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第十六章 夢を紡ぐ者
父の面影
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桔梗ヶ原ワインバレー。
醸造用ブドウ生産地として有名な長野県塩尻市の主要産地である。その桔梗ヶ原に、輝の伯父はいた。彼はブドウの生産者で、輝の知るところでは、加工用ブドウ半分、生食用のブドウを半分やっていると言うことだった。家の住所は知っていたが、小さい頃に少し行ったことがあるだけで、ほとんど記憶になかった。
伯父の家に着くと、周りにはブドウ園や果樹園がたくさんあった。伯父には連絡してあったが、昼前に着いてしまったので近所の人に聞いた。まだブドウ園にいるとのことなので、そちらに行くことにした。
伯父のブドウ園は昔ながらの棚を組んで作ってあった。この形式のブドウ園を見るのはみんな初めてで、メルヴィンは特に珍しがっていた。
ブドウ園に着くと、伯父に会う前に、メルヴィンがふとつぶやいた。
「種類がたくさんだけど、ナリアさんなら一発でわかるんだろうなあ」
ナリアは、ブドウのシリンだった。ブドウを媒体にしてナリアという地球に降り立った、ナリアのシリン。
広いブドウ園で人を探すのは簡単なことだった。ブドウ棚から下りているのは人の体か葡萄の木か、どちらかだったからだ。
伯父は、すぐに見つかった。輝は、声をかけようと思ったが、なかなかその勇気が出ない。久しぶりに会う伯父に、尻込みをしてしまっていた。
伯父はブドウの粒を抜く作業をしていた。集中していたので、周りのことが目に入らないのだろうか。輝たちが来たことに気がついていない。
輝が声を出せないでいると、町子が輝の背中を叩いて、伯父のほうに向かっていった。そして、伯父を連れて帰ってきた。
「輝」
伯父は、輝を見ると嬉しそうに笑って、輝の両手を握りしめた。
「よく来たなあ、輝。元気にしているか?」
伯父は、そう言って、粒抜き作業を終え、ブドウ園の端にあった自転車を押して、そのまま輝たちと話をしながら家に帰った。道は舗装はされていたが綺麗なアスファルトではなく、歩きづらいところもあったが、そこがまた輝たちには新鮮だった。
帰り道では、父が死んだ後どういう生活をしていたか、高校生活はどうだったかを話した。英国に留学していることも、メルヴィンという親友や町子という恋人に出会えたことも。そこで、輝は瞳を含める五人の紹介をした。
「軽井沢から、長野回りで? 三才山通れば早かっただろうに」
伯父がそう言ったので、瞳は、小布施町を経由したことを説明した。伯父は、納得してくれた。
伯父が家に帰ると、伯母が麦茶を入れて待っていてくれた。お菓子は、羊羹を出してくれたが、輝たちが持っていた土産も小布施の栗羊羹だったので、見事にかぶってしまった。
家の縁側でお茶をしようとしたが、人数が多いので、座敷に変更になり、伯母が家の窓を開け放って空気を入れてくれた。塩尻は涼しかったが、日差しが強い。家に入るとひんやりした。
麦茶が人数分配られると、輝はまず、父のことを聞くことにした。
「伯父さん、父のことが聞きたいんです。俺が小さい頃に死んでしまって、よく知らなくて」
すると、伯父は落ち着いた様子で、話し始めた。
「哲は、頑固だったが、考え方は柔らかくてな。曲がったことは嫌いだが、新しいことを覚えるのは早かった。だから、料理人になると決めた時も、芳江さんと結婚して新潟に婿に行くと決めた時も、誰も反対はしなかった。あいつのやることは、正しいわけではないが間違ってもいない。いつもそうだったからな。あいつは、料理人として新潟に婿に行って、芳江さんのお父さんが経営していた居酒屋を継いだ。そこで、芳江さんとの間に輝、お前をもうけた。あいつは、毎年盆と正月には繁忙期をずらして帰省してくれた。忙しかったんだろうなあ。でも、一週間は塩尻に滞在して帰っていった。しかし、ある日、お前が小学校二年の時に、あいつは交通事故に遭った。芳江さんには、輝に言うなと言われているが、あいつの死因が知りたいかね?」
輝は、父親の人となりを知りたかった。ここまで聞いておいて、今更引き下がりたくなかった。しかし、そこで瞳が輝を牽制した。
「輝くん、おそらく芳江さんが止めたほどの事実、あなたが聞いてはいけないほどの理由があるのかもしれない。それに、あなたは耐えられるの?」
輝は、それを聞いて少し戸惑った。確かに瞳の言う通りだが、輝はもう高校生だ。メルヴィンだって町子だっている。支えはあるのだ。
「今の俺は昔の俺じゃないから。母さんも分かって塩尻に送り出してくれたんだと思うし。伯父さん、話してください」
伯父は、それを聞いて、一つ、頷いた。そして、輝をきちんと見た。
「輝、お前のお父さんはな、哲は、道路の真ん中にいるお前を庇って、ダンプカーに轢かれて死んだんだ。お前は当時小学校二年生で、父親に似て頑固だった。公園で遊んだ後、帰りたくなくて駄々をこねた。横断歩道の真ん中で座り込んでしまったお前は、車が来るのも構わず居座り続けた。それを、あいつは自分のせいだと思ったんだろうな。お前を突き飛ばして自分が横断歩道に残った。即死だったよ」
伯父は、そこまで話して、言葉を詰まらせた。もう、それ以上、伯父の口からは何も言い放たれることはなかった。
そして、輝も黙った。
そこにいる誰もが黙ったまま、何も言えなくなってしまった。
輝は、自分の拳をギュッと握り、歯を食いしばった。聞いてはいけない事実だったかもしれない。自分のせいで、自分の頑固さのせいで父は死んだ。あの時、素直に家に帰ってさえいれば。くだらないことにこだわっていなければ父は生きていたかもしれない。
輝は、瞳をキツく閉じて、涙が流れるのを抑えようとした。しかし、嗚咽が漏れるのも涙が流れるのも抑えることができなかった。
「父さん、が」
輝は激しく嗚咽した。町子が、輝の隣で輝の肩に手を当てる。その手を、輝の手が握りしめる。その強さに町子はびっくりした。
「輝」
町子は、そう言って、輝を後ろから抱いた。
父は、想像よりずっと、輝を愛してくれていた。輝が思うよりずっと、輝のことを思ってくれていた。それがわかると、父への愛おしさと、会えない寂しさが一気に込み上げてきてしまった。
「あいつが死んだ次の年」
伯父が、静かに話し出した。
「その前の年に切ったブドウの木の隣に、新しい苗を植えた。あいつへのせめてもの餞に。今は立派に育ってくれたが、最初は苦労した。まるであいつの子供の頃のような、じゃじゃ馬な苗だったよ」
伯父は、そう言って、輝の腕をさすった。輝はそれで少し落ち着いてきた。弾んでいた息を整えて、涙と鼻水を拭くと、大きく深呼吸をした。
「伯父さん、話してくれてありがとう。父さんのことがわかって、父さんがどれだけ俺のことを大切にしてくれていたのかが分かった。父さんは俺の誇りです」
輝は、そう言って笑顔を見せた。伯父が、輝の肩を叩く。
「輝、ブドウの木を見に行くかい?」
輝は、頷いた。父の魂を受け継いだブドウの木がどのようなものなのか、知りたかった。
「赤いブドウなんですよね」
きくと、伯父は、そうだよ、と言って笑った。そして、一枚の写真を見せてくれた。
「去年、最も綺麗だった房を写真に撮っておいたんだ。あいつが喜んで、笑ってくれていたような気がしてね」
伯父は、そう言って立ち上がった。瞳も立ち上がったので、そこにいた全員が立ち上がり、輝を見た。
「行こう」
メルヴィンがそう言って、手を差し伸べてきたので、輝はその手をとった。
暖かい手だった。
醸造用ブドウ生産地として有名な長野県塩尻市の主要産地である。その桔梗ヶ原に、輝の伯父はいた。彼はブドウの生産者で、輝の知るところでは、加工用ブドウ半分、生食用のブドウを半分やっていると言うことだった。家の住所は知っていたが、小さい頃に少し行ったことがあるだけで、ほとんど記憶になかった。
伯父の家に着くと、周りにはブドウ園や果樹園がたくさんあった。伯父には連絡してあったが、昼前に着いてしまったので近所の人に聞いた。まだブドウ園にいるとのことなので、そちらに行くことにした。
伯父のブドウ園は昔ながらの棚を組んで作ってあった。この形式のブドウ園を見るのはみんな初めてで、メルヴィンは特に珍しがっていた。
ブドウ園に着くと、伯父に会う前に、メルヴィンがふとつぶやいた。
「種類がたくさんだけど、ナリアさんなら一発でわかるんだろうなあ」
ナリアは、ブドウのシリンだった。ブドウを媒体にしてナリアという地球に降り立った、ナリアのシリン。
広いブドウ園で人を探すのは簡単なことだった。ブドウ棚から下りているのは人の体か葡萄の木か、どちらかだったからだ。
伯父は、すぐに見つかった。輝は、声をかけようと思ったが、なかなかその勇気が出ない。久しぶりに会う伯父に、尻込みをしてしまっていた。
伯父はブドウの粒を抜く作業をしていた。集中していたので、周りのことが目に入らないのだろうか。輝たちが来たことに気がついていない。
輝が声を出せないでいると、町子が輝の背中を叩いて、伯父のほうに向かっていった。そして、伯父を連れて帰ってきた。
「輝」
伯父は、輝を見ると嬉しそうに笑って、輝の両手を握りしめた。
「よく来たなあ、輝。元気にしているか?」
伯父は、そう言って、粒抜き作業を終え、ブドウ園の端にあった自転車を押して、そのまま輝たちと話をしながら家に帰った。道は舗装はされていたが綺麗なアスファルトではなく、歩きづらいところもあったが、そこがまた輝たちには新鮮だった。
帰り道では、父が死んだ後どういう生活をしていたか、高校生活はどうだったかを話した。英国に留学していることも、メルヴィンという親友や町子という恋人に出会えたことも。そこで、輝は瞳を含める五人の紹介をした。
「軽井沢から、長野回りで? 三才山通れば早かっただろうに」
伯父がそう言ったので、瞳は、小布施町を経由したことを説明した。伯父は、納得してくれた。
伯父が家に帰ると、伯母が麦茶を入れて待っていてくれた。お菓子は、羊羹を出してくれたが、輝たちが持っていた土産も小布施の栗羊羹だったので、見事にかぶってしまった。
家の縁側でお茶をしようとしたが、人数が多いので、座敷に変更になり、伯母が家の窓を開け放って空気を入れてくれた。塩尻は涼しかったが、日差しが強い。家に入るとひんやりした。
麦茶が人数分配られると、輝はまず、父のことを聞くことにした。
「伯父さん、父のことが聞きたいんです。俺が小さい頃に死んでしまって、よく知らなくて」
すると、伯父は落ち着いた様子で、話し始めた。
「哲は、頑固だったが、考え方は柔らかくてな。曲がったことは嫌いだが、新しいことを覚えるのは早かった。だから、料理人になると決めた時も、芳江さんと結婚して新潟に婿に行くと決めた時も、誰も反対はしなかった。あいつのやることは、正しいわけではないが間違ってもいない。いつもそうだったからな。あいつは、料理人として新潟に婿に行って、芳江さんのお父さんが経営していた居酒屋を継いだ。そこで、芳江さんとの間に輝、お前をもうけた。あいつは、毎年盆と正月には繁忙期をずらして帰省してくれた。忙しかったんだろうなあ。でも、一週間は塩尻に滞在して帰っていった。しかし、ある日、お前が小学校二年の時に、あいつは交通事故に遭った。芳江さんには、輝に言うなと言われているが、あいつの死因が知りたいかね?」
輝は、父親の人となりを知りたかった。ここまで聞いておいて、今更引き下がりたくなかった。しかし、そこで瞳が輝を牽制した。
「輝くん、おそらく芳江さんが止めたほどの事実、あなたが聞いてはいけないほどの理由があるのかもしれない。それに、あなたは耐えられるの?」
輝は、それを聞いて少し戸惑った。確かに瞳の言う通りだが、輝はもう高校生だ。メルヴィンだって町子だっている。支えはあるのだ。
「今の俺は昔の俺じゃないから。母さんも分かって塩尻に送り出してくれたんだと思うし。伯父さん、話してください」
伯父は、それを聞いて、一つ、頷いた。そして、輝をきちんと見た。
「輝、お前のお父さんはな、哲は、道路の真ん中にいるお前を庇って、ダンプカーに轢かれて死んだんだ。お前は当時小学校二年生で、父親に似て頑固だった。公園で遊んだ後、帰りたくなくて駄々をこねた。横断歩道の真ん中で座り込んでしまったお前は、車が来るのも構わず居座り続けた。それを、あいつは自分のせいだと思ったんだろうな。お前を突き飛ばして自分が横断歩道に残った。即死だったよ」
伯父は、そこまで話して、言葉を詰まらせた。もう、それ以上、伯父の口からは何も言い放たれることはなかった。
そして、輝も黙った。
そこにいる誰もが黙ったまま、何も言えなくなってしまった。
輝は、自分の拳をギュッと握り、歯を食いしばった。聞いてはいけない事実だったかもしれない。自分のせいで、自分の頑固さのせいで父は死んだ。あの時、素直に家に帰ってさえいれば。くだらないことにこだわっていなければ父は生きていたかもしれない。
輝は、瞳をキツく閉じて、涙が流れるのを抑えようとした。しかし、嗚咽が漏れるのも涙が流れるのも抑えることができなかった。
「父さん、が」
輝は激しく嗚咽した。町子が、輝の隣で輝の肩に手を当てる。その手を、輝の手が握りしめる。その強さに町子はびっくりした。
「輝」
町子は、そう言って、輝を後ろから抱いた。
父は、想像よりずっと、輝を愛してくれていた。輝が思うよりずっと、輝のことを思ってくれていた。それがわかると、父への愛おしさと、会えない寂しさが一気に込み上げてきてしまった。
「あいつが死んだ次の年」
伯父が、静かに話し出した。
「その前の年に切ったブドウの木の隣に、新しい苗を植えた。あいつへのせめてもの餞に。今は立派に育ってくれたが、最初は苦労した。まるであいつの子供の頃のような、じゃじゃ馬な苗だったよ」
伯父は、そう言って、輝の腕をさすった。輝はそれで少し落ち着いてきた。弾んでいた息を整えて、涙と鼻水を拭くと、大きく深呼吸をした。
「伯父さん、話してくれてありがとう。父さんのことがわかって、父さんがどれだけ俺のことを大切にしてくれていたのかが分かった。父さんは俺の誇りです」
輝は、そう言って笑顔を見せた。伯父が、輝の肩を叩く。
「輝、ブドウの木を見に行くかい?」
輝は、頷いた。父の魂を受け継いだブドウの木がどのようなものなのか、知りたかった。
「赤いブドウなんですよね」
きくと、伯父は、そうだよ、と言って笑った。そして、一枚の写真を見せてくれた。
「去年、最も綺麗だった房を写真に撮っておいたんだ。あいつが喜んで、笑ってくれていたような気がしてね」
伯父は、そう言って立ち上がった。瞳も立ち上がったので、そこにいた全員が立ち上がり、輝を見た。
「行こう」
メルヴィンがそう言って、手を差し伸べてきたので、輝はその手をとった。
暖かい手だった。
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