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第22話 調査
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週明けの気怠い朝だ。
昨日は色々とありすぎて、疲れていたのになかなか寝付けなかった。
それでも私はいつもと同じ時間に起きる。
モーニングルーティンは、出来るだけ崩したくない。
トイレに行き、歯を磨き、電解質を加えた常温の水を飲んで、フェイスケアをする。
コーヒーができるまでの時間でストレッチと軽い運動を。
(やっぱり、ちょっと疲れが残ってるな……)
ルーティンの一番の利点は、自分のコンディションがよくわかることだと思う。
(ああ、学校面倒臭い……)
そう思いながら、いつものように端末でダンジョン関連の情報を漁ろうとしたんだけど……。
「っ!」
コーヒーが器官に入り、咽せ返るハメになった。
飛び込んできた情報が、あまりにも衝撃的だったせいだ。
アマンダ・D・ホプキンスの来日。
プライベートジェットから降り立った瞬間の写真もアップされていた。
その背後には、金髪の女性もいて——
見間違えるわけもない。
十代半ばに見える彼女は、キャスパー・R・ベイカーだ。
(この二人が繋がっていたなんて……)
そんな情報は、私の知る限り、どこにも転がっていなかった。
ギンと触れ合い、その人となりと背景を知って、私は彼女に好感を覚えていた。
お兄さんに会わせてあげたいと、むしろそうするのが正しいとすら考えていた。
(でもこれは……さすがに話が変わってくる……)
ギンからは悪意も裏も感じなかった。
でもだからといって、UDを信用することはできない。
ギンの想いと、UDの目的は別の話だ。
(もしかしたらギンの背景を知って、利用してる可能性だって……)
穿ち過ぎだと自分でも思う。
でも相手はあのUDなのだ。
警戒しすぎるくらいでちょうどいい。
せめてUDの目的がわかるまでは……。
(もしかしたら来日したのは、お兄さんとは全くの別件かもしれないし……)
でもそんな希望的観測は、あっさりと打ち砕かれてしまう。
日本政府がUDに、東池袋ダンジョンへの立ち入り許可を出したという、リーク情報が出回っていたのだ。
私が調べた限り、ソース元はハッキリしなかった。
でも私は嘘は嘘であると見抜ける側の人間だ。
特にダンジョン関連の情報に関しては。
感覚的に、まず間違いなく真実だ。
東池袋S級ダンジョン。
言わずもがな——
ほんの昨日まで、お兄さんが拠点にしていたダンジョンだ。
これを偶然として片付けることはできない。
(まさかUDのトップが直々に……)
本気だ。
UDは本気でお兄さんを取りに来ている。
その「取る」がどういう性質のものかまではわからない。
でもどんな意味合いだろうと、微妙なバランスの上に成り立っている、お兄さんの平穏なキャンプ配信生活は、間違いなく破綻してしまうだろう。
そうなるときっと、私たちも今のままの関係ではいられなくなる。
(……それは嫌だ)
本当のことが、お兄さんに全部伝わってしまう。
まるで騙すようにしてダンジョン配信をしていたことも……。
お兄さんはきっと、怒らないだろう。
でも、だからこそ……。
(UDの目的を探らないと……もしお兄さんに知られることなく対処できるなら、その時は、また……)
相手はあのUDだ。
でも今の生活を守るためなら、私は……。
アンリが起き出してくる。
「おはよー。……って、どうしたの? 朝っぱらから、そんな怖い顔して」
「ごめんアンリ。私、学校休む」
「トラブル?」
「まだわかんない」
「私に出来ることはある?」
「今のところはないかな。でも多分、頼ることになると思う」
「りょーかい」
アンリは詳細も聞かず、簡単に請け合う。
それだけ私を信頼してくれているのだ。
私も、そんなアンリを信頼している。
私は自室に行き、モニターを起動させた。
UDに関する情報に片っ端から目を通していく。
でもやっぱり、表に出ている情報なんてたかが知れていた。
面白いと感じた情報も、ないではない。
アマンダ・D・ホプキンスは、意外にも荒んだ貧しい田舎の出身らしい。
現在の、あの自信に満ち溢れた風貌からは想像もできない。
(生まれも育ちもよさそうなのに……)
これは私の偏見だろうけれど、最初から恵まれていた人よりも、己の才覚だけで成り上がった人の方が、プライドが高いイメージがある。
どんな気分なのだろう。
成り上がり、国際ギルドなんて不可能まで実現してしまった。
彼女は間違いなく、特別な人間だ。
そんな彼女が、極東のただの配信者と同列視されているのだ。
もちろん権力も影響力も財力も、彼女の方が圧倒的に上だ。
でも強さという一点で、二人は並び称されている。
それを屈辱と捉えても、おかしくはないのではないか。
(ミボランテの前例もあるし……)
ただの勧誘なら、まだいい。
でも……。
UDはすでに、持て余すほどの戦力を有しているのだ。
なにせSランクの冒険者が四人も在籍しているのだから。
今更お兄さんを、ただの戦力として欲しがるとも思えない。
仮に勧誘だとしても、根底にあるのはきっと顕示欲だろう。
どちらが上か、それをハッキリさせるために、お兄さんを配下に置こうとしている——
それならまだ理解できる。
(いや、それとも戦力が必要な事情でもあるのかな……?)
国際ギルドなんて無茶をゴリ押しで成立させているのだ。
当然だけど、UDには味方以上に敵が多い。
(なんにしても、そんなゴタゴタに、お兄さんを巻き込ませたくない……)
キャスパー・R・ベイカーの存在も気になった。
キャスパー博士といえば、有名なジローフリークだ。
「ジローを解剖したい」発言が炎上して日本でも有名になった。
そんな相手を仲間に引き入れて、なにを画策しているのか。
昨日は色々とありすぎて、疲れていたのになかなか寝付けなかった。
それでも私はいつもと同じ時間に起きる。
モーニングルーティンは、出来るだけ崩したくない。
トイレに行き、歯を磨き、電解質を加えた常温の水を飲んで、フェイスケアをする。
コーヒーができるまでの時間でストレッチと軽い運動を。
(やっぱり、ちょっと疲れが残ってるな……)
ルーティンの一番の利点は、自分のコンディションがよくわかることだと思う。
(ああ、学校面倒臭い……)
そう思いながら、いつものように端末でダンジョン関連の情報を漁ろうとしたんだけど……。
「っ!」
コーヒーが器官に入り、咽せ返るハメになった。
飛び込んできた情報が、あまりにも衝撃的だったせいだ。
アマンダ・D・ホプキンスの来日。
プライベートジェットから降り立った瞬間の写真もアップされていた。
その背後には、金髪の女性もいて——
見間違えるわけもない。
十代半ばに見える彼女は、キャスパー・R・ベイカーだ。
(この二人が繋がっていたなんて……)
そんな情報は、私の知る限り、どこにも転がっていなかった。
ギンと触れ合い、その人となりと背景を知って、私は彼女に好感を覚えていた。
お兄さんに会わせてあげたいと、むしろそうするのが正しいとすら考えていた。
(でもこれは……さすがに話が変わってくる……)
ギンからは悪意も裏も感じなかった。
でもだからといって、UDを信用することはできない。
ギンの想いと、UDの目的は別の話だ。
(もしかしたらギンの背景を知って、利用してる可能性だって……)
穿ち過ぎだと自分でも思う。
でも相手はあのUDなのだ。
警戒しすぎるくらいでちょうどいい。
せめてUDの目的がわかるまでは……。
(もしかしたら来日したのは、お兄さんとは全くの別件かもしれないし……)
でもそんな希望的観測は、あっさりと打ち砕かれてしまう。
日本政府がUDに、東池袋ダンジョンへの立ち入り許可を出したという、リーク情報が出回っていたのだ。
私が調べた限り、ソース元はハッキリしなかった。
でも私は嘘は嘘であると見抜ける側の人間だ。
特にダンジョン関連の情報に関しては。
感覚的に、まず間違いなく真実だ。
東池袋S級ダンジョン。
言わずもがな——
ほんの昨日まで、お兄さんが拠点にしていたダンジョンだ。
これを偶然として片付けることはできない。
(まさかUDのトップが直々に……)
本気だ。
UDは本気でお兄さんを取りに来ている。
その「取る」がどういう性質のものかまではわからない。
でもどんな意味合いだろうと、微妙なバランスの上に成り立っている、お兄さんの平穏なキャンプ配信生活は、間違いなく破綻してしまうだろう。
そうなるときっと、私たちも今のままの関係ではいられなくなる。
(……それは嫌だ)
本当のことが、お兄さんに全部伝わってしまう。
まるで騙すようにしてダンジョン配信をしていたことも……。
お兄さんはきっと、怒らないだろう。
でも、だからこそ……。
(UDの目的を探らないと……もしお兄さんに知られることなく対処できるなら、その時は、また……)
相手はあのUDだ。
でも今の生活を守るためなら、私は……。
アンリが起き出してくる。
「おはよー。……って、どうしたの? 朝っぱらから、そんな怖い顔して」
「ごめんアンリ。私、学校休む」
「トラブル?」
「まだわかんない」
「私に出来ることはある?」
「今のところはないかな。でも多分、頼ることになると思う」
「りょーかい」
アンリは詳細も聞かず、簡単に請け合う。
それだけ私を信頼してくれているのだ。
私も、そんなアンリを信頼している。
私は自室に行き、モニターを起動させた。
UDに関する情報に片っ端から目を通していく。
でもやっぱり、表に出ている情報なんてたかが知れていた。
面白いと感じた情報も、ないではない。
アマンダ・D・ホプキンスは、意外にも荒んだ貧しい田舎の出身らしい。
現在の、あの自信に満ち溢れた風貌からは想像もできない。
(生まれも育ちもよさそうなのに……)
これは私の偏見だろうけれど、最初から恵まれていた人よりも、己の才覚だけで成り上がった人の方が、プライドが高いイメージがある。
どんな気分なのだろう。
成り上がり、国際ギルドなんて不可能まで実現してしまった。
彼女は間違いなく、特別な人間だ。
そんな彼女が、極東のただの配信者と同列視されているのだ。
もちろん権力も影響力も財力も、彼女の方が圧倒的に上だ。
でも強さという一点で、二人は並び称されている。
それを屈辱と捉えても、おかしくはないのではないか。
(ミボランテの前例もあるし……)
ただの勧誘なら、まだいい。
でも……。
UDはすでに、持て余すほどの戦力を有しているのだ。
なにせSランクの冒険者が四人も在籍しているのだから。
今更お兄さんを、ただの戦力として欲しがるとも思えない。
仮に勧誘だとしても、根底にあるのはきっと顕示欲だろう。
どちらが上か、それをハッキリさせるために、お兄さんを配下に置こうとしている——
それならまだ理解できる。
(いや、それとも戦力が必要な事情でもあるのかな……?)
国際ギルドなんて無茶をゴリ押しで成立させているのだ。
当然だけど、UDには味方以上に敵が多い。
(なんにしても、そんなゴタゴタに、お兄さんを巻き込ませたくない……)
キャスパー・R・ベイカーの存在も気になった。
キャスパー博士といえば、有名なジローフリークだ。
「ジローを解剖したい」発言が炎上して日本でも有名になった。
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