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バイトの帰り

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「お疲れ様です。」
「お疲れ気を付けてね。」
「はい。お先に失礼します。」
真菜夏が先にバイト先を後にした。
あとから追いかけてきて
「吉川さん待って、やっと追いついた。なんで言ってくんないの?」
真菜夏は先にすたすたと歩いて暁が後を追いかけて
「なんで言わないといけないの?」
真菜夏の腕をつかみ
「じゃ1人でよ道帰れるんだな!!最近変質者が出てまだ捕まってないみたいだし。。。いいんだぜ」
両手を合わせて
「ごめんごめん悪かった。1人で歩けない」
「じゃなんで先に帰ったの?」
「なんでもない。。。」
「そうならいいけど」
駅に着き改札を通り、ホームに向かう。
いつもと同じ電車が来て電車に乗り席が空いていたので、すわる真菜夏と暁。
「そうだ。最近すみれちゃんだけ?幼馴染の子」
「そうだけど」
「仲良くなっちゃった。」
「そいえばすみれも話してたような。」
「ライブ会場で知り合って」
「あいつまだ行ってるのか?」
「うん。きてたよ。どうしたの?」
「もういかないって言ってたのに嘘つかれた。」
「そうなんだ。つらいね。」
「ま、いいけど困るのあいつだし」
「そういう人なんだ。」
「だってそうだろ言っても聞かないならほっとくしかないだろ。あいつが気づくまで」
「そうだけど。。。」
「ほらついた。」
最寄り駅に着き、改札をとおり自転車置き場に
暁が戻ってきて
「じゃ帰ろか?」
「うん。暁先輩は家族何人?」
「なんだよ。その質問いいけど、俺は父親がいません。俺が3歳の時に事故で亡くなりました。
母とあねがいます。姉は2コ上。。ちなみに彼女は募集中。」
「何それ最後のは余計じゃない。私は両親健在で、兄と弟がいるの。今社会人の兄と中3の弟」
「そうなんだ。」
「ちなみに彼氏はいません。メン地下の推しに夢中」
「そうなんだ。あいつにも推しとかいんのかな?」
「いるみたいだよ。この前会った時も推しに会いに来てた。」
「そう。ありがとう。おしえてくれて。ほら家着いたぞ」
真菜夏は話に夢中で気づいてなかった。
「ありがとう。暁」
「なんだよ。言えんじゃん。」
真菜夏は中へと入っていき自転車で来た道を引き返す
遠回りになるんだけど、暁は気にしてないみたいだ。

「あ~ちゃんおはよ」
「おはよ真菜夏。昨日知ってる?」
「なにどうしたの?」
「すみれちゃんが倒れたって」
「えっ、ほんとに?」
「うん。たかしが言ってた。」
「何が原因かわかる?」
「確か。。。忘れた。」
「わかったありがとう」
教室に入り机にカバンをぶら下げると
スマホを取り出してクロミに連絡を取る。
「もしもしクロミちゃん」
「どうしたの?」
「クロミちゃんが倒れた時、何が原因だったけ?」
「何って、薬の副作用だよ。」
「うん、ありがとう。またね」
「ちょっ、真菜夏」
電話をきりカバンに直すと
ノートと教科書とペンケースを取り出して
机の上に置き、クロミの時と同じなら
犯人は捕まったはず。。。
なんだか気持ち悪い事件だ。。

バイト先の暁の姿はなかった。
「店長~今日て、暁くんやすみですか?」
「いや聞いてないんだけどな」
送れて暁が来た。
「遅れてすいません。」
「暁くんちょっと」
「なんですか?」
「彼女が大変な時に行ってやりなよ。今日は何とかなるからほら」
真菜夏が話を立ち聞きしてしまい2人は付き合ってたんだ。
奥から暁が出てきて
「今のきいてたのか?」
「あ~ちゃんか
「あ~そっちよかっ!!大丈夫だよ。」
「途中から聞いただけだからわからなかった。」
「そう、ならよかった。今から病院行ってくる。」
「近くなの?後で行こうかな?」
「こんどバイトの後にでもいく?」
「うん。行きたい」
「まだいたの?早くいってあげな。彼女心配でしょ。ついててやんな」
決定的な言葉になんだかショックを受けた真菜夏。
なんかいいふいんきだったのにな。
なんか彼氏できたみたいで楽しかった。
明日はライブの日だから今日は早めに上がる予定に真菜夏。
「店長、今日て早帰りいってましたけ?」
「聞いてるよ。暁も抜けて真菜夏ちゃんもか~なんとかなるかな?いいよ」
「ありがとうございます」
「だけど暁抜けた分の仕事はしてもらうよ」
「はい」

帰り道、1人で歩いていると後ろから声をかけられ振り向くと
いきなり襲われて気を失っていると
「大丈夫か?」
暁の声がきこえて真菜夏を襲った犯人は暁にやられてお巡りさんが連行していくところ
「私何があったの?」
「あ~襲われてるのを俺が見つけて相手をお巡りさんに突き出したとこ」
「そうなんだ。ありがとう。でもなんで?」
「帰り道だったからたまたま」
「方向違うけど。。。」
「たまたま通っただけ」
「ほんとにごめん。ありがとう。」
「いいけどどこもいたくない?」
そこへお巡りさんが事情を聴きたいから後日警察署まで来てほしい
というのでその日は暁に送ったもらい
「じゃな」
「うんバイバイ」
家に中に入り
「真菜夏おそかったわね」
台所から母が玄関まで来て
「どうしたの?何があったの?」
なきくずれて
「お母さん私さっき襲われてバイト先の人に助けてもらったの」
「そう早く上がんなさい」
2階に上がり扉を勢いよく閉めた。


























































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