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第七章 夏に染まる桜
女は余裕で
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一ヶ月後の十月半ば、輝たちの学校が十日間、休みになる。
輝と町子は、これを使って、一旦日本へ帰ることにした。輝は、日本でバタバタしていてろくに会えなかった親友にも会いたかったし、町子は町子で行きたい場所があった。
そんな話を教室でしていると、メルヴィンが話に乗っかってきた。
「僕も日本に行く! 輝の故郷も、もう一人の親友のことも、僕はちっとも知らないんだ」
そう言っているメルヴィンは、パスポートも親の許可ももらっていなかった。輝と町子がそれを指摘すると、メルヴィンは胸を張った。
「これから親を説得して、パスポートを取ってくるよ!」
そう言って、楽しそうに親に電話をしていた。十日間の休暇をどう過ごすかは、人によって違う。朝美や友子は英国に残って、この学校でできた他の友人たちと一緒に過ごすと言っていた。ロンドンやバースの観光をしたいのだろう。
メルヴィンが親の許可を取ってきたのはその日の昼過ぎで、課外活動が始まってからだった。町子はチアリーダーをやることが決まっていたし、友子や朝美は日本料理を研究するべく、料理研究部に入っていた。メルヴィンと輝はフットボール・クラブに入っていた。
練習がある程度終わって、帰り支度をしながら携帯電話をチェックしていた。すると、親から電話が来ていたと言って、嬉しそうに電話を持っていったメルヴィンが、舞い上がって帰ってきた。
「明日、学校が終わってからパスポートを取りに行くぞ!」
メルヴィンは、そう言いながら、日本に行くための準備を早々と始めた。輝や町子たちが英国の英語を流暢に話すので、自分もすぐ日本語を覚えることができると思ったのだろう。少し難しい日本語の本をロンドンの書店から取り寄せて頭を抱えていた。
そんなこんなで一ヶ月経つと、輝たち三人が日本に発つ日がきた。日本に着くまでは旅慣れた町子が頼りになったが、日本に着いてからは初めて行く場所もあるため、病院の仕事で忙しいおじさんが助っ人を手配してくれていた。
渡航ルートは、ヒースローから東京へ。東京から、新幹線を使って町子が行きたかった軽井沢へ。そこからまた、新幹線を使って上越へとのことだ。メルヴィンは、飛行機はもとより、新幹線に乗るのがものすごく楽しみで、終始興奮していた。
ヒースローの空港に着くと、輝は日本に住んでいる親友に、お土産を買って行った。彼は輝と同じ運動部で、ラグビーをやっている。将来有望で、プロのラグビー選手になるのを目標にしているから、ある意味英国のものなら何でも喜んだ。メルヴィンは日本でいろんなものを買う予定だったから、空港での買い物はしなかった。町子も、目的は軽井沢での買い物だったから、軽井沢や周辺市町村を観光するまではお金を使えなかった。
飛行機に乗ると、東京行きなだけあり、機内食は日本食だった。メルヴィンが本格的な日本の料理を食べるのは初めてで、ひどく興奮していた。一つ一つの料理の名前と材料を輝に聞いては、噛みしめて食べていた。
東京に着くと、空港内は整然としていて、ヒースローに比べると神経質なくらいにきっちりとしている印象を受けた。メルヴィンが緊張して固くなっていたので、輝は背中をトントンと叩いて緊張をほぐしてやった。
その日は東京に一泊することになっていたが、高校生だけでは危ないので、いち早く助っ人と合流するために、恵比寿にある落ち着いた居酒屋に集合することになった。
「これが山手線」
メルヴィンが、電車を降りて目を回した。
「東京ってほんとうにすごい街なんだな。いろんな色があって、飽きないよ」
メルヴィンは、居酒屋に着いて席に座ると、ようやく落ち着いたのか、色気のあるため息をついて周りを見渡した。
「空港から降りた時は、ゲイシャばっかりだと思っていたけど、違うんだな」
メルヴィンは東京をどんな街だと思っていたのだろう。
輝も町子も、顔を見合わせて苦笑した。
席について何も頼まないのではバツが悪いので、三人はとりあえず適当にソフトドリンクを頼んだ。メルヴィンは迷ったが、温かいお茶と鶏の唐揚げを注文した。
「輝の淹れてくれるお茶が美味しいから、日本のお茶にも慣れたよ」
メルヴィンはそう言ってお茶を啜った。鶏の唐揚げが来ると、一人でぺろりと平らげてしまった。
「東京は美食の街だな! 帰りたくないよ!」
興奮しているメルヴィンを尻目に、刺身を烏龍茶でつまんでいた輝たちは、ようやく店に一人の女性が入ってくるのを見た。
女性は上品な着物を着ていた。長い黒髪を後ろで束ねている。女性自身の所作や表情も品位があり、顔立ちまで上品だった。何もかもが魅力的だが、瞳の色が珍しい桜色で、輝たちは、その女性が笑いかけてきたので、鼻の下を伸ばして返事をした。
「高橋輝さん、森高町子さん、メルヴィン・スミスさんですね」
女性はそう言って、輝たちを確かめた。何も言わずに頷くと、女性は、こちらに近づいてきた。そして、一礼すると、自己紹介をした。
「私は池田瞳。あなた方が日本にいる間、ご一緒させていただきます。よろしくお願いします」
そう言って笑ったので、輝とメルヴィンは、鼻の下を伸ばした。町子が輝の向こうずねを蹴った。
「痛! 何するんだよ町子!」
輝が痛みを我慢していると、町子はそっぽを向いた。
「輝なんて知らない! 美人の瞳さんと仲良くしていればいいのよ!」
「そう言う言い方ないじゃないか! 美人は正義だ」
すると、町子は本格的に怒って輝の太ももをつねった。
「痛い! 俺が何したって言うんだよ!」
すると、瞳が町子の隣にそっと座った。
「大丈夫です。ここは女同士、浮気症の男の子たちに余裕を見せてあげましょう」
そう言って微笑んだので、町子は顔を真っ赤にして頷いた。
四人掛けの席には、輝とメルヴィン、町子と瞳が並んで座った。そして、瞳が三人のお腹の空き具合を聞きながら料理を注文していった。
メルヴィンは最初、輝たちが頼んで食べていた刺身に消極的だったが、一度食べて見ると美味しいと言って箸を止めなかった。そのテンションで寿司も天ぷらも食べていた。季節物の天ぷらや時価の季節物の寿司を出す店だったので会計が不安だったが、町子の祖父の計らいだと聞いてホッとした。
その日は、輝とメルヴィン、町子と瞳が一緒に泊まった。ホテルは新宿にある、少しリッチな場所だった。町子のおじいさんが手配したのだという。
次の日は、瞳の勧めで東京の下町を観光してから、新幹線に乗った。
軽井沢に着いたのは、その日の夕方で、大きなリゾートホテルに一泊してから観光することになった。
輝と町子は、これを使って、一旦日本へ帰ることにした。輝は、日本でバタバタしていてろくに会えなかった親友にも会いたかったし、町子は町子で行きたい場所があった。
そんな話を教室でしていると、メルヴィンが話に乗っかってきた。
「僕も日本に行く! 輝の故郷も、もう一人の親友のことも、僕はちっとも知らないんだ」
そう言っているメルヴィンは、パスポートも親の許可ももらっていなかった。輝と町子がそれを指摘すると、メルヴィンは胸を張った。
「これから親を説得して、パスポートを取ってくるよ!」
そう言って、楽しそうに親に電話をしていた。十日間の休暇をどう過ごすかは、人によって違う。朝美や友子は英国に残って、この学校でできた他の友人たちと一緒に過ごすと言っていた。ロンドンやバースの観光をしたいのだろう。
メルヴィンが親の許可を取ってきたのはその日の昼過ぎで、課外活動が始まってからだった。町子はチアリーダーをやることが決まっていたし、友子や朝美は日本料理を研究するべく、料理研究部に入っていた。メルヴィンと輝はフットボール・クラブに入っていた。
練習がある程度終わって、帰り支度をしながら携帯電話をチェックしていた。すると、親から電話が来ていたと言って、嬉しそうに電話を持っていったメルヴィンが、舞い上がって帰ってきた。
「明日、学校が終わってからパスポートを取りに行くぞ!」
メルヴィンは、そう言いながら、日本に行くための準備を早々と始めた。輝や町子たちが英国の英語を流暢に話すので、自分もすぐ日本語を覚えることができると思ったのだろう。少し難しい日本語の本をロンドンの書店から取り寄せて頭を抱えていた。
そんなこんなで一ヶ月経つと、輝たち三人が日本に発つ日がきた。日本に着くまでは旅慣れた町子が頼りになったが、日本に着いてからは初めて行く場所もあるため、病院の仕事で忙しいおじさんが助っ人を手配してくれていた。
渡航ルートは、ヒースローから東京へ。東京から、新幹線を使って町子が行きたかった軽井沢へ。そこからまた、新幹線を使って上越へとのことだ。メルヴィンは、飛行機はもとより、新幹線に乗るのがものすごく楽しみで、終始興奮していた。
ヒースローの空港に着くと、輝は日本に住んでいる親友に、お土産を買って行った。彼は輝と同じ運動部で、ラグビーをやっている。将来有望で、プロのラグビー選手になるのを目標にしているから、ある意味英国のものなら何でも喜んだ。メルヴィンは日本でいろんなものを買う予定だったから、空港での買い物はしなかった。町子も、目的は軽井沢での買い物だったから、軽井沢や周辺市町村を観光するまではお金を使えなかった。
飛行機に乗ると、東京行きなだけあり、機内食は日本食だった。メルヴィンが本格的な日本の料理を食べるのは初めてで、ひどく興奮していた。一つ一つの料理の名前と材料を輝に聞いては、噛みしめて食べていた。
東京に着くと、空港内は整然としていて、ヒースローに比べると神経質なくらいにきっちりとしている印象を受けた。メルヴィンが緊張して固くなっていたので、輝は背中をトントンと叩いて緊張をほぐしてやった。
その日は東京に一泊することになっていたが、高校生だけでは危ないので、いち早く助っ人と合流するために、恵比寿にある落ち着いた居酒屋に集合することになった。
「これが山手線」
メルヴィンが、電車を降りて目を回した。
「東京ってほんとうにすごい街なんだな。いろんな色があって、飽きないよ」
メルヴィンは、居酒屋に着いて席に座ると、ようやく落ち着いたのか、色気のあるため息をついて周りを見渡した。
「空港から降りた時は、ゲイシャばっかりだと思っていたけど、違うんだな」
メルヴィンは東京をどんな街だと思っていたのだろう。
輝も町子も、顔を見合わせて苦笑した。
席について何も頼まないのではバツが悪いので、三人はとりあえず適当にソフトドリンクを頼んだ。メルヴィンは迷ったが、温かいお茶と鶏の唐揚げを注文した。
「輝の淹れてくれるお茶が美味しいから、日本のお茶にも慣れたよ」
メルヴィンはそう言ってお茶を啜った。鶏の唐揚げが来ると、一人でぺろりと平らげてしまった。
「東京は美食の街だな! 帰りたくないよ!」
興奮しているメルヴィンを尻目に、刺身を烏龍茶でつまんでいた輝たちは、ようやく店に一人の女性が入ってくるのを見た。
女性は上品な着物を着ていた。長い黒髪を後ろで束ねている。女性自身の所作や表情も品位があり、顔立ちまで上品だった。何もかもが魅力的だが、瞳の色が珍しい桜色で、輝たちは、その女性が笑いかけてきたので、鼻の下を伸ばして返事をした。
「高橋輝さん、森高町子さん、メルヴィン・スミスさんですね」
女性はそう言って、輝たちを確かめた。何も言わずに頷くと、女性は、こちらに近づいてきた。そして、一礼すると、自己紹介をした。
「私は池田瞳。あなた方が日本にいる間、ご一緒させていただきます。よろしくお願いします」
そう言って笑ったので、輝とメルヴィンは、鼻の下を伸ばした。町子が輝の向こうずねを蹴った。
「痛! 何するんだよ町子!」
輝が痛みを我慢していると、町子はそっぽを向いた。
「輝なんて知らない! 美人の瞳さんと仲良くしていればいいのよ!」
「そう言う言い方ないじゃないか! 美人は正義だ」
すると、町子は本格的に怒って輝の太ももをつねった。
「痛い! 俺が何したって言うんだよ!」
すると、瞳が町子の隣にそっと座った。
「大丈夫です。ここは女同士、浮気症の男の子たちに余裕を見せてあげましょう」
そう言って微笑んだので、町子は顔を真っ赤にして頷いた。
四人掛けの席には、輝とメルヴィン、町子と瞳が並んで座った。そして、瞳が三人のお腹の空き具合を聞きながら料理を注文していった。
メルヴィンは最初、輝たちが頼んで食べていた刺身に消極的だったが、一度食べて見ると美味しいと言って箸を止めなかった。そのテンションで寿司も天ぷらも食べていた。季節物の天ぷらや時価の季節物の寿司を出す店だったので会計が不安だったが、町子の祖父の計らいだと聞いてホッとした。
その日は、輝とメルヴィン、町子と瞳が一緒に泊まった。ホテルは新宿にある、少しリッチな場所だった。町子のおじいさんが手配したのだという。
次の日は、瞳の勧めで東京の下町を観光してから、新幹線に乗った。
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