル登録、高評価、お願いします!』
~~関連動画~~
ジローがいい感じの棒扱いしていた剣は、実は天之尾羽張だった?神話学者が二十分で解説
ガルバテッラダンジョンで見つかったロンギヌスの槍とは?【エヴァンゲリオン】
【天使?】S級冒険者が率いるパーティが壊滅!?配信に映り込んだ影の正体は?【海外翻訳】
”その質問は盲点だったわ”
”ジローはなんでも食べるって刷り込まれてた”
”地味に気になる”
”オリハルコンの原石を煎餅みたいにバリバリ食ってたって噂もあるし”
”さすがに尾鰭がつきすぎやろ”
「食べられないものねぇ~。あんまり好き嫌いしない方だからなぁ~」
”『しない方』どころの話じゃない”
”好き嫌いしない極地や”
「あ、でもホラー系の魔物はさすがにあれでしたね。食べる気にはなれませんでした。ほら、最近のダンジョンではめっきり減りましたけど、初期のダンジョンだと『口裂け女』とか『八尺さま』とか出てくるじゃないですか。ああいう人型の魔物は、好き嫌い以前に食べることに抵抗がありますね」
”よかった。カニバリズムにはちゃんと抵抗あるんだ”
”これは朗報”
”冒険者たち、みんなビビってたもんな。ジローがなんでも食いすぎるせいで、ワンチャン自分も……みたいな”
”怖いの苦手だから、ホラー系の魔物がいなくなったの本当に嬉しい”
「同じ理由で、神話系の魔物も、食べにくい奴が多いですね。こないだなんて、阿修羅っていうのかな? 仏教には詳しくないけど、手が六本、顔が三つある。そいつに追いかけ回されて困りましたよ。殺してもどうせ食べられないのに、やたらと好戦的で。なんとか逃げ切りましたけど」
”「神様を殺すのに抵抗がある」とかじゃなくて「どうせ食べないから」って理由なのが、まさにジローって感じやな”
”ジローさんなら神様くらい平気で食べそうだけど”
”逆になんでゾンビはOKなんやろ”
”人型ってだけで構造が全く別だからじゃない?”
”てことは人と神は構造が似てるんやな”
「本当、攻略が進めば進むほど、キャンプし辛くなっていっちゃうんですよね……上層階は、ほら、ジャイアンみたいな実在する生物を巨大化したやつとか、いくつかの生物を組み合わせたキメラみたいなやつとか、そんなのばっかでしょ? で、中層階は空想上の生物。さらに深層まで潜ると、架空生物の中でも、神話に出てくるような魔物が出てくる。まあ、あくまでそういう傾向があるってだけだけど」
”ポセイドンとかメドゥーサは、海外のトップ配信者の動画で見たことあるな”
”メドゥーサは日本でも出てくるんじゃない?”
”日本のはただの妖怪やん。海外のはガチのやつ”
”多分、神話への解像度で変わってくるんだろうね”
”面白いな”
”そう考えるのとオロチマルって命名は、差別化できてて悪くないのか”
”ジローさんはそこまで見越してたってこと?”
”さすがにないと思うけど……ジローならって思えちゃうのが怖い”
「とにかく潜れば潜るほど、人型の魔物が増えて、しかも好戦的で凶暴になっていって……こっちは無駄な殺生をしたくないのに、返り討ちにしなきゃいけないことも増えてくるし……」
”ジローさんがダンジョンの攻略に積極的じゃないのって、そういう理由があったんだ”
”もっと深く潜ったら、天照とか須佐男とか出てくるんかな”
”じゃあ海外だと、キリストやアラーが……”
”おい、それ以上はやめとけ”
”ジローがキリスト食べてるとこ想像しちゃった……”
”踏み絵どころの騒ぎじゃない”
「……もうダンジョンキャンプやめようかな……これならもう、地上の方が普通にいい気がしてきた……」
”えぇえええええっ!?”
”急になんでっ!?”
”やめないでジローさん! 俺の唯一の楽しみが……”
「あ、あと梅干しが苦手です」
”黙れ”
”どうでもいいわ”
”なんなんこいつ”
”毎回振り回されるのが悔しい……でもそういうところが好き……”
『チャンネル登録、高評価、お願いします!』
~~関連動画~~
ジローがいい感じの棒扱いしていた剣は、実は天之尾羽張だった?神話学者が二十分で解説
ガルバテッラダンジョンで見つかったロンギヌスの槍とは?【エヴァンゲリオン】
【天使?】S級冒険者が率いるパーティが壊滅!?配信に映り込んだ影の正体は?【海外翻訳】
412
お気に入りに追加
1,684
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる