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第六章 学校
屋敷の住人たち
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「地球の子」
六、学校
輝たちの屋敷に、新しい住人が何人か越してきた。
元々からいたカリーヌに加え、彼女が連れてきたマルスというファッションデザイナー、そして、ナギとドロシーだった。ここにきた皆が定住地を持たず、さまざまな賃貸部屋を転々としていた。この機会に乗じて定住し、輝や町子達の助けになるつもりだった。マルスという男性に関してはよく知らないことが多かったし、町子たちも興味がなかった。だが、学校に行くちょっと前に彼が見知らぬ女性とドライブデートをしている所を町子が見ていて、彼は女性にモテるのだろうかという憶測が飛び交った。
クチャナとセインは、この土地が、彼らが教鞭をとっている大学に近いこともあり、輝たちのためと言いながら近くに引っ越してきてくれた。ちょうど空き家もたくさんあったし、地域の人たちも歓迎してくれた。妹であるクエナは故郷の村から離れてクチャナと暮らした。
アースは惑星間渡航者の能力も包括しているため、どこにいてもすぐに輝たちの助けに入ることができる。彼の親友であるシリウスを連れてくることもできるため、アースとシリウスは日本やドイツに残ることになった。アースは、自分や、妻であるフォーラが働いている病院を空けることができないという理由もあった。
ナギは地域を往診しながら大学病院とのパイプも持つ医師であり、彼女が得意とする最新医療機器の扱いを常に習得する一方、医療機器を使わない医療を往診で学んでいた。
ドロシーは、とっくの昔にアメリカで大学を卒業していたため、町子たちと同じ年頃に見えるが学校には通わなかった。少し離れたバースの街にある喫茶店の近くに自分の能力を使って瞬間移動して、自転車で通うふりをしてバイトを始めた。町子と輝の関係について、何か思うことがあるのか、からかうことはないが、町子たち以外の人間に何かを聞いて回っていた。
カリーヌはいつも自由そうにしていたが、仕事が入ると突然忙しくなるため、体の空き方に激しいムラがあった。
町子も輝も、そんな個性的な人間たちに囲まれて生活していると、飽きなかった。夏休みが進むにつれて、さらに、居住地をなくした大天使ガブリエルのシリンであるカリムが、旅芸人の悪魔姉妹を連れて屋敷に住み着いた。三人は週に数回、仲良く出掛けてロンドンの小さな酒場で芸を披露したりビールを注いだりしてアルバイトをしていた。カリムはさまざまな楽器が演奏できたので、クローディアやアイリーンのさまざまな国の踊りを再現するのに相性が良かった。
そうやって屋敷が賑やかになってくると、朝美や友子の英語の練習の相手も次第に増えて、輝や町子も自分達の準備に集中できるようになってきた。教科書やノートなどの学用品を揃えたり、制服の採寸をしたり、やることは山ほどあった。準備が進むにつれて学校に通うことが楽しみになってきて、輝も町子も明るさを取り戻していった。
学校に行く日を三日前に控え、全ての準備を終えると、学校から一人の生徒が屋敷にあいさつにやってきた。この近辺に住む少年で、名をメルヴィンと言った。
メルヴィンが屋敷のドアをノックしたときに出たのは、ロビーでお茶をしていたカリムや悪魔姉妹で、メルヴィンは驚いた。彼は、屋敷にこんなにたくさんの人間が住んでいるとは聞いていなかったからだ。
「メルヴィンと言います。以後お見知り置きを」
カリムに呼ばれてやってきた町子と輝に、ガチガチに緊張しながら挨拶をしたメルヴィンは、周りを見渡した。その時出てこられる人間は全て、ロビーのお茶会の会場に集まっていた。
「担任のミシェル・スミス先生が、輝くんと町子さんが学校に来る前に、学力の把握をしたいということなので、簡単な学力テストを持ってきました。僕が付き合いますから、ここでやってほしいんです」
輝と町子は、それぞれメルヴィンからテスト用紙を受け取った。メルヴィンはカリムにロビーで待つように言われ、マルスが輝に、カリーヌが町子にそれぞれついて、カリムがストップウォッチを持って時間を測り、テストを開始することにした。
「テストなんて、ゾッとするぜ」
カリムはそう言いながらストップウォッチを眺めた。まるで自分がテストを受けるかのように顔を青ざめている。それを見て、マルスが余裕の笑みを見せた。
「ある程度の学力がないと授業についていけないんだ。必要なことさ。それとも、君はこの程度のことに恐怖を感じているのかい?」
カリムは、それを聞いてむすっとした。
「怖いわけないだろ! 俺のことじゃないんだから!」
そんなことをしているうちにテストはすぐ終わって、町子も輝も、疲れ切った顔で部屋から出てきた。メルヴィンは、解答用紙を受け取って、すぐに帰っていった。
「ミシェル・スミス先生」
ロビーから人が消えていくと、輝や町子と一緒に、マルスが残ってコーヒーを淹れ始めた。彼は本格的に豆をミルで挽いて淹れている。時間がかかったが、少しずついい香りが漂い始めたので、夕方になるにつれて眠気が襲ってくるこの時間帯にはちょうど良い刺激だった。
マルスは、先ほどの呟きをなぞるように、ミシェル・スミス先生の名を口にした。
「ミシェル・スミス先生はこの界隈では有名なんだ。生徒には厳しく、曲がったことは決して許さない。でも、彼女が担当したクラスでは決していじめは出ないんだ。すごく美人みたいでね。口説き落とせたらいいんだけど、僕にはまだレベルが高そうだよ」
コーヒーを淹れながら、マルスはそんな話をした。やはりマルスは軟派な男だった。少し呆れながらコーヒーを待っていると、マルスは少し真剣な話を始めた。
「僕も帰還組でね。火星のシリンなんだ。アースとは兄弟みたいなものなんだが、シリウスに比べて再会が遅かった。アースが地球のシリンとしての記憶を取り戻したあと、しばらくしなければ会うことすらできなかった。暁の星での出来事はそれだけ厳しかったんだ。だからかな、僕が見ていて、この地球の現状はとても、もどかしい。終わらない戦争、なくならない差別や貧困。人類が人類である限りは善と悪、光と影が生じるのは仕方のないことだけど、だからと言ってこうも理不尽なことが頻発しては、地球のシリンが悪の存在になりかねない。地球のシリンは地球の現状を表す指針だ。彼の性質を見れば、今の地球の現状がわかってしまう。いかにアース自身が人間としてしっかりしていても、地球のシリンとしての能力が残酷な結果を生むものばかりになってしまえば、地球自体が戦争に飢えていることになってしまう。幸い、地球に住む生命は人間だけではない。人間の住めない場所に住む多くの動物が地球のシリンを作っていると言っても過言ではない。だからアースも無事でいられるんだ。人間は自らが傲り高ぶれるほど成長していない。このまま原始的な欲求だけで戦争を続ければ、どんどん人間の質は落ちていくだろう。どれだけ高性能な武器を作っても、使う者が未熟であれば、その武器も幼稚な使い方しかされないだろうからね。戦争や差別は悪だが、残念なことになくなることはないんだ」
話している間に、コーヒーが入った。マルスは、二人に少し冷めたコーヒーを出した。
「コーヒーだけだけど、いいかな。お菓子を切らしてしまったんだ」
少し残念そうに言うので、輝は笑って応えた。
「構いません。マルスさん、火星のシリンだからなんですね、地球人を客観的に見られるの」
マルスは、それを聞いて少し笑った。
「火星のシリンと言っても、地球人だからね。主観的だよ」
マルスは、そう言ってしばらく輝や町子のことを聞いて過ごした。故郷のこと、親のこと、親友たちのこと、そして、ここの学校がどういう場所か、ということ。
しばらく話し込んでいると、夕食の時間が来た。各部屋では親や友人たちが食事を作って待っている。朝美や友子も、輝の母に料理を学んでいるようだ。町子はあまり料理が得意ではなかったので、二人が上手になって行くのはありがたかった。三人は解散すると、夕食を食べに部屋に戻っていった。しばらくして、夕食を食べ終わったマルスがロビーから外に出て、夜の空気を吸うために庭に出た。一見乱雑に見えて、綺麗に手入れされているこの屋敷のイングリッシュ・ガーデンは、草の匂いを空気に織り交ぜて、時折吹いてくる風に乗せていく。
マルスは、そのままイングリッシュ・ガーデンの中央にある東屋にいき、そこにしつらえてある椅子に座って、しばらく黙っていた。
そして、何を考えていたのか、少しの間庭の緑を見渡してから、屋敷の中に帰っていった。
六、学校
輝たちの屋敷に、新しい住人が何人か越してきた。
元々からいたカリーヌに加え、彼女が連れてきたマルスというファッションデザイナー、そして、ナギとドロシーだった。ここにきた皆が定住地を持たず、さまざまな賃貸部屋を転々としていた。この機会に乗じて定住し、輝や町子達の助けになるつもりだった。マルスという男性に関してはよく知らないことが多かったし、町子たちも興味がなかった。だが、学校に行くちょっと前に彼が見知らぬ女性とドライブデートをしている所を町子が見ていて、彼は女性にモテるのだろうかという憶測が飛び交った。
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ナギは地域を往診しながら大学病院とのパイプも持つ医師であり、彼女が得意とする最新医療機器の扱いを常に習得する一方、医療機器を使わない医療を往診で学んでいた。
ドロシーは、とっくの昔にアメリカで大学を卒業していたため、町子たちと同じ年頃に見えるが学校には通わなかった。少し離れたバースの街にある喫茶店の近くに自分の能力を使って瞬間移動して、自転車で通うふりをしてバイトを始めた。町子と輝の関係について、何か思うことがあるのか、からかうことはないが、町子たち以外の人間に何かを聞いて回っていた。
カリーヌはいつも自由そうにしていたが、仕事が入ると突然忙しくなるため、体の空き方に激しいムラがあった。
町子も輝も、そんな個性的な人間たちに囲まれて生活していると、飽きなかった。夏休みが進むにつれて、さらに、居住地をなくした大天使ガブリエルのシリンであるカリムが、旅芸人の悪魔姉妹を連れて屋敷に住み着いた。三人は週に数回、仲良く出掛けてロンドンの小さな酒場で芸を披露したりビールを注いだりしてアルバイトをしていた。カリムはさまざまな楽器が演奏できたので、クローディアやアイリーンのさまざまな国の踊りを再現するのに相性が良かった。
そうやって屋敷が賑やかになってくると、朝美や友子の英語の練習の相手も次第に増えて、輝や町子も自分達の準備に集中できるようになってきた。教科書やノートなどの学用品を揃えたり、制服の採寸をしたり、やることは山ほどあった。準備が進むにつれて学校に通うことが楽しみになってきて、輝も町子も明るさを取り戻していった。
学校に行く日を三日前に控え、全ての準備を終えると、学校から一人の生徒が屋敷にあいさつにやってきた。この近辺に住む少年で、名をメルヴィンと言った。
メルヴィンが屋敷のドアをノックしたときに出たのは、ロビーでお茶をしていたカリムや悪魔姉妹で、メルヴィンは驚いた。彼は、屋敷にこんなにたくさんの人間が住んでいるとは聞いていなかったからだ。
「メルヴィンと言います。以後お見知り置きを」
カリムに呼ばれてやってきた町子と輝に、ガチガチに緊張しながら挨拶をしたメルヴィンは、周りを見渡した。その時出てこられる人間は全て、ロビーのお茶会の会場に集まっていた。
「担任のミシェル・スミス先生が、輝くんと町子さんが学校に来る前に、学力の把握をしたいということなので、簡単な学力テストを持ってきました。僕が付き合いますから、ここでやってほしいんです」
輝と町子は、それぞれメルヴィンからテスト用紙を受け取った。メルヴィンはカリムにロビーで待つように言われ、マルスが輝に、カリーヌが町子にそれぞれついて、カリムがストップウォッチを持って時間を測り、テストを開始することにした。
「テストなんて、ゾッとするぜ」
カリムはそう言いながらストップウォッチを眺めた。まるで自分がテストを受けるかのように顔を青ざめている。それを見て、マルスが余裕の笑みを見せた。
「ある程度の学力がないと授業についていけないんだ。必要なことさ。それとも、君はこの程度のことに恐怖を感じているのかい?」
カリムは、それを聞いてむすっとした。
「怖いわけないだろ! 俺のことじゃないんだから!」
そんなことをしているうちにテストはすぐ終わって、町子も輝も、疲れ切った顔で部屋から出てきた。メルヴィンは、解答用紙を受け取って、すぐに帰っていった。
「ミシェル・スミス先生」
ロビーから人が消えていくと、輝や町子と一緒に、マルスが残ってコーヒーを淹れ始めた。彼は本格的に豆をミルで挽いて淹れている。時間がかかったが、少しずついい香りが漂い始めたので、夕方になるにつれて眠気が襲ってくるこの時間帯にはちょうど良い刺激だった。
マルスは、先ほどの呟きをなぞるように、ミシェル・スミス先生の名を口にした。
「ミシェル・スミス先生はこの界隈では有名なんだ。生徒には厳しく、曲がったことは決して許さない。でも、彼女が担当したクラスでは決していじめは出ないんだ。すごく美人みたいでね。口説き落とせたらいいんだけど、僕にはまだレベルが高そうだよ」
コーヒーを淹れながら、マルスはそんな話をした。やはりマルスは軟派な男だった。少し呆れながらコーヒーを待っていると、マルスは少し真剣な話を始めた。
「僕も帰還組でね。火星のシリンなんだ。アースとは兄弟みたいなものなんだが、シリウスに比べて再会が遅かった。アースが地球のシリンとしての記憶を取り戻したあと、しばらくしなければ会うことすらできなかった。暁の星での出来事はそれだけ厳しかったんだ。だからかな、僕が見ていて、この地球の現状はとても、もどかしい。終わらない戦争、なくならない差別や貧困。人類が人類である限りは善と悪、光と影が生じるのは仕方のないことだけど、だからと言ってこうも理不尽なことが頻発しては、地球のシリンが悪の存在になりかねない。地球のシリンは地球の現状を表す指針だ。彼の性質を見れば、今の地球の現状がわかってしまう。いかにアース自身が人間としてしっかりしていても、地球のシリンとしての能力が残酷な結果を生むものばかりになってしまえば、地球自体が戦争に飢えていることになってしまう。幸い、地球に住む生命は人間だけではない。人間の住めない場所に住む多くの動物が地球のシリンを作っていると言っても過言ではない。だからアースも無事でいられるんだ。人間は自らが傲り高ぶれるほど成長していない。このまま原始的な欲求だけで戦争を続ければ、どんどん人間の質は落ちていくだろう。どれだけ高性能な武器を作っても、使う者が未熟であれば、その武器も幼稚な使い方しかされないだろうからね。戦争や差別は悪だが、残念なことになくなることはないんだ」
話している間に、コーヒーが入った。マルスは、二人に少し冷めたコーヒーを出した。
「コーヒーだけだけど、いいかな。お菓子を切らしてしまったんだ」
少し残念そうに言うので、輝は笑って応えた。
「構いません。マルスさん、火星のシリンだからなんですね、地球人を客観的に見られるの」
マルスは、それを聞いて少し笑った。
「火星のシリンと言っても、地球人だからね。主観的だよ」
マルスは、そう言ってしばらく輝や町子のことを聞いて過ごした。故郷のこと、親のこと、親友たちのこと、そして、ここの学校がどういう場所か、ということ。
しばらく話し込んでいると、夕食の時間が来た。各部屋では親や友人たちが食事を作って待っている。朝美や友子も、輝の母に料理を学んでいるようだ。町子はあまり料理が得意ではなかったので、二人が上手になって行くのはありがたかった。三人は解散すると、夕食を食べに部屋に戻っていった。しばらくして、夕食を食べ終わったマルスがロビーから外に出て、夜の空気を吸うために庭に出た。一見乱雑に見えて、綺麗に手入れされているこの屋敷のイングリッシュ・ガーデンは、草の匂いを空気に織り交ぜて、時折吹いてくる風に乗せていく。
マルスは、そのままイングリッシュ・ガーデンの中央にある東屋にいき、そこにしつらえてある椅子に座って、しばらく黙っていた。
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