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第12話 マグカップ、ギン、Sランク
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私たちは外出の支度をする。
「お兄さん起こして着いてきてもらう?」
「いいよ、寝かせてあげよ」
「そうだね」
二人ともそこまで身だしなみに気を使う方ではないから、すぐに準備が整う。
お兄さんの分の食事にはラップをかけて、
『お兄さんの分です』
とちゃんと書き置きも添えておく。
じゃないとお兄さんのことだから、本当に自分のための食事かわからず、悩んでしまうことだろう。
でも散々悩んだ結果、ちゃんと食べるのだ。
もし自分の分で残した場合、相手を傷つけてしまうと判断して。
仮に自分の分じゃなかったとしても、自分が恥をかくだけで済む。
お兄さんはそういうふうに考える人だ。
家を出て駅に向かう。
交通の便がいいところに住んでいるから、二十分もかからず繁華街に着く。
ショッピングモールをアンリと一緒に散策する。
いろいろ見て回った結果、アンリはマグカップを選んだ。
白地にワンポイントで猫のイラストが描かれた可愛いやつだ。
「私もブラックコーヒーを飲めるようになりたいから。これでモチベーションを上げてトレーニングする」
「コーヒーはそんな無理して飲むものじゃないよ」
「そんなわけない。みんな無理してるに決まってる、あんな黒くて不味い汁……春奈だって、本当に美味しいから飲んでるの?」
「う~ん、美味しいかって言われると……」
「でしょ?」
「でも好きなのは好きなんだって」
ただの中毒かもしれないけれど。
「でも本当に、そんな安いものでいいの?」
「え? 三千円だよこれ?」
「確かにマグカップにしては高いけど……ほら、私の誕生日には、五万くらいするコーヒーマシン買ってくれたじゃない」
「でもこれが気に入ったから。それに、これからは私もコーヒーマシン使わせてもらうしね」
なぜかドヤ顔するアンリ。
「まあ、アンリがいいならいいんだけど」
お金にこだわらないところまで似ている。
マグカップをレジに持って行って、プレゼント用のラッピングをしてもらう。
店を出たところで、改めてアンリに手渡した。
「はい、誕生日おめでとう」
「ありがとー」
「今日から三ヶ月間は、私より二歳年上なんだから、そのことを肝に銘じて、あまり我を忘れ過ぎないようにね」
「わかってるって。今朝のは、ほら……急だったから取り乱しちゃっただけで……」
「とか言って、お兄さんを前にするとまた暴走するんでしょ」
「うーん……まあ、多分そうなる……」
「そういう自己分析はちゃんとできるのにねー」
「ねー、不思議ー」
まだお昼過ぎだ。
ショッピングモールを出て、なにを食べようかと相談しながらぷらぷらと歩く。
「あんまりお腹空いてないんだよね」
「朝が遅めだったもんね。それか帰っちゃう?」
「もう?」
「お兄さんが起きるの待って、一緒になにか食べようよ」
せっかくのアンリの誕生日なのだ。
三人で食事をするのがいいと思う。
お兄さんの分のご飯を作り置きしてきたけれど、それはまた明日にでも食べればいいだけで。
(いや、気を遣って二人っきりにしてあげるべきかな?)
それなら作り置きしたご飯も、今日のうちに食べてしまえるし。
そう思ったけれど、口にはしなかった。
アンリが怒るのが目に見えているから。
「そうだね、帰っちゃおっか」
「うん、そうしよう」
遅くなりすぎると、顔を合わせる前にお兄さんがキャンプに行ってしまう。
私たちは駅に向かって歩き始めた。
繁華街の人混み。
アンリとの会話に夢中になって、すれ違う直前まで、彼女の存在に気づかなかった。
(綺麗な銀髪……)
無意識のうちに、その女性を目で追って……。
すれ違った瞬間だった。
その銀髪の女性に、ガッと乱暴に腕を掴まれた。
「え?」
強制的に振り向かされる。
北欧系の顔立ちをした美人が、まじまじと私を見つめてくる。
衝撃のあまり、私は硬直してしまった。
身長は百七十を少し越すくらいだろうか。
私の方が長身だけど、気圧されてしまうほどの迫力が彼女にはあった。
彼女は鼻先を私に近づけて、くんくんと匂いを嗅いでくる。
「ジローの匂い……」
あれ?
やっぱりお兄さんって臭いのかな?
他人にこびりつくくらい?
私の鼻がバグっていただけかもしれない。
だとしたら、お兄さんには悪いことをしてしまった。
そんなくだらないことを考えるのは、ショックから目を逸らすためだ。
急に立ち止まった私たちを、周囲の人たちが迷惑そうに避けていく。
「ちょっと、急になんですか」
私が絡まれたと思ったのか、アンリが間に入ってくる。
すると今度はアンリに鼻先を近づけ、くんくんと。
朝にお兄さんにしたことが、こんな形で私たちに帰ってこようとは。
「な、なにして……」
アンリが赤面する。
たぶん私は、逆に蒼白になっていると思う。
「ジローと……ジローに似た匂い?」
女性が首を傾げた。
「あなたら、ジローのなんだ? 知り合いか?」
「あなたこそなんですか! いきなり人の匂いを嗅いだりして……」
「俺か? 俺はギン」
癖はあるものの、流暢な日本語だった。
「それで? あなたらは?」
あなたら、なんて違和感のある言い方だ。
丁寧には感じず、印象としてはほとんど「お前ら」と同じだ。
それに信じられないくらい綺麗な人なのに、一人称が俺だなんて。
チグハグすぎる。
「ジローの知り合いか?」
「いや、その……ジローなんて……」
知らないと言いかけた私を遮るように、アンリが、
「ジローって?」
と尋ね返した。
「ジローはジローだ」
「そう言われても、よくいる名前だし。ああ、もしかしてダンジョン配信者のジロー? 有名人だけど……でもどうして私たちに聞くんですか?」
「……」
「すみません。私たち、この後に予定があるんです。行こ、春奈」
「あ、うん……」
アンリが私の腕を引いて歩き出す。
「アンリ……お兄さんのこと、知らないふりした方がよかったんじゃ……」
自分の声が震えているのがわかる。
「なに言ってるのよ。お兄ちゃんの知名度からして、二人揃って知らない方がおかしいでしょ」
「そっか……そうだね、確かに……」
やっぱりアンリは頼りになる。
別に外国人に急に話しかけられたからドキマギしているわけではない。
私は人見知りだけど、さすがにここまで酷くはない。
(なんで、彼女がここに……それに、ジローって……)
「ねえ、あの人は誰なの? 知り合い? ……春奈、今マジでやばいよ」
アンリが気遣うように覗き込んでくる。
その優しさに、少しだけ落ち着きを取り戻す。
「知り合い、じゃない。でも、知ってる人」
「海外の女優とか? 確かに美人さんだったけど……」
それなら驚きはしても、こんなふうに怖れたりはしない。
他人の空似かとも思った。
いや、そもそも似ていない可能性すらある。
海外ドラマなんか観ていると、キャストの見分けがつかずに混乱することがよくあった。
髪型なんて変えられたら、もうおしまいだ。
(だから全部、私の勘違いだったり……)
でもそれが希望的観測に過ぎないことを、私はちゃんとわかっている。
彼女はギンと名乗ったのだ。
なにより、あの迫力は……。
アンリが知らないのも無理はなかった。
アンリは基本的に、お兄さんにしか興味がないから。
でも……。
「……彼女はSランクの冒険者だよ。それも最年少の」
アンリが目を丸くする。
世界に十二人しかいない、Sランク冒険者。
その一人。
「お兄さん起こして着いてきてもらう?」
「いいよ、寝かせてあげよ」
「そうだね」
二人ともそこまで身だしなみに気を使う方ではないから、すぐに準備が整う。
お兄さんの分の食事にはラップをかけて、
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とちゃんと書き置きも添えておく。
じゃないとお兄さんのことだから、本当に自分のための食事かわからず、悩んでしまうことだろう。
でも散々悩んだ結果、ちゃんと食べるのだ。
もし自分の分で残した場合、相手を傷つけてしまうと判断して。
仮に自分の分じゃなかったとしても、自分が恥をかくだけで済む。
お兄さんはそういうふうに考える人だ。
家を出て駅に向かう。
交通の便がいいところに住んでいるから、二十分もかからず繁華街に着く。
ショッピングモールをアンリと一緒に散策する。
いろいろ見て回った結果、アンリはマグカップを選んだ。
白地にワンポイントで猫のイラストが描かれた可愛いやつだ。
「私もブラックコーヒーを飲めるようになりたいから。これでモチベーションを上げてトレーニングする」
「コーヒーはそんな無理して飲むものじゃないよ」
「そんなわけない。みんな無理してるに決まってる、あんな黒くて不味い汁……春奈だって、本当に美味しいから飲んでるの?」
「う~ん、美味しいかって言われると……」
「でしょ?」
「でも好きなのは好きなんだって」
ただの中毒かもしれないけれど。
「でも本当に、そんな安いものでいいの?」
「え? 三千円だよこれ?」
「確かにマグカップにしては高いけど……ほら、私の誕生日には、五万くらいするコーヒーマシン買ってくれたじゃない」
「でもこれが気に入ったから。それに、これからは私もコーヒーマシン使わせてもらうしね」
なぜかドヤ顔するアンリ。
「まあ、アンリがいいならいいんだけど」
お金にこだわらないところまで似ている。
マグカップをレジに持って行って、プレゼント用のラッピングをしてもらう。
店を出たところで、改めてアンリに手渡した。
「はい、誕生日おめでとう」
「ありがとー」
「今日から三ヶ月間は、私より二歳年上なんだから、そのことを肝に銘じて、あまり我を忘れ過ぎないようにね」
「わかってるって。今朝のは、ほら……急だったから取り乱しちゃっただけで……」
「とか言って、お兄さんを前にするとまた暴走するんでしょ」
「うーん……まあ、多分そうなる……」
「そういう自己分析はちゃんとできるのにねー」
「ねー、不思議ー」
まだお昼過ぎだ。
ショッピングモールを出て、なにを食べようかと相談しながらぷらぷらと歩く。
「あんまりお腹空いてないんだよね」
「朝が遅めだったもんね。それか帰っちゃう?」
「もう?」
「お兄さんが起きるの待って、一緒になにか食べようよ」
せっかくのアンリの誕生日なのだ。
三人で食事をするのがいいと思う。
お兄さんの分のご飯を作り置きしてきたけれど、それはまた明日にでも食べればいいだけで。
(いや、気を遣って二人っきりにしてあげるべきかな?)
それなら作り置きしたご飯も、今日のうちに食べてしまえるし。
そう思ったけれど、口にはしなかった。
アンリが怒るのが目に見えているから。
「そうだね、帰っちゃおっか」
「うん、そうしよう」
遅くなりすぎると、顔を合わせる前にお兄さんがキャンプに行ってしまう。
私たちは駅に向かって歩き始めた。
繁華街の人混み。
アンリとの会話に夢中になって、すれ違う直前まで、彼女の存在に気づかなかった。
(綺麗な銀髪……)
無意識のうちに、その女性を目で追って……。
すれ違った瞬間だった。
その銀髪の女性に、ガッと乱暴に腕を掴まれた。
「え?」
強制的に振り向かされる。
北欧系の顔立ちをした美人が、まじまじと私を見つめてくる。
衝撃のあまり、私は硬直してしまった。
身長は百七十を少し越すくらいだろうか。
私の方が長身だけど、気圧されてしまうほどの迫力が彼女にはあった。
彼女は鼻先を私に近づけて、くんくんと匂いを嗅いでくる。
「ジローの匂い……」
あれ?
やっぱりお兄さんって臭いのかな?
他人にこびりつくくらい?
私の鼻がバグっていただけかもしれない。
だとしたら、お兄さんには悪いことをしてしまった。
そんなくだらないことを考えるのは、ショックから目を逸らすためだ。
急に立ち止まった私たちを、周囲の人たちが迷惑そうに避けていく。
「ちょっと、急になんですか」
私が絡まれたと思ったのか、アンリが間に入ってくる。
すると今度はアンリに鼻先を近づけ、くんくんと。
朝にお兄さんにしたことが、こんな形で私たちに帰ってこようとは。
「な、なにして……」
アンリが赤面する。
たぶん私は、逆に蒼白になっていると思う。
「ジローと……ジローに似た匂い?」
女性が首を傾げた。
「あなたら、ジローのなんだ? 知り合いか?」
「あなたこそなんですか! いきなり人の匂いを嗅いだりして……」
「俺か? 俺はギン」
癖はあるものの、流暢な日本語だった。
「それで? あなたらは?」
あなたら、なんて違和感のある言い方だ。
丁寧には感じず、印象としてはほとんど「お前ら」と同じだ。
それに信じられないくらい綺麗な人なのに、一人称が俺だなんて。
チグハグすぎる。
「ジローの知り合いか?」
「いや、その……ジローなんて……」
知らないと言いかけた私を遮るように、アンリが、
「ジローって?」
と尋ね返した。
「ジローはジローだ」
「そう言われても、よくいる名前だし。ああ、もしかしてダンジョン配信者のジロー? 有名人だけど……でもどうして私たちに聞くんですか?」
「……」
「すみません。私たち、この後に予定があるんです。行こ、春奈」
「あ、うん……」
アンリが私の腕を引いて歩き出す。
「アンリ……お兄さんのこと、知らないふりした方がよかったんじゃ……」
自分の声が震えているのがわかる。
「なに言ってるのよ。お兄ちゃんの知名度からして、二人揃って知らない方がおかしいでしょ」
「そっか……そうだね、確かに……」
やっぱりアンリは頼りになる。
別に外国人に急に話しかけられたからドキマギしているわけではない。
私は人見知りだけど、さすがにここまで酷くはない。
(なんで、彼女がここに……それに、ジローって……)
「ねえ、あの人は誰なの? 知り合い? ……春奈、今マジでやばいよ」
アンリが気遣うように覗き込んでくる。
その優しさに、少しだけ落ち着きを取り戻す。
「知り合い、じゃない。でも、知ってる人」
「海外の女優とか? 確かに美人さんだったけど……」
それなら驚きはしても、こんなふうに怖れたりはしない。
他人の空似かとも思った。
いや、そもそも似ていない可能性すらある。
海外ドラマなんか観ていると、キャストの見分けがつかずに混乱することがよくあった。
髪型なんて変えられたら、もうおしまいだ。
(だから全部、私の勘違いだったり……)
でもそれが希望的観測に過ぎないことを、私はちゃんとわかっている。
彼女はギンと名乗ったのだ。
なにより、あの迫力は……。
アンリが知らないのも無理はなかった。
アンリは基本的に、お兄さんにしか興味がないから。
でも……。
「……彼女はSランクの冒険者だよ。それも最年少の」
アンリが目を丸くする。
世界に十二人しかいない、Sランク冒険者。
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